「法人カードでマイルを効率的に貯めたいけど、どのカードが一番お得なの?」
「JALマイルとANAマイル、どちらを貯めるべき?」
このような悩みを抱えている経営者・個人事業主の方は多いのではないでしょうか。出張や経費支払いで法人カードを使うなら、マイルを効率的に貯められるカードを選びたいですよね。
結論からお伝えすると、法人カードでマイルを効率的に貯めるには、貯めたいマイルの種類(JAL/ANA)と、マイル還元率の高さで選ぶことが重要です。
例えば、JALマイルなら「セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス」が還元率最大1.125%で最強クラス。ANAマイルなら「アメックスビジネスゴールド」が還元率1.0%でおすすめです。
本記事では、以下の情報を詳しく解説していきます。
この記事のポイント
- マイルが貯まるおすすめ法人カード10選(JAL/ANA別)
- 各カードの年会費・マイル還元率・移行上限を完全比較
- 法人カードでマイルを効率的に貯める3つの方法
- 個人利用の可否や会計処理など知っておくべき注意点
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【結論】マイルが貯まる法人カードおすすめ10選|比較表
まずは結論として、マイルが貯まるおすすめ法人カード10選を比較表でご紹介していきます。
| カード名 | 年会費(税込) | 対応マイル | マイル還元率 | 移行上限 | プライオリティパス |
|---|---|---|---|---|---|
| セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス | 33,000円(初年度無料) | JAL | 最大1.125% | 15万マイル/年 | ○ |
| アメックスビジネスゴールド | 49,500円 | ANA/JAL | ANA:1.0% | ANA:4万マイル/年 | × |
| ダイナースクラブ ビジネスカード | 27,500円 | ANA他複数 | 1.0% | 上限なし | ○(年10回) |
| ANA JCB法人カード(一般) | 2,475円 | ANA | 1.0% | 上限なし | × |
| JAL法人カード(普通カード) | 2,200円 | JAL | 0.5%〜1.0% | 上限なし | × |
| JCB Biz ONE(一般) | 無料 | ANA/JAL | 0.5%〜 | − | × |
| オリコEX Gold for Biz | 2,200円(初年度無料) | ANA/JAL | 0.6%〜1.1% | − | × |
| 楽天ビジネスカード | 2,200円 | ANA | 0.5% | − | ○ |
| ラグジュアリーカード ゴールド | 220,000円 | ANA/JAL | 0.9% | 上限なし | ○ |
| 三井住友カード ビジネスオーナーズ | 無料 | ANA | 0.5%〜1.5% | − | × |
この比較表を見ていただくとわかるように、マイル還元率や年会費、移行上限などはカードによって大きく異なります。ご自身の利用スタイルや貯めたいマイルに合わせて最適な1枚を選んでいただければと思います。
JAL派におすすめの法人カードTOP3
JALマイルを効率的に貯めたい方には、以下の3枚がおすすめです。JALマイレージバンクでは、マイルの貯め方や使い方が詳しく紹介されていますので、あわせてご確認ください。
第1位:セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスは、JALマイル還元率が最大1.125%と法人カード最強クラスです。年会費33,000円(税込)で初年度無料という点も魅力的ですよね。プライオリティパスも無料で付帯するため、出張が多い方にとっては年会費以上の価値があるといえるでしょう。
第2位:JAL法人カード(普通カード)は、年会費2,200円(税込)と低コストでJALマイルを直接貯められます。ショッピングマイル・プレミアム(年会費4,950円)に加入すれば還元率が1.0%にアップするため、年間利用額が多い方は加入をおすすめします。
第3位:JCB Biz ONEは、年会費無料でJALマイルにも交換できる万能カードです。Oki Dokiポイントを500ポイント=1,500JALマイルで交換できるため、年会費を抑えたい方に最適な選択肢といえるでしょう。
ANA派におすすめの法人カードTOP3
ANAマイルを効率的に貯めたい方には、以下の3枚がおすすめです。ANAマイレージクラブでは、マイルの貯め方が詳しく解説されています。
第1位:アメックスビジネスゴールドは、メタル製カードの高級感とANAマイル還元率1.0%を両立した1枚です。2025年3月のリニューアルで年会費が49,500円(税込)に値上げされましたが、最大2泊の無料宿泊特典が追加されるなど、特典もさらに充実しました。
第2位:ダイナースクラブ ビジネスカードは、ANAマイル移行上限がないという大きなメリットがあります。年会費27,500円(税込)でプライオリティパスも年10回まで無料利用できるため、年間の経費決済額が大きい法人にとっては最適な選択肢です。
第3位:ANA JCB法人カード(一般)は、年会費2,475円(税込)という低コストでANAマイル還元率1.0%を実現できます。10マイルコース(年会費5,500円)への加入が必要ですが、フライトボーナスマイル10%も付帯するため、出張で飛行機をよく利用する方におすすめです。
マイルが貯まる法人カードの選び方3つのポイント
法人カードでマイルを効率的に貯めるためには、以下の3つのポイントを押さえておくことが大切です。
各カード会社は適切な情報開示を行っていますので、公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。
ポイント①:貯めたいマイル(JAL/ANA)を先に決める
JALマイルとANAマイルは相互交換ができないため、どちらを貯めるか先に決めておくことが重要です。普段よく利用する航空会社や、行きたい旅行先のフライトスケジュールなどを考慮して選びましょう。国内線中心ならどちらでも大差ありませんが、提携航空会社の多さではANA(スターアライアンス)が優位です。
ポイント②:マイル還元率と移行上限を確認する
マイル還元率だけでなく、年間の移行上限も重要なチェックポイントです。例えば、アメックスビジネスゴールドはANAマイル還元率1.0%ですが、年間移行上限が4万マイルに設定されています。年間400万円以上の経費決済がある法人は、上限なしのカードを選んだ方がお得になる可能性があります。
ポイント③:年会費と付帯特典のバランスを見る
年会費が高いカードほど付帯特典が充実している傾向がありますが、使わない特典に年会費を払うのはもったいないですよね。出張が多い方はプライオリティパス付帯カード、接待が多い方はレストラン特典が充実したカードを選ぶなど、ご自身のビジネススタイルに合わせて選択することが大切です。
【JALマイル最強】セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスを徹底解説
JALマイルを効率的に貯めたい方に最もおすすめなのが、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードです。初年度年会費無料でプラチナカードの豪華特典を体験できる点が、多くのビジネスパーソンから支持されている理由とのことです。
ここでは、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスの基本情報から付帯特典、おすすめの人まで詳しく解説していきます。
基本情報|年会費33,000円・JALマイル還元率1.125%
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスの基本情報は以下の通りです。2025年6月に年会費が22,000円から33,000円に改定されましたが、サイバー保険やゴルファー保険が追加されるなど、特典もさらに充実しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 33,000円(税込)※初年度無料 |
| 追加カード年会費 | 3,300円(税込) |
| 国際ブランド | American Express |
| JALマイル還元率 | 最大1.125%(SAISON MILE CLUB加入時) |
| マイル移行上限 | 年間15万マイル |
| 海外旅行傷害保険 | 最高1億円 |
| 国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
特筆すべきは、JALマイル還元率が最大1.125%という点です。これは法人カードの中でもトップクラスの還元率であり、年間100万円の経費決済で最大11,250マイルが貯まる計算になります。仮に国内線の特典航空券(片道6,000マイル〜)に交換すると、年間約2回分のフライトがマイルで賄えることになりますよね。
また、初年度年会費が無料という点も見逃せません。「プラチナカードを試してみたいけど、年会費が不安…」という方でも、1年間リスクなしで特典を体験できるのは大きなメリットです。
SAISON MILE CLUBの仕組みと登録方法
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスでJALマイル還元率1.125%を実現するには、「SAISON MILE CLUB」への登録が必要です。JALマイレージバンクとの提携サービスで、年会費5,500円(税込)で自動マイル移行が可能になります。
SAISON MILE CLUBに登録すると、カード利用1,000円につき10JALマイルが自動的に貯まります。さらに、優遇サービスとして2,000円につき1永久不滅ポイントも付与されるため、合計で実質還元率1.125%相当になる仕組みです。
SAISON MILE CLUBの登録方法は非常に簡単です。カード発行後、セゾンのオンラインサービス「Netアンサー」またはスマートフォンアプリ「セゾンPortal」から申し込むことができます。登録完了月の11日以降のショッピング利用分からマイル移行が開始されますので、早めに登録しておくことをおすすめします。
なお、SAISON MILE CLUBには年間15万マイルの移行上限があります。有効期間内に上限に達した場合、次年度更新まではマイル移行が停止し、永久不滅ポイント(1,000円につき1ポイント)として貯まる仕組みになっています。
ただし、上限15万マイルに到達した場合は、翌年のSAISON MILE CLUB年会費5,500円が無料になる特典もありますよ。
プライオリティパス・コンシェルジュなど付帯特典
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスには、JALマイル以外にも魅力的な付帯特典が多数あります。プライオリティパスは、世界148カ国・1,700カ所以上の空港ラウンジが利用できるサービスで、通常年会費469米ドル(約7万円相当)のプレステージ会員資格が無料で付帯します。
特に注目したいのは、2026年現在もレストラン・リフレッシュ施設の利用が可能という点です。楽天プレミアムカードなど一部のカードでは、プライオリティパスでのレストラン特典が利用対象外となりましたが、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスでは引き続き利用可能です。
羽田空港の「グランドエール」で3,850円相当のランチビュッフェが無料で楽しめるなど、国内旅行でも十分に活用できますよ。
また、24時間365日対応のコンシェルジュサービスも付帯しています。レストランの予約や旅行の手配、チケットの手配など、さまざまなリクエストに対応してもらえるため、忙しい経営者・個人事業主にとっては時間の節約にもなります。
「招待日和」を利用すれば、高級レストランで2名以上利用時に1名分が無料になる特典もあり、接待や会食の場面でも重宝するでしょう。
その他にも、海外旅行傷害保険(最高1億円)、国内旅行傷害保険(最高5,000万円)、ショッピング安心保険(年間上限300万円)など、充実した保険が付帯しています。出張や経費での買い物が多いビジネスパーソンにとっては、安心して利用できる環境が整っているといえます。
さらに、高級ホテルの優待サービス「Tablet Plus」(年会費16,000円相当)が無料で利用できる点も見逃せません。世界中の厳選されたホテルで、部屋のアップグレードやレイトチェックアウトなどの特典を受けられるため、出張や旅行がより快適になるでしょう。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスがおすすめな人
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスは、以下のような方に特におすすめです。法人カードの年会費は事業に関連する支出として経費計上が可能ですので、実質的な負担を抑えることができます。
JALマイルを効率的に貯めたい方には、還元率1.125%という高さが魅力です。年間300万円の経費決済があれば、約33,750マイルが貯まります。これは東京〜ハワイ往復の特典航空券(40,000マイル〜)にあと一歩という金額であり、出張や経費支払いだけでマイルを貯めて、プライベートの旅行に使うということも十分可能です。
出張でラウンジをよく使う方にとっては、プライオリティパスの無料付帯は大きなメリットです。通常年会費469米ドル(約7万円)のプレステージ会員資格が付帯するため、カード年会費33,000円を差し引いても大幅にお得になります。特に国際線を利用する機会が多い方は、プライオリティパスだけで年会費の元が取れる可能性が高いでしょう。
年会費を経費計上したい個人事業主にとっては、プラチナカードとしては比較的リーズナブルな年会費設定も魅力です。33,000円という年会費は、他社のプラチナカード(10万円〜13万円程度)と比較すると非常にコストパフォーマンスが高いといえます。初年度無料で試せる点も含めて、個人事業主の方にとっては非常に始めやすいカードです。
審査に不安がある方にも、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスはおすすめです。登記簿謄本や決算書の提出が不要で、本人確認書類のみで申し込みができるため、起業直後の方や個人事業主でも比較的審査に通りやすいといわれています。
もちろん審査基準は非公開ですが、「プラチナカードは審査が厳しい」というイメージとは異なり、門戸が広いカードといえるでしょう。
【ANAマイル最強】アメックスビジネスゴールドを徹底解説
ANAマイルを効率的に貯めたい方に最もおすすめなのが、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードです。2025年3月のリニューアルで特典と年会費が改定され、さらに魅力的なカードになったとのことです。
ここでは、アメックスビジネスゴールドの基本情報から付帯特典、おすすめの人まで詳しく解説していきます。
基本情報|年会費49,500円・ANAマイル還元率1.0%
アメックスビジネスゴールドの基本情報は以下の通りです。2025年3月4日以降の申し込み分から、年会費が36,300円から49,500円に改定されました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 49,500円(税込) |
| 追加カード年会費 | 無料〜13,200円 |
| 国際ブランド | American Express |
| ANAマイル還元率 | 1.0%(メンバーシップ・リワード・プラス加入時) |
| ANAマイル移行上限 | 年間4万マイル |
| 海外旅行傷害保険 | 最高1億円 |
| 国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
アメックスビジネスゴールドの最大の特徴は、重厚感のあるメタル製カードです。ゴールドカードでありながらメタル製という高級感は、接待や会食の場面でも存在感を発揮するでしょう。ステータス性を重視するビジネスパーソンにとっては、見逃せないポイントですよね。
ANAマイル還元率は、メンバーシップ・リワード・プラス(年会費3,300円、初年度無料)に加入することで1.0%を実現できます。年間100万円の経費決済で10,000ANAマイルが貯まる計算になり、国内線の特典航空券(片道5,000マイル〜)約2回分に相当します。
メンバーシップ・リワード・プラスで還元率UP
アメックスビジネスゴールドでANAマイル還元率1.0%を実現するには、「メンバーシップ・リワード・プラス」への登録が必要です。年会費3,300円(税込)で、初年度は無料で利用できます。
メンバーシップ・リワード・プラスに登録すると、以下のメリットがあります。
まず、ポイントの有効期限が無期限になります。通常、アメックスのポイントは3年で失効しますが、このサービスに登録することで期限を気にせずポイントを貯められるようになります。法人カードは利用金額が大きくなりがちなので、ポイント失効のリスクがなくなるのは大きなメリットですよね。
次に、ANAマイルへの交換レートがアップします。通常は2,000ポイント=1,000マイルのところ、メンバーシップ・リワード・プラス登録後は1,000ポイント=1,000マイルで交換可能になります。つまり、還元率が0.5%から1.0%にアップする計算です。
また、ANAマイルへの移行にはANAコース(年会費5,500円)への登録も必要です。つまり、ANAマイル還元率1.0%を実現するためには、カード年会費49,500円+メンバーシップ・リワード・プラス3,300円+ANAコース5,500円=合計58,300円の年間コストがかかります。ただし、メンバーシップ・リワード・プラスは初年度無料のため、初年度は55,000円で済みます。
なお、ANAマイルの年間移行上限は4万マイルに設定されています。つまり、年間400万円以上の経費決済がある場合は、上限に達してしまう可能性があります。年間の利用金額が大きい法人は、移行上限がないダイナースクラブ ビジネスカードなども検討してみてください。
ビジネス・ダイニング・コレクションなど付帯特典
アメックスビジネスゴールドには、マイル還元以外にも多彩なビジネス向け特典が用意されています。アメリカン・エキスプレス公式サイトで詳細を確認することができます。
ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポンは、全国約200店舗のレストランで所定のコース料理を2名以上で利用した場合、1名分のコース料金が無料になる特典です。接待や会食が多い経営者にとっては、年会費の元を簡単に取れる魅力的な特典といえるでしょう。1回の利用で1万円〜2万円相当の節約になることも珍しくありません。
無料宿泊特典は、2025年3月のリニューアルで追加された新しい特典です。前年のカード利用金額に応じて、翌年1月に最大2泊分(年間500万円利用時)の無料宿泊予約コードがプレゼントされます。
1室2名20,000円相当の宿泊料金が無料になり、人気シティホテルをはじめとする国内300ヶ所以上のホテルから選択可能です。出張が多い方にとっては、非常に価値のある特典ですよね。
国内空港ラウンジは、国内主要14空港とハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港で無料利用が可能です。同伴者1名まで無料という点も見逃せません。ただし、プライオリティパスは付帯していないため、海外の空港ラウンジを利用したい場合は別途確認が必要です。
その他にも、JAL国内線航空券を専用サイトで24時間365日予約・発券できる「JALオンライン」の法人向けサービス「ビジネスフレックス」が年会費無料で利用可能です。出張手配の効率化に役立つでしょう。
アメックスビジネスゴールドがおすすめな人
アメックスビジネスゴールドは、以下のような方に特におすすめです。
ANAマイルを効率的に貯めたい方には、還元率1.0%という高さが魅力です。スターアライアンス加盟の提携航空会社も多いため、世界中のフライトでマイルを貯めることができます。国際線を利用する機会が多い方には、ANAマイルの方が使い勝手が良いケースも多いでしょう。
接待・会食が多い経営者にとっては、ビジネス・ダイニング・コレクションの特典が非常に価値があります。年に数回の利用だけで年会費の元が取れる可能性があり、ビジネスシーンでの付き合いが多い方には最適なカードです。メタルカードの高級感も、接待の場面では好印象を与えるでしょう。
メタルカードでステータスを重視する方にとっては、アメックスビジネスゴールドのデザイン性は大きな魅力です。ゴールドカードでありながらメタル製という仕様は、ビジネスシーンでの信頼感や存在感を演出してくれます。
起業後すぐにカードを作りたい方にもおすすめです。アメックスビジネスゴールドは、運転免許証などの本人確認書類の提出だけで申し込みが可能で、起業1年目でも審査を受けることができます。登記簿謄本や決算書の提出が不要なため、スタートアップや個人事業主でも比較的申し込みやすいカードといえるでしょう。
年会費を抑えてマイルを貯める!コスパ重視の法人カード5選
「マイルは貯めたいけど、高い年会費は払いたくない…」という方も多いのではないでしょうか。ここでは、年会費を抑えながらもマイルを効率的に貯められるコスパ重視の法人カード5選をご紹介していきます。
ANA JCB法人カード(一般)|年会費2,475円でANAマイル1.0%
ANA JCB法人カード(一般)は、年会費2,475円(税込)という低コストでANAマイル還元率1.0%を実現できる優れたカードです。ANA JCB法人カード公式サイトで詳細を確認することができます。
ANAマイル還元率1.0%を実現するには、10マイルコース(年会費5,500円・税込)への加入が必要です。これにより、カード利用1,000円につき10ANAマイルが貯まるようになります。つまり、カード年会費と10マイルコース年会費を合わせても、年間7,975円(税込)という低コストでANAマイル還元率1.0%を実現できるのです。
さらに、ANA JCB法人カードにはフライトボーナスマイル10%が付帯しています。ANAグループ便に搭乗するたびに、通常のフライトマイルに加えて10%のボーナスマイルが加算されるため、出張で飛行機をよく利用する方にはさらにお得です。例えば、東京〜大阪間のフライトで通常280マイル貯まるところ、308マイル(+28マイル)が貯まる計算になります。
また、カード入会・継続時にもらえる1,000マイルのボーナスも見逃せません。毎年継続するだけで1,000マイルが貯まるため、長く使えば使うほどお得になる仕組みです。年会費と10マイルコース年会費の合計7,975円に対して、継続ボーナス1,000マイル(約1,000円〜2,000円相当)は十分な価値があるといえるでしょう。
JAL法人カード(普通カード)|年会費2,200円でJALマイル直接付与
JAL法人カード(普通カード)は、年会費2,200円(税込)という低コストでJALマイルを直接貯められるカードです。JAL法人カード公式サイトで詳細を確認することができます。
基本のマイル還元率は0.5%(200円=1マイル)ですが、ショッピングマイル・プレミアム(年会費4,950円・税込)に加入すると、還元率が1.0%(100円=1マイル)にアップします。年間の経費決済額が50万円以上ある場合は、ショッピングマイル・プレミアムに加入した方がお得になる計算です。
JAL法人カードの最大の特徴は、マイルが直接JALマイレージバンクに貯まるという点です。他社カードのようにポイントからマイルへの交換手続きが不要なため、手間がかからず、マイル移行の漏れも防げます。「ポイントの管理が面倒」という方には、非常に使いやすいカードといえるでしょう。
また、JAL便に搭乗するたびにフライトマイル10%のボーナスが付きます。入会後初回搭乗時には1,000マイル、毎年の初回搭乗時には1,000マイルのボーナスもあるため、JAL便を定期的に利用する方にはさらにお得です。
JCB Biz ONE(一般)|年会費無料でANA・JAL両方対応
JCB Biz ONE(一般)は、年会費永年無料でANA・JAL両方のマイルに交換できる万能カードです。JCB Biz ONE公式サイトで詳細を確認することができます。
JCB Biz ONEではOki Dokiポイントが貯まり、このポイントをANAマイルまたはJALマイルに交換することができます。交換レートは、ANAマイルが500ポイント=1,500マイル、JALマイルが500ポイント=1,500マイルとなっており、実質的なマイル還元率は約0.5%です。
年会費無料でありながら、マイル還元率0.5%は決して低くありません。年間100万円の経費決済があれば、約5,000マイルが貯まる計算です。「まずは年会費をかけずにマイルを貯めてみたい」という方には、最適な入門カードといえるでしょう。
また、JCB Biz ONEは法人の本人確認書類が不要で申し込めるのも大きなメリットです。代表者の本人確認書類のみで審査を受けられるため、起業直後の法人や個人事業主でも比較的申し込みやすいカードです。審査に不安がある方にもおすすめできます。
オリコEX Gold for Biz|年会費2,200円で高還元
オリコEX Gold for Biz(オリコエグゼクティブゴールドフォービズ)は、年会費2,200円(税込)で初年度無料という低コストながら、高いポイント還元率が魅力のカードです。オリコカード公式サイトで詳細を確認することができます。
オリコEX Gold for Bizでは「暮らスマイル」というポイントが貯まり、年間の利用金額に応じてポイント還元率がアップする仕組みになっています。年間200万円以上の利用で最大2.2倍(通常0.5%→1.1%)までアップするため、経費決済額が大きい法人にとっては非常にお得です。
貯まったポイントは、ANAマイル(1,000ポイント=600マイル)またはJALマイル(1,000ポイント=500マイル)に交換可能です。最大還元率1.1%でポイントを貯め、マイルに交換すれば、実質的なマイル還元率は0.5%〜0.66%程度になります。
また、オリコEX Gold for BizにはMastercardビジネスアシストやVISAビジネスオファーといったビジネス向け優待サービスが付帯しています。福利厚生サービスやオフィス用品の割引など、経費削減に役立つ特典も充実していますよ。
三井住友カード ビジネスオーナーズ|年会費無料で最大1.5%還元
三井住友カード ビジネスオーナーズは、年会費永年無料でありながら、最大1.5%の高還元率を実現できる注目のカードです。三井住友カード公式サイトで詳細を確認することができます。
基本のポイント還元率は0.5%ですが、三井住友カード(NL)や三井住友カード ゴールド(NL)との2枚持ちで、特定の加盟店(Expedia、agoda、Hotels.comなど)での利用時に最大1.5%還元になります。出張でホテル予約サイトを利用する機会が多い方にとっては、非常にお得な仕組みです。
貯まったVポイントは、ANAマイルに1ポイント=0.6マイルで交換可能です。2枚持ちで1.5%還元を実現した場合、実質的なANAマイル還元率は0.9%に達するため、年会費無料のカードとしてはトップクラスの還元率といえるでしょう。
また、三井住友カード ビジネスオーナーズは登記簿謄本・決算書不要で申し込めるため、起業直後の法人や個人事業主でも比較的審査に通りやすいカードです。まずは年会費無料でビジネスカードを持ちたいという方には、最適な選択肢といえるでしょう。
法人カードでマイルを効率的に貯める3つの方法
法人カードでマイルを効率的に貯めるには、カード選びだけでなく、日々の使い方も重要です。ここでは、マイルを最大化するための3つの方法を詳しく解説していきます。
JALマイレージバンクやANAマイレージクラブの公式サイトでも、マイルの貯め方が詳しく紹介されていますので、あわせてご確認ください。
方法1|出張・移動は新幹線より飛行機でフライトマイルを獲得
出張や移動の際は、できるだけ飛行機を利用することで、フライトマイルとカード利用ポイントの二重取りが可能になります。特に東京〜大阪、東京〜福岡など、新幹線と飛行機の所要時間が大きく変わらないルートでは、フライトマイルを貯めるチャンスです。
例えば、東京〜福岡間のANA便(普通席)に搭乗すると、通常567マイルのフライトマイルが貯まります。ANA JCB法人カード(一般)を持っていれば、さらにフライトボーナスマイル10%(約57マイル)が加算されます。
航空券をカードで決済すれば、航空券代(往復約4万円)に対してもポイント(約400マイル相当)が貯まるため、往復で合計1,200マイル以上を獲得できる計算です。
一方、新幹線で東京〜福岡間を移動しても、マイルは一切貯まりません。所要時間や料金だけでなく、マイル獲得の観点からも移動手段を選ぶことで、年間のマイル獲得量を大幅に増やすことができるのです。
また、JAL・ANAともに法人向けの出張予約サービスを提供しています。JALの「JALオンライン」やANAの「ANA@desk」を利用すれば、出張手配の効率化とマイル獲得を両立できますよ。
方法2|経費支払いを法人カードに集約してショッピングマイルを獲得
法人カードでマイルを効率的に貯める最も簡単な方法は、あらゆる経費支払いをカードに集約することです。光熱費、通信費、広告費、仕入れ代金、オフィス家賃など、可能な限りの支払いをカード決済にすることで、ショッピングマイル(ポイント)を最大化できます。
特に以下のような経費は、カード決済に切り替えやすい項目です。
カード決済に切り替えやすい経費の例
- 電気・ガス・水道などの公共料金
- 携帯電話・インターネットなどの通信費
- 広告費(Google広告、Facebook広告など)
- サブスクリプションサービス(クラウドツール、ソフトウェアなど)
- オフィス用品・消耗品の購入費
- 接待交際費(飲食店など)
- 出張費(航空券、ホテル、レンタカーなど)
例えば、月間の経費決済額が50万円の法人がセゾンプラチナ・ビジネス・アメックス(JALマイル還元率1.125%)を利用した場合、年間600万円×1.125%=67,500JALマイルが貯まります。これは東京〜ハワイ往復の特典航空券(40,000マイル〜)を1.5回分以上取れる金額であり、経費支払いだけで海外旅行ができる計算です。
また、一部の法人カードでは税金のカード支払いにも対応しています。法人税、消費税、源泉所得税などの税金をカードで支払えば、大きなポイント獲得のチャンスになります。
ただし、税金のカード払いには決済手数料がかかる場合があるため、ポイント還元率と手数料を比較して判断することをおすすめします。
方法3|ポイントサイト・ボーナスキャンペーンを活用
法人カードを申し込む際は、入会キャンペーンを最大限に活用することで、大量のポイント(マイル)を獲得できます。多くのカード会社では、新規入会者向けに数万ポイント〜10万ポイント以上のボーナスキャンペーンを実施しています。
例えば、アメックスビジネスゴールドでは、2026年1月現在、新規入会と条件達成で合計170,000ポイント(年会費3年分相当)を獲得できるキャンペーンを実施しています。
条件は、入会後6ヶ月以内に合計200万円以上のカード利用ですが、経費決済額が大きい法人であれば十分に達成可能な金額でしょう。
また、各カード会社は定期的にポイントアップキャンペーンを実施しています。特定の加盟店での利用でポイントが2倍〜10倍になるキャンペーンや、期間限定でボーナスポイントがもらえるキャンペーンなど、こまめにチェックすることでマイル獲得量を増やせます。
カード会社のキャンペーン情報をチェックする方法
- カード会社の公式サイト・アプリ
- カード会社からのメールマガジン
- カード会社のSNSアカウント
さらに、ポイントサイト経由での申し込みも検討してみてください。一部のカードでは、ポイントサイトを経由して申し込むことで、カード会社のキャンペーンに加えて、ポイントサイトからもボーナスポイントがもらえる場合があります。
法人カードで貯めたマイルの使い方|国内・国際線別
マイルを貯めたら、次は使い方です。ここでは、法人カードで貯めたマイルの代表的な使い道を、国内線・国際線別に詳しく解説していきます。
JALマイレージバンクやANAマイレージクラブの公式サイトで、最新の必要マイル数を確認することができます。
国内線特典航空券|出張費を大幅削減
法人カードで貯めたマイルの最も一般的な使い道は、国内線特典航空券への交換です。特典航空券を利用すれば、出張の航空券代を大幅に削減できます。
JAL国内線特典航空券の必要マイル数(片道)
- 区間A(東京〜大阪など):6,000マイル〜
- 区間B(東京〜札幌、福岡など):7,500マイル〜
- 区間C(東京〜沖縄など):10,000マイル〜
ANA国内線特典航空券の必要マイル数(片道)
- 区間1(東京〜大阪など):5,000マイル〜
- 区間2(東京〜札幌など):6,000マイル〜
- 区間3(東京〜沖縄など):7,000マイル〜
例えば、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス(JALマイル還元率1.125%)で年間100万円の経費決済をすると、約11,250JALマイルが貯まります。
これは東京〜大阪の往復特典航空券(12,000マイル)にあと少しで手が届く金額です。年間200万円の経費決済があれば、約22,500マイルとなり、国内線の往復特典航空券を1〜2回分取れる計算になります。
特典航空券は、出張費の削減だけでなく、プライベート旅行にも活用できます。法人カードで貯めたマイルを使って、週末の小旅行や家族旅行を楽しむ経営者・個人事業主も多いですよね。
国際線特典航空券|ビジネスクラスでワンランク上の出張
国際線特典航空券は、マイルの価値を最大化できる使い道として知られています。特にビジネスクラスの特典航空券は、通常購入すると数十万円かかる航空券をマイルで取れるため、非常にお得です。
JAL国際線特典航空券の必要マイル数(往復)
- 東京〜ソウル:15,000マイル〜(エコノミー)
- 東京〜ハワイ:40,000マイル〜(エコノミー)、80,000マイル〜(ビジネス)
- 東京〜ニューヨーク:50,000マイル〜(エコノミー)、100,000マイル〜(ビジネス)
ANA国際線特典航空券の必要マイル数(往復)
- 東京〜ソウル:12,000マイル〜(エコノミー)
- 東京〜ハワイ:35,000マイル〜(エコノミー)、60,000マイル〜(ビジネス)
- 東京〜ニューヨーク:40,000マイル〜(エコノミー)、75,000マイル〜(ビジネス)
例えば、アメックスビジネスゴールド(ANAマイル還元率1.0%)で年間400万円の経費決済をすると、40,000ANAマイル(移行上限)が貯まります。これは東京〜ハワイのエコノミークラス往復特典航空券(35,000マイル〜)を取って、お釣りが来る金額です。
ビジネスクラスの特典航空券は、マイルの価値が最も高くなる使い方です。例えば、東京〜ニューヨークのビジネスクラス航空券は、通常購入すると往復50万円〜100万円以上かかりますが、ANAマイルなら75,000マイル〜で取れます。
1マイルあたりの価値は6円〜13円以上になる計算であり、エコノミークラス(1マイルあたり2円〜3円程度)と比較して、圧倒的にお得です。
座席アップグレード・その他の使い道
マイルは特典航空券以外にも、さまざまな使い道があります。状況に応じて最適な使い方を選ぶことで、マイルの価値を最大化できます。
座席アップグレードは、すでに購入済みの航空券のクラスを上げるサービスです。例えば、ANAでは国際線のエコノミークラスからビジネスクラスへのアップグレードが、区間によって12,000マイル〜から可能です。「航空券は会社で購入したけど、帰りはビジネスクラスでゆっくり休みたい」という場合に便利ですよね。
提携ホテルポイントへの交換も人気の使い道です。JALマイルはヒルトン・オナーズポイントやマリオット・ボンヴォイポイントに、ANAマイルはIHGホテルズポイントなどに交換できます。出張でホテルをよく利用する方は、ホテルポイントに交換して無料宿泊を狙うのも一つの方法です。
電子マネー・商品券への交換は、マイルの使い道としては効率が落ちますが、「マイルの有効期限が迫っているけど、旅行の予定がない」という場合の選択肢になります。
JALマイルはWAON、ANAマイルは楽天Edyやnanacoポイントなどに交換可能です。ただし、交換レートは1マイル=1円程度になることが多く、特典航空券と比較すると価値は低くなりますので、できれば特典航空券での利用をおすすめします。
法人カードでマイルを貯める際の5つの注意点
法人カードでマイルを効率的に貯めるためには、いくつかの注意点を知っておく必要があります。ここでは、特に重要な5つの注意点を詳しく解説していきます。
マイル移行上限に注意|年間4万〜15万マイルの壁
法人カードでマイルを貯める際に最も注意すべきなのが、マイル移行上限です。多くのカードには、年間に移行できるマイル数に上限が設定されています。
主なカードのマイル移行上限
- アメックスビジネスゴールド:年間4万ANAマイル
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス:年間15万JALマイル
- ダイナースクラブ ビジネスカード:上限なし
- ラグジュアリーカード ゴールド:上限なし
- ANA JCB法人カード:上限なし
例えば、アメックスビジネスゴールド(ANAマイル還元率1.0%)で年間500万円の経費決済をした場合、本来なら50,000マイルが貯まるはずです。
しかし、移行上限が4万マイルのため、10,000マイル分が無駄になってしまう可能性があります(正確には、上限を超えた分はポイントとして貯まり続けますが、翌年の移行上限にも影響します)。
年間の経費決済額が大きい法人は、移行上限がないカード(ダイナースクラブ ビジネスカード、ラグジュアリーカード ゴールドなど)を選ぶか、複数のカードを使い分けることを検討してみてください。
マイルの有効期限|3年で失効するケースも
マイルには有効期限があり、期限を過ぎると失効してしまいます。せっかく貯めたマイルを無駄にしないためにも、有効期限には十分注意が必要です。
主なマイルの有効期限
- JALマイル:積算日から36ヶ月後の月末で失効
- ANAマイル:積算日から36ヶ月後の月末で失効
例えば、2026年1月に貯まったJALマイルは、2029年1月末で失効します。3年間という期間は一見長いように思えますが、「いつか使おう」と思っているうちに期限が迫ってきた…というケースも少なくありません。
マイルの有効期限を延長する方法として、上級会員になるという選択肢があります。JALのJMBダイヤモンド・JGCプレミア・JGCの会員、ANAのダイヤモンド・プラチナ・ブロンズ・スーパーフライヤーズの会員は、マイルの有効期限が延長される特典があります。
また、カード会社のポイントとして貯めるという方法もあります。例えば、アメックスのメンバーシップ・リワード・プラスに登録すると、ポイントの有効期限が無期限になります。マイルへの移行タイミングを自分でコントロールできるため、有効期限を気にせずポイントを貯められますよ。
個人利用の可否|社内ルール整備が必須
法人カードで貯めたマイルを個人で利用してもよいのか、迷う方も多いのではないでしょうか。マイルの取り扱いについては社内ルールを明確にしておくことが重要です。
航空会社のマイレージプログラム規約上、マイルの所有権は搭乗者個人に帰属するとされています。つまり、法人カードで経費を支払って貯まったマイルであっても、マイレージアカウントの名義人(個人)のものになるという考え方です。
しかし、会社の経費で貯めたマイルを個人のプライベート旅行に使用することが、会社のルール上許可されているかは別の問題です。場合によっては、横領や背任とみなされるリスクもあります。
このようなリスクを避けるために、以下のような社内ルールを整備しておくことをおすすめします。
社内ルール整備のポイント
- マイルの利用用途を明確化(出張時の特典航空券にのみ使用、など)
- マイル獲得・使用の報告義務を設定
- マイルの私的利用を認める場合は、その範囲と条件を明文化
- 役員報酬・給与としての取り扱いについて税理士に確認
特に、従業員にも法人カード(追加カード)を持たせている場合は、従業員が貯めたマイルの取り扱いについても明確にしておく必要があります。
マイル移行手数料|別途費用がかかるケースも
法人カードのポイントをマイルに移行する際には、別途手数料がかかるケースがあります。マイル還元率だけでなく、移行手数料も含めた総コストを計算することが大切です。
主なマイル移行手数料
- アメックスビジネスゴールド:メンバーシップ・リワード・プラス年会費3,300円+ANAコース年会費5,500円=8,800円
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス:SAISON MILE CLUB年会費5,500円
- ANA JCB法人カード:10マイルコース年会費5,500円
- JAL法人カード:ショッピングマイル・プレミアム年会費4,950円
例えば、アメックスビジネスゴールドでANAマイル還元率1.0%を実現するには、カード年会費49,500円に加えて、移行手数料8,800円が必要です。合計58,300円の年間コストがかかる計算になります。
移行手数料を支払う価値があるかどうかは、年間のマイル獲得量によって判断しましょう。例えば、年間5,000マイルしか貯まらないのに、5,500円の移行手数料を払うのは割高です。
一方、年間40,000マイル以上貯まるのであれば、1マイルあたりの移行コストは0.14円程度となり、十分にお得といえます。
一部法人カードはマイル移行不可|ANAコーポレートカードなど
意外と知られていないのが、マイル移行ができない法人カードが存在するということです。申し込み前に、必ずマイル移行の可否を確認することが重要です。
マイル移行に制限がある法人カードの例
- ANAコーポレートカード:ポイント→マイル移行不可
- 一部の提携法人カード:マイル移行レートが不利な場合あり
特に、ANAコーポレートカードは名前に「ANA」が入っているため、マイルが貯まると勘違いしやすいのですが、カード利用で貯まるポイントはマイルに移行できません。ANAマイルを貯めたい場合は、ANA JCB法人カードやアメックスビジネスゴールドなど、別のカードを選ぶ必要があります。
申し込み前には、必ず以下の点を確認しましょう。
確認すべきポイント
- カード利用でマイル(またはマイルに交換可能なポイント)が貯まるか
- マイルへの交換レートはいくらか
- 年間のマイル移行上限はあるか
- マイル移行に別途手数料がかかるか
カード会社の公式サイトを事前に確認しておくことをおすすめします。
法人カードで貯めたマイルの会計処理
法人カードで貯めたマイルやポイントは、会計上どのように処理すればよいのでしょうか。ここでは、法人・個人事業主それぞれのケースについて、会計処理の方法を解説していきます。
法人利用時の会計処理|雑収入として計上
法人が法人カードで貯めたポイントやマイルを利用した場合、原則として雑収入として計上する必要があります。ポイントを使って経費を支払った場合、その分が収入として認識されるという考え方です。
マイルを利用した場合の仕訳例
例:貯めたマイル(10,000マイル=15,000円相当)で出張の航空券を購入した場合
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 旅費交通費 | 15,000円 | 雑収入 | 15,000円 |
または、旅費交通費を減額処理する方法もあります。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 旅費交通費 | 0円 | − | − |
どちらの処理方法が適切かは、会社の経理方針や税理士の見解によって異なります。マイルの金額的重要性が高い場合は、税理士に相談して適切な処理方法を確認することをおすすめします。
なお、ポイントやマイルを取得した時点では、原則として会計処理は不要です。実際に利用した時点で収入として認識する考え方が一般的です。ただし、金額が大きい場合や、会社の経理方針によっては、取得時点で資産計上するケースもあります。
個人事業主の場合|事業利用なら経費計上可
個人事業主が法人カード(ビジネスカード)で貯めたマイルを事業用の出張に使用した場合、基本的には法人と同様の考え方になります。税理士に相談して適切な処理を行いましょう。
個人事業主のマイル利用時の処理
- 事業用の出張でマイルを利用:雑収入として計上、または旅費交通費を減額
- プライベートの旅行でマイルを利用:会計処理不要(事業所得に影響なし)
また、個人事業主の場合、法人カードの年会費は事業に関連する支出として経費計上が可能です。例えば、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスの年会費33,000円は、「支払手数料」や「諸会費」などの勘定科目で経費に計上できます。
法人カード年会費の仕訳例
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 支払手数料 | 33,000円 | 普通預金 | 33,000円 |
ただし、法人カードをプライベートでも使用している場合は、事業使用割合に応じて按分する必要があります。事業使用割合が80%であれば、年会費33,000円×80%=26,400円が経費計上可能な金額となります。
会計処理の詳細については、freeeやマネーフォワードなどの会計ソフトのヘルプページも参考になりますよ。不明な点は税理士に確認することをおすすめします。
よくある質問(FAQ)
ここでは、法人カードでマイルを貯める際によく寄せられる質問にお答えしていきます。
Q1. 法人カードで貯めたマイルは個人で使っても良いですか?
A: 航空会社のマイレージプログラム規約上、マイルの所有権は個人に帰属します。ただし、会社の経費で貯めたマイルを個人で使用することについては、社内ルールを明確にしておくことが重要です。
横領や背任とみなされるリスクを避けるために、「出張時の特典航空券にのみ使用」など具体的なルールを設けることをおすすめします。税務上の取り扱いについては、税理士に確認してください。
Q2. JALとANA、どちらのマイルを貯めるべきですか?
A: よく利用する路線や空港で選ぶのがおすすめです。国内線中心ならJAL・ANAどちらでも大差ありませんが、提携航空会社の多さではANA(スターアライアンス)が優位です。
ハワイ路線ならJAL(直行便が多い)、アジア路線ならANA(提携航空会社が多い)など、行き先で選ぶのも一つの方法です。最寄りの空港にどちらの便が多いかも判断材料になります。
Q3. 法人カードでマイルを貯めるデメリットはありますか?
A: 主なデメリットは「マイル移行上限がある」「移行手数料がかかる場合がある」「マイルの有効期限がある」の3点です。年間の経費決済額が大きい法人は、移行上限を超えてしまう可能性があるため、上限なしのカード(ダイナースクラブ ビジネスカードなど)を選ぶことをおすすめします。また、マイルの有効期限(JAL・ANAともに3年)にも注意が必要です。
Q4. 個人事業主でも法人カードは作れますか?
A: はい、多くの法人カードは個人事業主でも申し込み可能です。セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスやアメックスビジネスゴールドは、開業届を出していれば申込可能で、登記簿謄本や決算書の提出が不要なケースがほとんどです。
「ビジネスカード」「法人カード」という名称でも、個人事業主・フリーランスが申し込めるカードは多いので、公式サイトで申込条件を確認してみてください。
Q5. 追加カードで貯めたマイルはどうなりますか?
A: 追加カード(従業員カード)でカード決済によって貯まるポイントは、通常、本会員のアカウントに集約されます。ただし、フライトマイルは搭乗者個人のマイレージアカウントに付与されるため、法人として一括管理することはできません。従業員が出張で貯めたフライトマイルの取り扱いについては、社内ルールで明確にしておくことをおすすめします。
Q6. マイルが貯まる法人カードの審査は厳しいですか?
A: カードによって異なりますが、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスやアメックスビジネスゴールドは、比較的審査が柔軟で、設立1年未満の法人や個人事業主でも発行実績があります。
申込時に登記簿謄本や決算書が不要なカードを選ぶと、審査のハードルが下がります。JCB Biz ONEや三井住友カード ビジネスオーナーズなど、年会費無料のカードは比較的審査に通りやすい傾向があります。
まとめ|目的別おすすめ法人カード
最後に、目的別のおすすめ法人カードを整理しておきます。ご自身のビジネススタイルや貯めたいマイルに合わせて、最適な1枚を選んでくださいね。
目的別おすすめカード
JALマイルを効率的に貯めたい方 → セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス
- 年会費33,000円(税込)※初年度無料
- JALマイル還元率最大1.125%(法人カード最強クラス)
- プライオリティパス・24時間コンシェルジュ付帯
- セゾンカード公式サイト
ANAマイルを効率的に貯めたい方 → アメックスビジネスゴールド
- 年会費49,500円(税込)
- ANAマイル還元率1.0%
- メタルカード・最大2泊の無料宿泊特典・レストラン特典充実
- アメリカン・エキスプレス公式サイト
年会費を抑えたい方 → JCB Biz ONE / 三井住友カード ビジネスオーナーズ
- 年会費永年無料
- ANA・JAL両方に対応
- 登記簿謄本・決算書不要で審査ハードル低め
- JCB Biz ONE公式サイト / 三井住友カード公式サイト
移行上限なしでマイルを貯めたい方 → ダイナースクラブ ビジネスカード
- 年会費27,500円(税込)
- ANAマイル還元率1.0%
- マイル移行上限なし・ポイント有効期限なし
- プライオリティパス(年10回まで)付帯
- ダイナースクラブ公式サイト
マイルが貯まる法人カード選びの3つのポイント
- 貯めたいマイル(JAL/ANA)を先に決める → JALマイルならセゾンプラチナ・ビジネス、ANAマイルならアメックスビジネスゴールドが最強
- マイル還元率と移行上限を確認 → 還元率だけでなく、年間の移行上限もチェック(年間経費決済額が大きい法人は上限なしカードがおすすめ)
- 年会費と付帯特典のバランス → 出張が多いならプライオリティパス付帯カードがお得、接待が多いならレストラン特典充実カードがお得
法人カードは、経費管理の効率化だけでなく、マイルを貯めて出張費を削減したり、プライベート旅行に活用したりと、さまざまなメリットがあります。この記事を参考に、あなたのビジネスに最適な1枚を見つけてくださいね。
プライオリティパスの詳細については、プライオリティパス付帯のおすすめクレジットカード10選も参考になりますよ。




