初めてのバリ島旅行で必要なものは？服装・ビザ・便利グッズまでこれ1記事でOK

大学生の卒業旅行や長期休みには、海外旅行を計画する方も多いのではないでしょうか。行き先の候補として、マリーナベイサンズが象徴的なシンガポール観光を思い浮かべるかもしれませんね。シンガポール旅行の費用を調べると、学生向けのホテルを探したり、3泊4日や2泊3日の予算、物価などを比較検討したりすると思います。安い時期を狙って、豪華なマリーナベイサンズに泊まるツアーも魅力的です。

しかし、同じアジアの楽園でありながら、また違った魅力を持つ「神々の島」バリ島への旅行はいかがでしょうか。手つかずの自然、独自の文化、そして比較的物価が安く費用を抑えやすいバリ島は、学生旅行にもぴったりの場所です。

そんな魅力あふれるバリ島への旅行が決まったら、次に気になるのは「何を持っていけばいいの？」ということではないでしょうか。海外旅行ならではの必需品はもちろん、バリ島の気候や文化に合わせた特別な持ち物も必要になります。

この記事では、「バリ島旅行に必要なもの」をテーマに、出発前に絶対に準備すべき必須アイテムから、あると格段に旅行が快適になる便利グッズ、そして最新の入国手続きまで、あらゆる情報を網羅的に解説します。これを読めば、初めてのバリ島旅行でも安心して準備を進められます。さあ、完璧な持ち物リストで、最高のバリ島旅行を実現させましょう。

バリ島旅行で必要なもの【必須アイテムと入国手続き編】

バリ島への旅行が決まると心躍る一方で、何から準備すれば良いのか、特に海外旅行が初めての方は不安に感じるかもしれません。しかし、事前に必要なものをしっかりと把握し、準備を整えれば何も心配することはありません。この章では、バリ島旅行において「これだけは絶対に忘れてはいけない」という必須アイテムと、渡航前に済ませておくべき入国手続きについて詳しく解説します。これらを読めば、安心して出発の準備を進められるはずです。

• •パスポートや航空券など忘れたら出国できない必須の持ち物
• •【2025年最新】バリ島旅行の入国手続きとビザ（e-VOA）の申請について
• •バリ島入国で必要な健康申告（SATUSEHAT Health Pass）の登録方法
• •バリ島で新しく導入された観光税とは？支払い方法を解説
• •現金はいくら必要？クレジットカードや両替の注意点
• •事前に確認！バリ島への持ち込み禁止・制限されているもの

パスポートや航空券など忘れたら出国できない必須の持ち物

バリ島旅行の準備において、最も重要で絶対に忘れてはならないものがパスポートと航空券です。これらがなければ、そもそも日本から出国することすらできません。

パスポートについては、ただ持っているだけでは不十分な場合があります。インドネシアへ入国するためには、パスポートの残存有効期間が6ヶ月以上、さらに査証（ビザ）欄の空白ページが連続で3ページ以上必要です。出発前に必ずご自身のパスポートを確認し、条件を満たしていない場合は更新手続きを行いましょう。また、万が一の紛失や盗難に備えて、顔写真のページをコピーしたものや、スマートフォンにデータを保存しておくと、再発行手続きなどがスムーズに進むため安心です。

航空券は、現在Eチケットが主流です。航空会社から送られてくる予約確認メールなどを印刷しておくか、すぐにスマートフォンで表示できるように準備しておきましょう。入国審査の際に、帰国便の航空券の提示を求められることがあるため、往復分をまとめて管理しておくことをおすすめします。

【2025年最新】バリ島旅行の入国手続きとビザ（e-VOA）の申請について

2025年現在、観光目的でバリ島に30日以内で滞在する場合、到着ビザ（VOA: Visa on Arrival）の取得が必須です。このVOAは、バリ島の空港に到着してからカウンターで申請・支払いを行うことも可能ですが、混雑緩和と手続きの円滑化のために、オンラインで事前に申請・取得できる「e-VOA」の利用が強く推奨されています。

e-VOAの申請は、インドネシアの公式サイトから行えますが、入力ミスなどがあるとトラブルの原因になりかねません。もしオンラインでの手続きに不安を感じる方は、無理をせず到着時に空港のVOAカウンターで直接申請するのも一つの方法です。

さらに、バリ島入国に際しては「電子税関申告（e-CD）」の事前登録も必要となります。これは、以前機内で配布されていた紙の税関申告書に代わるものです。到着予定日の3日前から公式サイトで入力が可能で、登録後に発行されるQRコードをスクリーンショットなどで保存し、入国時に税関で提示します。クレジットカード情報を求めてくるサイトは偽サイトですので、十分に注意してください。

バリ島入国で必要な健康申告（SATUSEHAT Health Pass）の登録方法

インドネシア政府は、エムポックス（旧称：サル痘）の流入を防ぐため、2024年8月29日より新たな水際対策を導入しました。これにより、インドネシアへ入国するすべての渡航者は「SATUSEHAT Health Pass」への電子自己申告が義務付けられています。

この手続きは、以前コロナ禍で使用されていたアプリとは異なり、専用のウェブサイトから行います。申告フォームには氏名や渡航情報、健康状態などを入力します。ここで注意したいのは、申告情報として飛行機の座席番号が必要になる点です。そのため、登録は日本を出発する空港でチェックインを済ませ、座席番号が確定した後にご自身のスマートフォンなどで行ってください。

入力が完了するとQRコードが表示されるので、それをスクリーンショットまたはプリントアウトして保存します。バリ島の空港に到着した際、検疫で提示を求められることがあるので、すぐに出せるように準備しておきましょう。この申告は、小さなお子様も含めて渡航者一人ひとりに必要です。

バリ島で新しく導入された観光税とは？支払い方法を解説

バリ州政府は、島の文化と自然環境を保護することを目的として、2024年2月14日からバリ島を訪れるすべての外国人観光客に対して「観光税」の徴収を開始しました。金額は1人あたり150,000ルピアです。この支払いは、インドネシアを出国するまでに1回行う必要があります。

支払い方法として最も推奨されているのは、バリ島への出発前にオンライン決済システム「Love Bali」を利用する方法です。公式サイトにアクセスし、クレジットカードなどで事前に支払いを済ませておくと、到着後がスムーズです。支払い後、QRコード付きの支払証明書「レヴィ・バウチャー」がメールで送られてくるので、大切に保管してください。

もちろん、オンラインでの支払いが難しい場合でも、バリ島のングラライ国際空港の到着ロビーに設置されたカウンターで支払うことが可能です。このカウンターでは、ルピア現金での支払いにも対応しています。観光税は、バリの美しい文化や自然を守るための大切な財源となります。観光地のウルワツ寺院などで支払証明の確認が行われることもあるため、忘れずに手続きを済ませましょう。

現金はいくら必要？クレジットカードや両替の注意点

バリ島旅行では、現金とクレジットカードを賢く使い分けるのがおすすめです。まず現金ですが、2泊3日程度の短期旅行であれば、日本円で3万円から5万円程度を目安に用意しておくと良いでしょう。タクシーの支払いやローカルな市場、屋台での買い物など、クレジットカードが使えない場面で現地通貨のルピアが必要になります。

両替に関しては、日本の空港でも可能ですが、一般的にはバリ島に到着してから現地で行う方がレートが良いとされています。ングラライ国際空港の到着ロビーや、街中にある政府公認の両替所は比較的信頼できます。ただし、街中の小さな両替所の中には、レートをごまかすなどの詐欺行為を働く場所も存在するため、利用する際は事前に評判を確認するなど注意が必要です。

一方で、ホテルやレストラン、ショッピングモールなど、観光客が多く利用する施設のほとんどでクレジットカードが利用できます。特に「VISA」と「Mastercard」は通用度が高く、一枚持っていると非常に便利です。海外旅行におすすめのクレジットカードを選んで、高額な支払いはクレジットカードに任せることで、多額の現金を持ち歩くリスクを減らすことができます。

事前に確認！バリ島への持ち込み禁止・制限されているもの

海外旅行では、訪問国のルールに従い、持ち込みが禁止または制限されている品目を事前に把握しておくことが、無用なトラブルを避けるために非常に重要です。インドネシア、バリ島も例外ではありません。

当然ながら、麻薬や向精神薬、武器、ポルノ関連品などの持ち込みは厳しく禁止されています。これらに加えて、個人で使用する目的であっても、持ち込める量に制限が設けられているものがあります。例えば、アルコール飲料は21歳以上で1人1リットルまで、たばこは紙巻きたばこ200本、または葉巻25本までと定められています。これらの免税範囲を超える分については、没収または課税の対象となります。

また、現地通貨・外貨を問わず、1億ルピア（相当額）以上の現金を申告なしに持ち込むことはできません。短期の観光旅行であればあまり心配する必要はありませんが、念のため覚えておきましょう。

これらのルールを守り、スムーズな入国を心がけましょう。

バリ島旅行で必要なもの【シーン別便利グッズと持ち物リスト編】

パスポートやお金など、絶対に必要なものの準備ができたら、次はバリ島での滞在をより快適で楽しいものにするための便利グッズを揃えていきましょう。バリ島は日本とは気候や文化、衛生環境が異なります。そのため、現地の状況を想定した持ち物を準備することが、旅の満足度を大きく左右します。この章では、服装や日焼け対策、衛生用品から子連れ旅行に役立つアイテムまで、様々なシーンに合わせた便利な持ち物をご紹介します。

• •服装は夏物でOK！寺院観光や気温差対策に便利な羽織もの
• •【女子旅】日焼け止めや化粧品、あると便利な美容グッズ
• •虫除けスプレーや飲み慣れている薬は持っていくべき？
• •【子連れ向け】おむつやミルクなど子供とバリ島へ行く際の持ち物
• •スマホの充電は？変換プラグや海外用Wi-Fiなど通信関連アイテム
• •買い物を満喫したいならエコバッグを持参しよう
• •【保存版】バリ島旅行の持ち物チェックリストで忘れ物を防ごう！

服装は夏物でOK！寺院観光や気温差対策に便利な羽織もの

バリ島の気候は一年を通して温暖で、年間の平均気温は約28℃です。したがって、基本的には日本の夏に着るような服装、例えばTシャツやワンピース、ショートパンツなどで快適に過ごすことができます。

ただ、一枚だけ薄手の羽織るものを持っていくことを強くおすすめします。バリ島には乾季（4月〜10月頃）と雨季（11月〜3月頃）があり、特に乾季は湿度が低く、朝晩は少し肌寒く感じることがあります。また、ショッピングモールやレストランなどの屋内は冷房が強く効いていることが多いため、体温調節にカーディガンやパーカーが一枚あると非常に重宝します。

さらに、バリ島観光のハイライトの一つである寺院巡りでは、服装にマナーが求められます。寺院は神聖な場所であるため、肩や膝の露出は避けるのが礼儀です。タンクトップやショートパンツで訪れることはできません。このとき、持参した羽織ものや、ストール（サロン）を腰に巻くことで肌の露出を抑えることができます。多くの寺院ではサロンの貸し出しもありますが、自分のお気に入りの一枚を持っていくと良いでしょう。

【女子旅】日焼け止めや化粧品、あると便利な美容グッズ

赤道に近いバリ島の日差しは、日本のそれとは比べ物にならないほど強力です。そのため、女子旅に限らず日焼け対策は最も重要な準備の一つと言えるでしょう。SPFやPAの数値が高い日焼け止めは必須アイテムです。特に海やプールで遊ぶ予定があるなら、ウォータープルーフタイプを選びましょう。現地でも購入できますが、肌に合わなかったり、日本製品より割高だったりすることがあるため、普段から使い慣れたものを持参するのが安心です。

また、日焼け止めだけでなく、UVカット機能のあるサングラスや帽子、日傘なども併せて活用すると、より効果的に紫外線を防ぐことができます。

化粧品やスキンケア用品も、やはり使い慣れたものをトラベルサイズの容器に移し替えて持参するのがおすすめです。バリ島の強い日差しや潮風は、思った以上に髪や肌にダメージを与えます。洗い流さないトリートメントや、保湿効果の高いフェイスパックなどがあると、一日の終わりにしっかりとケアができて良いコンディションを保てます。

虫除けスプレーや飲み慣れている薬は持っていくべき？

はい、虫除けスプレーと普段から飲み慣れている薬は、ぜひ持っていくべきです。バリ島は熱帯気候のため、基本的に一年中蚊がいます。特に雨季や、屋外のレストラン、自然豊かなウブドエリアなどでは蚊に刺される機会が多くなります。デング熱などの感染症のリスクを避けるためにも、虫除けスプレーは必須と言えるでしょう。肌に塗るタイプや、空間にスプレーするタイプなどを準備していくと安心です。

また、海外旅行では環境の変化や慣れない食事で体調を崩してしまうことも少なくありません。水道水は飲まず、ミネラルウォーターを利用するのはもちろんですが、それでもお腹の調子が悪くなることがあります。そんな時のために、飲み慣れている胃腸薬や下痢止め、頭痛薬などの常備薬を持参すると、いざという時に心強いです。絆創膏や消毒液なども少しあると、軽い怪我をした際に役立ちます。持病がある方は、必ず日数分プラスアルファの薬を持参するようにしてください。

【子連れ向け】おむつやミルクなど子供とバリ島へ行く際の持ち物

お子様連れのバリ島旅行は、大人だけの旅行とはまた違った準備が必要です。特に小さなお子様がいる場合、使い慣れたものが一番安心できるため、日本からの持参をおすすめします。

おむつやウェットタイプのおしりふきは、現地でも購入可能ですが、品質が日本のものと異なり、お子様の肌に合わずにかぶれてしまう可能性があります。滞在日数分を少し多めにスーツケースに入れていきましょう。衣類用の圧縮袋を使うとかさばらずに済みます。

粉ミルクも同様に、赤ちゃんが飲み慣れたものを必要量持参するのが最善です。哺乳瓶を消毒するためのグッズも忘れずに。離乳食も、レトルトパウチのものなどをいくつか持っていくと、現地の食事が合わなかった時に重宝します。お子様が好きなおやつも、ぐずってしまった時などのために少し持っていくと良いでしょう。

その他、万が一の病気や怪我に備えて、母子健康手帳のコピーや子供用の常備薬、体温計などがあると安心です。

スマホの充電は？変換プラグや海外用Wi-Fiなど通信関連アイテム

現代の旅行に欠かせないスマートフォンやカメラ。これらの電子機器をバリ島で使用するためには、電圧とコンセントの形状について知っておく必要があります。日本の電圧が100Vであるのに対し、バリ島は220Vと高くなっています。コンセントの形状も、日本はAタイプですが、バリ島では丸いピンが2本出ているCタイプが主流です。

電圧と変換プラグについて

最近のスマートフォンやノートパソコンの充電器は、100Vから240Vまで対応している「海外対応」のものがほとんどです。お持ちの充電器に「INPUT: 100-240V」といった記載があれば、変圧器は必要ありません。ただし、コンセントの形状が違うため、日本のプラグをCタイプに変換するための「変換プラグ」は必須です。ホテルによっては貸し出しサービスがある場合もありますが、数に限りがあるため、日本で数百円で購入して持っていくのが確実です。ドライヤーなど、消費電力の大きい電化製品で海外対応でないものを使いたい場合は、別途変圧器が必要になります。

通信手段について

バリ島のホテルやカフェではフリーWi-Fiが利用できる場所が多いですが、通信が不安定であったり、セキュリティ面に不安が残ったりします。地図アプリの使用やお店の検索など、外出先でも快適にインターネットを使いたい場合は、通信手段を確保しておくのがおすすめです。主な方法としては、日本で海外用のWi-Fiルーターをレンタルしていくか、現地で旅行者向けのSIMカードを購入する方法があります。初めてのバリ島でSIMカードの契約が不安な方は、日本の空港で手軽にレンタルできるWi-Fiルーターが簡単で確実でしょう。

買い物を満喫したいならエコバッグを持参しよう

バリ島でショッピングを楽しみたいと考えているなら、エコバッグは忘れずに持っていきたいアイテムの一つです。その理由は、バリ州では環境保護の観点から、法律でプラスチック製のレジ袋の使用を全面的に禁止しているからです。

この取り組みは、スーパーマーケットやコンビニエンスストアはもちろん、お土産物屋さんやブティックなど、あらゆる店舗で徹底されています。そのため、買い物をしても商品を入れる袋をもらうことができません。

もちろん、エコバッグを忘れてしまっても、多くの店で布製のおしゃれなバッグなどを販売しているので、それを購入することもできます。バリらしいデザインのものをお土産として買うのも良い記念になります。しかし、持参すれば余計な出費を抑えられますし、たくさん買い物をして荷物が増えた際にも、大きめのエコバッグがあれば商品を一つにまとめることができて便利です。小さく折りたためるタイプをいくつかカバンに忍ばせておきましょう。パッキング術については目的地別の持ち物リストも参考になります。

【保存版】バリ島旅行の持ち物チェックリストで忘れ物を防ごう！

ここまでバリ島旅行に必要なもの、あると便利なものを紹介してきました。最後に、出発前の最終確認に役立つ持ち物チェックリストをまとめます。必須アイテムから便利グッズまでを一覧にしましたので、荷造りの際にぜひご活用ください。忘れ物がないか、一つひとつチェックしながら準備を進めることで、安心してバリ島へ出発できるはずです。

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