空港でエポスカードを使う前に。ラウンジへ持っていくものと利用条件
- 空港ラウンジでは、何を提示すればいい?
- 一般・ゴールド・プラチナで使える特典は違う?
- 家族や友人も無料で入れる?
エポスカードの一般カードには空港ラウンジの無料特典がありません。ゴールドは対象ラウンジで本人が無料、プラチナはカード提示の対象ラウンジで同伴者1名まで無料です。ただし、プラチナに付くプライオリティ・パスを使う場合、同伴者は有料です。受付で提示するものによって、同じ2人旅でも料金が変わります。
対象施設は入れ替わるため、手持ちのカードに加えて「利用する空港とターミナル」「一緒に入る人数」を合わせて考えると、当日の使い方まで決められます。以下は2026年9月8日に公式案内を確認した内容です。
無料で持てる海外旅行保険。エポスカードで、病気・ケガや盗難に備えよう

エポスカード
年会費永年無料・保険料0円。対象の旅行代金をエポスカードで支払うと、海外での病気・ケガや持ち物の盗難に備えられます。
渡航先への航空券や、空港へ向かう電車・バスなどの料金をエポスカードで支払うと、会員本人の海外旅行傷害保険が適用されます。旅行用の支払いカードと、治療費・盗難への備えを一緒に用意できます。
- 病気の治療費は270万円、ケガは200万円まで。
病気は1疾病、ケガは1事故ごとの上限です。
旅先で受診したときの費用に備えられ、海外から保険の窓口にも相談できます。 - iPhoneなどのスマホや、財布本体の盗難も補償対象です。
携行品損害は1旅行・保険期間中20万円まで、1品10万円まで(1事故につき自己負担3,000円)。
補償額は時価額をもとに決まります。
紛失・置き忘れ、現金・クレジットカードは対象外です。 - 現金が必要なときは、海外ATMで現地通貨を用意できます。
Visa・PLUS対応ATMで、キャッシングのご利用可能額の範囲内で借りられます。
キャッシング枠の設定と、カード・暗証番号が必要です。
借入れなので、利息(実質年率18.0%)とATM手数料(1万円以下110円、1万円超220円/件・税込)がかかります。
保険は対象の支払いが必要な「利用付帯」で、個人手配のホテル代だけでは適用されません。補償されるのはカード会員本人で、カードを持たない同行家族は対象外です。カード発行日の翌日以降に出発する旅行が対象となり、補償期間は支払うタイミングにより異なります(最長90日間・旅行期間中)。詳しい適用条件は、下の公式案内で確認できます。
海外旅行傷害保険の適用条件・補償内容
スマホ・財布の盗難補償(公式FAQ)
海外キャッシングの使い方・利息・ATM手数料

セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス
出張や旅行の準備と、経費の支払いをまとめて考えたい方へ。
初年度の年会費は無料。次年度以降は33,000円(税込)です。旅行時の補償やラウンジなど、年会費に見合う特典を使えるか確認して選びましょう。
- 海外旅行傷害保険が付帯します。対象の旅行代金を支払う「利用付帯」です。
- プライオリティ・パスへの登録で、対象の空港ラウンジを利用できます。
- 個人事業主や会社員の方も申込対象です。発行には所定の審査があります。
保険の適用条件や補償対象、プライオリティ・パスの登録方法・対象施設は公式案内をご確認ください。追加カード会員は海外旅行傷害保険の補償対象ではありません。
一般カードとゴールド、プラチナのラウンジ特典の違い
すでにゴールドを持っていて、本人だけで対象ラウンジを利用するなら、ラウンジのためにカードを切り替える必要はありません。プラチナを検討する意味が出てくるのは、同伴者無料の対象施設を使う場合や、プライオリティ・パスで旅先の選択肢を増やしたい場合です。
| カード | エポスカード提示の対象ラウンジ | プライオリティ・パス |
|---|---|---|
| エポスカード(一般) | 無料特典なし | 付帯なし |
| エポスゴールドカード | 本人無料。同伴者は施設所定料金 | 付帯なし |
| エポスプラチナカード | 本人と同伴者1名無料。対象施設の条件に従う | 別途申込みで利用可能。同伴者は有料 |
出典:エポスゴールドカードの特典、エポスプラチナカードの特典。
カードを提示して入るカードラウンジは、休憩席やソフトドリンクを利用するための施設です。食事やアルコール、シャワーまで無料とは限りません。たとえば成田のIASS Executive Loungeはアルコールが1人1杯まで無料ですが、羽田のPOWER LOUNGEはソフトドリンクが中心です。空港で食事を済ませる予定なら、ラウンジに入れることと食事が付くことを分けておくと予定を組みやすくなります。
出典:IASSの成田空港ラウンジ案内、羽田空港のカードラウンジ案内。
エポスカードで利用できる国内空港ラウンジ
エポスの国内案内には16空港へのリンクがありますが、関西国際空港の欄は旧ラウンジの営業終了案内です。営業中の対象施設が掲載されている空港は、関空を除いた15空港として整理しました。空港名が一覧に残っているだけで、無料利用できると判断しないことが大切です。
次の表は、エポスカード提示での対象施設です。プライオリティ・パスの対象一覧とは別になります。
| 空港 | 対象ラウンジ | 場所の目安 |
|---|---|---|
| 羽田 | 第1ターミナルのPOWER LOUNGE SOUTH/NORTH/CENTRAL、第2ターミナルのエアポートラウンジ(南)/POWER LOUNGE NORTH/CENTRAL、第3ターミナルのSKY LOUNGE | 施設により保安検査の前後が異なる |
| 成田 | IASS Executive Lounge 1、2 | 第1ターミナル5階/第2ターミナル4階。出国手続き前 |
| 新千歳 | スーパーラウンジ、スーパーラウンジ アネックス | 国内線3階/4階。保安検査前 |
| 函館 | ビジネスラウンジ A Spring. | 国内線2階。保安検査前 |
| 中部国際 | 第2プレミアムラウンジセントレア | 3階。保安検査前 |
| 大阪国際(伊丹) | ラウンジオーサカ | 中央ブロック3階。保安検査前 |
| 神戸 | ラウンジ神戸 | 2階搭乗待合室。保安検査後 |
| 広島 | Hiroshima Airport Lounge ~Yamanami Villa~ | 国内線搭乗待合室3階。保安検査後 |
| 松山 | ビジネスラウンジ、スカイラウンジ | 2階/3階。保安検査前 |
| 福岡 | ラウンジTIME/ノース、ラウンジTIMEインターナショナル | 国内線1階の保安検査前/国際線3階の出国検査後 |
| 長崎 | ビジネスラウンジ アザレア | 2階出発ロビー。保安検査前 |
| 阿蘇くまもと | ラウンジ「ASO」 | 保安検査後 |
| 大分 | ラウンジ くにさき | 国内線2階搭乗待合室。保安検査後 |
| 鹿児島 | スカイラウンジ菜の花 | 国内線2階。保安検査前 |
| 那覇 | ラウンジ華 | 国内線1階。保安検査前 |
出典:エポスカードの国内空港ラウンジサービス。15空港は同ページの営業終了案内を除いて編集部が集計した数です。営業時間、臨時休業、利用できるエリアは施設ごとに異なります。
羽田はターミナルとラウンジ名まで合わせる
羽田の第1、第2ターミナルでは、保安検査前にある「CENTRAL」と、国内線の出発ゲート側にあるラウンジを使い分けます。国際線の搭乗券を持っていても、国内線専用の出発ゲートエリアへ自由に入れるわけではありません。
第3ターミナルでエポスカード提示の対象として案内されているのはSKY LOUNGEです。一方、SKY LOUNGE SOUTHはプライオリティ・パスで利用する施設として営業しています。エポスの案内にある2024年4月25日のサービス終了は、施設そのものがなくなったという意味で読まないようにします。
羽田の公式案内では、SKY LOUNGEもSKY LOUNGE SOUTHも利用時間は最大3時間です。プラチナを持っていても、どちらに入るかで提示する会員証と同伴者の扱いが変わります。出典:羽田空港のラウンジ別利用条件。
成田は出国手続きの前に利用する
エポスカード提示で使う成田のIASS Executive Lounge 1、2は、どちらも出国手続き前にあります。チェックインを済ませて立ち寄り、その後に保安検査と出国審査へ進む順番です。
営業時間は両施設とも7時から21時。第3ターミナル出発便を使う場合も、ラウンジのある第2ターミナルからの移動を旅程に含める必要があります。出国後のIASS Superior Loungeと名前が似ていますが、同じ入場資格で使えると考えないようにします。出典:IASS Executive Lounge 1、2の施設案内。
関空の旧3施設は営業終了
関空の「六甲」「金剛」「アネックス六甲」は2026年3月31日に閉店しました。4月1日にはNORTH LOUNGEが開業していますが、新施設ができたことと、エポスカードで無料利用できることは別の条件です。
確認時点のエポス国内案内では、関空の欄に旧施設の終了が記載され、新施設を対象として案内していません。そのため、この表には無料利用先として含めていません。関空を使う予定なら、現在持っているカードやプライオリティ・パスの対象施設から候補を選ぶことになります。出典:関西国際空港のカード会社メンバーズラウンジ案内。
海外ではどのラウンジが使える?
ゴールドの海外特典として掲載されているのはハワイの2拠点です。ただし、そのうち空港内にあるのは1拠点で、もう1拠点はワイキキの市街地にあります。「海外の空港ラウンジが2か所」と覚えると、使う場面を取り違えてしまいます。
| 施設 | 場所 | 使う場面 |
|---|---|---|
| IASS Hawaii Lounge | ダニエル・K・イノウエ国際空港ターミナル2、1階ガーデンコート | フライト前の休憩 |
| ホノルルラウンジ | ワイキキショッピングプラザ2階 | 市街地での休憩や手荷物の一時預かり |
ホノルルラウンジの同伴者料金は無料と案内されています。空港内のIASS Hawaii Loungeはゴールドの同伴者が有料、プラチナは同伴者1名まで無料です。対象の場所と条件はエポスの海外空港とトラベルラウンジ案内で確認できます。
ハワイ以外の海外ラウンジとプライオリティ・パス
プラチナ会員は、エポスNetから別途申し込むとプライオリティ・パスを利用できます。エポスの公式案内では世界1,800か所以上の空港ラウンジが対象ですが、旅行する空港の全ラウンジに入れるという意味ではありません。利用するターミナル内に対象施設があり、搭乗時刻に合う営業時間かまで見ると、自分の旅行で使えるかが分かります。
申込みはエポスNetの「各種申込み」から、プラチナ専用の案内を経由します。プライオリティ・パスの一般向けサイトから直接入会すると有料になるため、入口を間違えないことが必要です。エポスの案内では申込当日から利用でき、デジタル会員証の有効期限は申込日から1年間です。
出典:エポスのプライオリティ・パス申込手順、デジタル会員証の有効期限。
ラウンジ以外の飲食店などを利用したい場合も、会員証にひも付いた対象施設と利用条件が基準です。ほかのカードの体験記事に載っているサービスを、そのままエポスでも使えると判断せず、海外旅行向けクレジットカードの比較でも、対象サービスや利用条件の違いを確認しましょう。
家族や友人の同伴者料金はいくら?
ゴールドでは原則として本人の利用分が無料になり、家族や友人は同伴者料金を支払います。プラチナのカード提示特典なら対象ラウンジで1名まで無料ですが、プライオリティ・パスのデジタル会員証では同伴者1人につき35USドルです。
同伴者1名無料を使う受付では、エポスプラチナカードを提示します。プライオリティ・パスを提示すると同伴者料金を請求される場合があるため、両方を持っている人ほど利用する特典を明確に伝える必要があります。出典:エポスプラチナの同伴者に関する注意事項、プライオリティ・パスの同伴者料金。

2人で入る場合の料金例
国内のカードラウンジは施設ごとに料金が違います。次は大人2人が入り、カードを持つのが1人だけの場合の比較です。年会費や有料の追加サービスは含みません。
| 利用する特典と施設 | 本人 | 大人の同伴者1人 | 2人の入場料金合計 |
|---|---|---|---|
| ゴールド提示で羽田の国内線POWER LOUNGE | 無料 | 1,320円 | 1,320円 |
| プラチナ提示で同じ対象ラウンジ | 無料 | 無料 | 0円 |
| エポスのプライオリティ・パスで対象ラウンジ | 無料 | 35USドル | 35USドル |
国内線POWER LOUNGEの通常料金は羽田空港の公式料金、プライオリティ・パスの同伴者料金はエポスの公式FAQを参照しています。ドル建て料金の円換算額は為替などで変わるため、一定の円額とはしていません。
子供の無料年齢とファミリーゴールド
子供の料金は全国共通ではありません。たとえば成田のIASS Executive Loungeは3歳以下無料、4歳から12歳が550円です。一方、羽田のSKY LOUNGE SOUTHをプライオリティ・パスで使う場合、子供料金の設定はなく大人料金となります。年齢に加えて、どの会員証で入るかも料金を左右します。
出典:IASSの子供料金、羽田のプライオリティ・パス利用条件。
家族がそれぞれ対象のゴールドカードを持っていれば、各自が本人の特典で入れます。エポスファミリーゴールドには、プラチナまたはゴールド会員からの紹介で年会費が永年無料になる仕組みがあります。ただし、紹介だけで家族全員へ無条件にカードが発行される制度ではありません。カードを持たない子供の料金まで無料になるわけでもないため、人数分の入場資格を分けて考えます。出典:エポスファミリーゴールドの案内。
当日のラウンジの入り方と持ち物
エポスカード提示の特典を使うときは、本人名義のゴールドまたはプラチナカードと、当日の搭乗を確認できるものを受付で提示します。航空券をエポスカードで購入したことは、案内上の利用条件に含まれていません。旅行保険の利用条件とラウンジの入場条件を混同しないようにします。
- 出発するターミナル内で使えるラウンジと、保安検査の前後を確認する。
- 受付でカードと搭乗券を提示する。eチケットの場合はお客様控えを用意する。
- 同伴者の人数と年齢、使う特典を伝え、料金と利用時間を確認する。
- 搭乗口への移動や保安検査に必要な時間を残して退室する。
エポスの案内では、ICチェックインの場合は搭乗便名、行き先、出発時刻の申告に対応しています。カードを忘れた場合はカード提示の無料特典を利用できないため、エポスアプリの会員画面だけで出発しないよう、実物のカードを持参します。出典:エポスのラウンジ利用時の提示物。

保安検査前のラウンジでは、休憩の後に検査列へ並ぶ時間が残ります。保安検査後でも搭乗口までの距離は施設ごとに違います。「出発時刻まで滞在できる」とは考えず、航空会社が指定する搭乗締切から逆算して利用時間を決めると安心です。
ラウンジのためにゴールドやプラチナへ切り替える価値はある?
切替えの判断は、旅行回数より先に「いつも使う空港に対象施設があるか」で決まります。対象外の空港が中心なら、エポスゴールドにしてもそこでの無料特典は増えません。すでに別のカードで入れる人も、ラウンジだけを理由に新しい年会費を払う必要はありません。
ゴールドの通常年会費は5,000円(税込)です。エポスからの招待なら永年無料、年間利用額50万円以上なら翌年以降永年無料となります。50万円の達成は初年度の年会費を後から無料にする条件ではありません。招待の到着時期を旅行予定に織り込まず、現在申し込める条件で判断します。出典:エポスゴールドカードの年会費条件。
ラウンジ利用が年に1回だけなら、都度料金を払う選択もあります。たとえば羽田の国内線POWER LOUNGEの1回1,320円と、ゴールドの通常年会費5,000円をラウンジ利用料だけで比べると、1回のために年会費を払うほうが安いとはいえません。ほかの特典や将来の無料条件に価値を感じるかは、別に考えられます。
プラチナも、海外旅行が年1回あるだけで一律に向くカードではありません。渡航先で使えるプライオリティ・パスの施設があるか、1人で使うか家族も有料で入るか、現在の年会費条件を合わせて比べる必要があります。とくに家族旅行では、本人が無料でも全員の休憩費用が無料になるとは限らない点が判断の分かれ目です。
エポスカードの空港ラウンジに関するよくある質問
LCCの航空券でも利用できる?
対象カードと当日の搭乗を確認できるものがあれば、カードラウンジの利用条件に航空会社や搭乗クラスの指定はありません。ただし、LCCの出発ターミナルに対象ラウンジがあるとは限らず、別ターミナルや入れない制限区域にある施設は使えません。航空券の種類より、ラウンジまで行ける場所と時間かが実際の判断になります。出典:エポスの国内ラウンジ利用条件。
到着後や、見送りだけの日にも入れる?
当日の搭乗が必要なので、見送りだけの日はカード提示の無料特典の対象になりません。到着後は、一般エリアの施設など利用できる場合がありますが、出発専用のゲートエリアにあるラウンジへ入れるとは限りません。羽田でも国内線出発者のみの施設と一般エリアの施設が分かれています。出典:羽田の施設ごとの入場エリア。
年間の回数制限がなければ、何時間でもいられる?
年間の無料利用回数と、1回の滞在時間は別です。エポスの国内案内には年間の無料回数上限は示されていませんが、松山などには時間制の案内があり、羽田のSKY LOUNGEは最大3時間です。再入場や延長の扱いも施設の条件に従うため、「無制限」を終日滞在できる意味では使わないようにします。出典:エポスの各施設の利用案内、羽田の滞在時間。
一般のエポスカードしかないと、有料でも入れない?
一般カードにないのは無料利用の特典です。施設自体が有料入場を受け付けていれば、料金を払って利用できます。羽田のカードラウンジには、対象カードを持っていない人向けの料金も案内されています。頻度が少ない場合は、カードの切替えより都度払いのほうが負担を抑えられることもあります。出典:羽田の対象カードを持たない場合の料金。
出発前に決めておくラウンジと入場資格
旅行で使えるラウンジは、カードの色だけでなく、出発ターミナルと同行者の条件までそろうと決まります。手持ちの特典で足りるかを先に当てはめれば、不要な切替えや当日の料金の思い違いを避けられます。
- 一般カードには無料特典がなく、ゴールドは対象施設で本人無料。
- プラチナの同伴者1名無料はカード提示の対象施設で使う特典。プライオリティ・パスの同伴者は有料。
- 関空の旧3施設は閉店。空港名だけでなく営業中の対象ラウンジ名まで合わせる。
- カードと当日の搭乗を確認できるものを用意し、保安検査と搭乗口への移動時間を残す。
ラウンジ以外に、旅行中の決済や保険も含めて手持ちのカードを見直したい人向けには、海外旅行用クレジットカードの比較で選ぶ条件を整理しています。