「法人カードでマイルを貯めたいけど、年会費はかけたくない…」
「年会費無料でも本当にマイルは貯まるの?」
このような悩みを抱えている経営者や個人事業主の方は多いのではないでしょうか。出張や経費の支払いでマイルを貯められれば、次の出張費を節約できたり、プライベートの旅行に活用できたりと、ビジネスとプライベートの両方でメリットがあります。
しかし、法人カードの多くは年会費がかかるイメージがあり、コストを考えると躊躇してしまう方も少なくありません。
結論からお伝えすると、年会費無料または実質無料の法人カードでもマイルを効率的に貯めることは十分に可能です。
例えば「JCB Biz ONE」は年会費永年無料でANA・JALマイルに交換でき、「三井住友カード ビジネスオーナーズ」は年会費無料でANAマイル還元率0.25〜1.0%を実現できます。
本記事では、以下の情報を詳しく解説していきます。
この記事のポイント
- 年会費無料でマイルが貯まる法人カード8枚の比較表
- ANA派・JAL派それぞれにおすすめの法人カード
- 法人カードでマイルを効率的に貯める5つの方法
- 貯めたマイルの個人利用可否と会計処理の注意点
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【結論】年会費無料でマイルが貯まる法人カード比較表
まずは結論として、年会費無料(または実質無料)でマイルが貯まる法人カード8枚を比較表でご紹介していきます。マイル還元率や対応マイル、特徴を一覧にまとめました。
| カード名 | 年会費 | マイル還元率 | 対応マイル | 国際ブランド | おすすめポイント |
|---|---|---|---|---|---|
| JCB Biz ONE 一般 | 永年無料 | 0.6% | ANA・JAL | JCB | 年会費無料で両方のマイルに対応 |
| 三井住友カード ビジネスオーナーズ | 永年無料 | 0.25〜1.0% | ANA | Visa/Mastercard | 特典利用で還元率1.0%も可能 |
| セゾンコバルト・ビジネス・アメックス | 永年無料 | 0.3% | ANA・JAL | AMEX | ポイント有効期限なし |
| ライフカードビジネスライトプラス | 永年無料 | 0.25% | ANA | Visa/Mastercard/JCB | 審査が比較的通りやすい |
| JCB Biz ONE ゴールド | 実質無料※ | 0.6% | ANA・JAL | JCB | 空港ラウンジ無料 |
| 三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド | 実質無料※ | 0.25〜1.0% | ANA | Visa/Mastercard | 年間100万円利用で永年無料 |
| セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス | 初年度無料 | 最大1.125% | JAL | AMEX | JALマイル還元率最強クラス |
| オリコ EX Gold for Biz | 初年度無料 | 0.3〜0.5% | ANA・JAL | Visa/Mastercard | 年会費2年目以降も3,300円と格安 |
※実質無料:年間100万円以上の利用で翌年以降年会費無料
選び方の3つのポイント
この比較表を見ると、どのカードを選べば良いか迷ってしまいますよね。そこで、年会費無料でマイルが貯まる法人カードを選ぶ際の3つのポイントをご紹介します。
1つ目は「貯めたいマイルの種類」です。ANAマイルを貯めたい方は三井住友カード ビジネスオーナーズ、JALマイルを重視する方はセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスがおすすめです。ANA・JAL両方に対応しているJCB Biz ONEは、まだどちらを貯めるか決めていない方に最適でしょう。
2つ目は「年間の経費利用額」です。年間100万円以上の経費をカード払いできる場合は、実質年会費無料になるゴールドカードを選ぶと、空港ラウンジなどの特典も享受できてお得です。月額換算で約8.3万円なので、通信費や広告費、仕入れなどを含めれば多くの事業者が達成できる金額といえます。
3つ目は「国際ブランドの対応範囲」です。海外出張が多い方はVisa・Mastercardブランドのカードを選ぶと、海外での決済トラブルを避けられます。国内中心の利用であればJCBでも問題ありませんし、JCBには国内優待店舗が豊富というメリットもあります。
【年会費永年無料】マイルが貯まるおすすめ法人カード4選
ここからは、年会費が永年無料でマイルを貯められる法人カード4枚を詳しくご紹介していきます。コストをかけずにマイルを貯めたい方は、ぜひ参考にしてください。
JCB Biz ONE 一般(年会費無料・マイル還元率0.6%・ANA/JAL対応)
JCB Biz ONE公式サイトでは、「年会費永年無料でポイントは通常の2倍」と記載されています。JCB Biz ONE 一般は、2024年9月に新しく登場した個人事業主・フリーランス向けの法人カードで、年会費無料ながらマイル還元率0.6%という高水準を実現しています。
このカードの最大の魅力は、ANA・JAL両方のマイルに交換できる点です。200円の利用につき2ポイント(J-POINT)が貯まり、1ポイント=3マイル(ANA・JAL共通)のレートで交換できます。つまり、200円で6マイル貯まる計算となり、マイル還元率は0.6%となります。年会費無料のカードでこの還元率は業界でもトップクラスといえるでしょう。
さらに、JCBの優待店「J-POINTパートナー」で利用すると、ポイントが最大21倍になる特典もあります。Amazonやスターバックス、セブン-イレブンなど日常的に使えるお店が対象となっているため、経費だけでなく日常の支出でもポイントを効率よく貯められます。
申し込みから最短5分でカード番号が発行される「モバ即」にも対応しており、急いでカードが必要な方にも便利です。法人の本人確認書類が不要で、個人名義の口座でも申し込めるため、創業直後の個人事業主やフリーランスの方でも作りやすいカードです。
こんな方におすすめ:コストゼロでANA・JAL両方のマイルを貯めたい方、創業直後でも法人カードを持ちたい方
三井住友カード ビジネスオーナーズ(年会費無料・ANA特化・最大1.0%還元)
三井住友カードは、「年会費永年無料」「個人事業主から法人代表者まで幅広く対応」とされています。三井住友カード ビジネスオーナーズは、メガバンク系の安心感と充実した特典が魅力の法人カードです。
基本のポイント還元率は0.5%(200円=1 Vポイント)ですが、ANAマイルへの交換レートは1ポイント=0.5マイルとなっており、基本マイル還元率は0.25%です。ただし、対象の特約店(ANA・JAL航空券購入、ETC利用など)で利用すると最大1.5%還元となり、ANAマイル還元率は最大0.75%まで向上します。
さらに、個人向けの三井住友カードを一緒に持つことで、対象店舗での還元率が最大1.5%にアップする「2枚持ち特典」もあります。
注意点として、三井住友カード ビジネスオーナーズのVポイントはJALマイルには交換できません。JALマイルを貯めたい方は、別のカードを検討する必要があります。
追加カードも年会費無料で発行できるため、従業員がいる場合は全員のカード利用でポイントを集約できます。また、Visa・Mastercardブランドが選べるため、海外出張が多い事業者にも適しています。
こんな方におすすめ:ANAマイルを集中的に貯めたい方、海外出張で使いやすいVisa・Mastercardが欲しい方
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード(ポイント無期限)
セゾンカードは、「年会費永年無料」「永久不滅ポイント」とされています。セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、ポイントの有効期限がない「永久不滅ポイント」が貯まる法人カードです。
基本のポイント還元率は0.5%(永久不滅ポイント)で、マイルへの交換レートは200ポイント=500マイル(ANA・JAL共通)となっています。これをマイル還元率に換算すると約0.3%となります。数字だけ見ると他のカードより低く感じるかもしれませんが、このカードの最大の強みは「ポイントに有効期限がない」ことです。
多くのクレジットカードのポイントは2〜3年で失効してしまいますが、永久不滅ポイントはその名の通り永久に消えません。事業の忙しい時期にマイル交換を忘れてしまっても、ポイントが無駄になることがないのは大きな安心材料です。コツコツとポイントを貯めて、まとまった量になったらマイルに交換するという使い方ができます。
また、特定のビジネスサービス(Amazon Web Services、Xserver、さくらインターネットなど)での利用でポイントが4倍になる特典もあります。IT系の事業者やWebサービスを多用する方には特にメリットが大きいでしょう。
こんな方におすすめ:ポイントの有効期限を気にせずマイルを貯めたい方、IT系サービスの支払いが多い方
ライフカードビジネスライトプラス(審査に通りやすい)
ライフカードは、「本人確認書類のみで申込可能」「年会費永年無料」とされています。ライフカードビジネスライトプラスは、創業間もない法人や個人事業主でも作りやすい法人カードとして知られています。
申し込みに必要なのは本人確認書類のみで、登記簿謄本や決算書の提出は不要です。これは他の法人カードと比較しても大きなメリットで、「まだ実績がないけど法人カードを作りたい」という方にとって非常に心強い選択肢といえます。
ポイント還元率は0.5%(サンクスポイント)で、ANAマイルへの交換が可能です。交換レートは300ポイント=750マイルとなっており、マイル還元率は約0.25%です。還元率としては控えめですが、そもそもカードが作れなければマイルは貯まりません。審査のハードルが低いことを考慮すると、創業初期の選択肢として十分価値があるカードです。
なお、このカードはJALマイルには交換できないため、JALマイルを貯めたい方は注意が必要です。
こんな方におすすめ:創業直後で審査が不安な方、とにかく法人カードを1枚持っておきたい方
【実質年会費無料】マイル高還元の法人カード4選
続いて、条件を満たすと年会費が無料になる「実質年会費無料」の法人カードを4枚ご紹介します。年間100万円以上の経費利用が見込める方は、こちらのカードを検討してみてください。
JCB Biz ONE ゴールド(年間100万円利用で年会費無料)
JCBは、「初年度無料、年間100万円以上の利用で翌年度も無料」とされています。JCB Biz ONE ゴールドは、通常年会費5,500円(税込)のゴールドカードですが、年間100万円以上の利用で翌年度の年会費が無料になります。
マイル還元率は一般カードと同じ0.6%(ANA・JAL共通)ですが、ゴールドカードならではの特典が充実しています。国内主要空港のラウンジが無料で利用でき、出張前の待ち時間を快適に過ごせます。また、ショッピングガード保険やスマートフォン保険、サイバーリスク保険なども付帯しており、ビジネスでの万が一に備えられます。
年間100万円の利用は月額換算で約8.3万円です。通信費、広告費、オフィス用品の購入、交通費など、事業に必要な経費をカード払いに一本化すれば、多くの事業者が達成できる金額ではないでしょうか。一度100万円を達成すれば翌年度も無料になりますが、翌年に100万円未達だと年会費が発生する点には注意が必要です。
こんな方におすすめ:年間100万円以上の経費利用があり、空港ラウンジや保険も活用したい方
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド(空港ラウンジ付き)
三井住友カードは、「年間100万円のご利用で翌年以降の年会費永年無料」とされています。三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドは、一度年間100万円を達成すると、それ以降は永年無料でゴールドカードを持てるという大きなメリットがあります。
通常年会費は5,500円(税込)ですが、年間100万円以上利用すると翌年以降ずっと無料になります。JCB Biz ONE ゴールドとの違いは「永年無料」になる点で、一度条件をクリアすれば、翌年に100万円未達でも年会費はかかりません。
さらに、年間100万円利用で10,000ポイント(Vポイント)のボーナスも付与されます。このボーナスポイントもANAマイルに交換でき、5,000ANAマイル相当となります。基本の還元率に加えてボーナスマイルも獲得できるため、実質的なマイル還元率はさらに向上します。
国内主要空港のラウンジ無料利用、最高2,000万円の海外旅行傷害保険など、ゴールドカードとしての特典も充実しています。
こんな方におすすめ:一度条件をクリアして永年無料でゴールドカードを持ちたい方、ANAマイルを効率的に貯めたい方
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード(JALマイル最強)
セゾンカードは、「JALマイル還元率最大1.125%」とされています。セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスは、JALマイルを貯めたい方にとって最強の法人カードといえます。
通常年会費は22,000円(税込)と高額ですが、初年度は無料で、年間200万円以上利用すると翌年度は11,000円(税込)に半額になります。また、「SAISON MILE CLUB」(年会費5,500円)に加入すると、カード利用額1,000円につき10 JALマイルが自動的に貯まり、さらに2,000円につき1永久不滅ポイントも付与されます。
永久不滅ポイント200ポイント=500 JALマイルに交換できるため、合計すると1,000円利用あたり約11.25マイル、つまりJALマイル還元率1.125%という驚異的な数字になります。この還元率は法人カードの中でもトップクラスであり、JALマイラーにとっては見逃せない1枚です。
さらに、プライオリティ・パスのプレステージ会員資格が無料で付帯するため、世界1,500以上の空港ラウンジを回数無制限で利用できます。コンシェルジュサービスも付帯しており、出張の手配やレストラン予約なども依頼できます。
こんな方におすすめ:JALマイルを最高効率で貯めたい方、プライオリティ・パスやコンシェルジュを活用したい方
オリコ EX Gold for Biz(格安ゴールド)
オリコは、「初年度年会費無料、2年目以降3,300円(税込)」とされています。オリコ EX Gold for Bizは、2年目以降も年会費3,300円という格安でゴールドカードの特典を享受できる法人カードです。
ポイント還元率は0.5〜1.0%で、年間利用額に応じてアップする「クラステージ」制度があります。年間50万円以上の利用で0.8%、100万円以上で1.0%の還元率となり、利用が増えるほどお得になります。
貯まった「暮らスマイル」は「オリコポイント」に交換し、そこからANAマイル・JALマイルに移行できます。交換レートはANA 600マイル、JAL 500マイル(1,000オリコポイントあたり)となっており、基本マイル還元率は0.3〜0.5%程度です。
空港ラウンジの無料利用、最高2,000万円の旅行傷害保険など、ゴールドカードとしての基本的な特典も付帯しています。年会費3,300円でこれだけの特典が付くのは非常にコストパフォーマンスが高いといえるでしょう。
こんな方におすすめ:低コストでゴールドカードの特典を利用したい方、ANA・JAL両方のマイルに交換したい方
法人カードでマイルを効率よく貯める5つの方法
法人カードを作っただけでは、効率的にマイルを貯めることはできません。マイルを最大限に貯めるための5つの方法をご紹介します。
経費支払いを法人カードに一本化する
マイルを効率よく貯める最も基本的な方法は、事業に関するすべての経費支払いを法人カードに集中させることです。
具体的には、以下のような経費をカード払いに切り替えることをおすすめします。
- 通信費(携帯電話、インターネット回線)
- 水道光熱費(電気、ガス)
- 広告宣伝費(Web広告、SNS広告)
- 仕入れ・外注費
- 交通費・出張費
- サブスクリプションサービス(クラウドソフト、Webサービス)
例えば、月50万円の経費をすべてカード払いにした場合、年間600万円の利用となります。JCB Biz ONE(マイル還元率0.6%)で計算すると、年間36,000マイルが貯まる計算です。これは国内往復航空券1〜2回分に相当する量であり、出張費の大幅な節約につながります。
ポイントアップ優待店を活用する
各カード会社には、ポイントが倍増する「優待店」や「パートナー店舗」が設定されています。これらを積極的に活用することで、同じ金額の支払いでも獲得ポイントを大幅に増やせます。
JCB Biz ONEの場合、「J-POINTパートナー」加盟店でポイントが最大21倍になります。例えば、Amazonでの備品購入、スターバックスでの打ち合わせ、セブン-イレブンでの日用品購入など、日常的な支出でもポイントアップの恩恵を受けられます。
三井住友カード ビジネスオーナーズの場合、ANA・JALの航空券購入や高速道路のETC利用で最大2.0%還元となります。出張で飛行機や高速道路を利用する機会が多い方は、この特典だけでも大きなメリットを享受できるでしょう。
フライトボーナスマイルを獲得する
法人カードで貯めたマイルに加えて、実際のフライトでもボーナスマイルを獲得できます。ANAマイレージクラブやJALマイレージバンクに登録しておけば、搭乗ごとにフライトマイルが貯まります。
ANAカード・JALカードを持っていると、通常のフライトマイルに加えて10〜25%のボーナスマイルが付与されます。ただし、今回紹介している年会費無料の法人カードはANAカード・JALカードではないため、この搭乗ボーナスは対象外となります。
搭乗ボーナスも含めて最大限にマイルを貯めたい場合は、年会費有料のANA・JAL提携法人カードも検討してみてください。
キャンペーンを活用する
多くのカード会社では、新規入会キャンペーンや期間限定のポイントアップキャンペーンを実施しています。これらを上手に活用することで、一気に大量のポイント・マイルを獲得できます。
例えば、JCB Biz ONEでは2026年3月31日まで新規入会キャンペーンを実施しており、入会後3ヶ月以内の利用金額に応じて最大15,000円相当(一般カード)〜最大35,000円相当(ゴールドカード)のJ-POINTがプレゼントされます。これをマイルに換算すると、最大数万マイル相当になります。
カードを作るタイミングでキャンペーンを確認し、できるだけお得な時期に入会することをおすすめします。ただし、キャンペーン目当てで不要なカードを作りすぎると、信用情報に影響する可能性もあるため、本当に必要なカードを厳選して申し込むようにしましょう。
従業員カードでマイルを集約する
従業員がいる場合、追加カード(従業員カード)を発行して、すべての経費を本会員のマイル口座に集約できます。これにより、会社全体の経費支払いで発生するポイントを一人に集中させ、より早くマイルを貯められます。
JCB Biz ONEは追加カードを発行できないため、この方法は使えません。一方、三井住友カード ビジネスオーナーズは追加カードが無料で発行可能なため、従業員がいる場合はこちらのカードの方が適しているでしょう。
追加カードを発行する際は、利用限度額の設定や利用明細の確認方法など、社内ルールを明確にしておくことが重要です。また、追加カードで貯まったポイントが本会員に集約されるかどうかも、事前に確認しておきましょう。
ANA派 vs JAL派?マイル種類別おすすめカード
「ANAマイルとJALマイル、どちらを貯めるべきか」という悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。ここでは、それぞれのマイルを貯めるのに最適な法人カードをご紹介します。
ANAマイルを貯めるなら三井住友カード ビジネスオーナーズ
ANAマイレージクラブ公式サイトによると、ANAマイルは「スターアライアンス」加盟の航空会社(ユナイテッド航空、ルフトハンザドイツ航空、シンガポール航空など)の特典航空券にも交換できます。
ANAマイルを効率的に貯めたい方には、三井住友カード ビジネスオーナーズがおすすめです。年会費永年無料で、VポイントをANAマイルに交換できます。基本マイル還元率は0.25%とやや低めですが、ANA・JAL航空券購入などの対象店舗では最大1.5%還元となり、ANAマイル換算で最大0.75%まで向上します。
また、同社の個人カード(三井住友カード ゴールドNLなど)と2枚持ちすることで、対象店舗でのポイント還元率がさらにアップする特典もあります。ANAマイルを本格的に貯めたい方は、法人カードと個人カードの組み合わせも検討してみてください。
注意点として、三井住友カード ビジネスオーナーズのVポイントはJALマイルには交換できません。JALマイルも貯めたい方は、別のカードを併用する必要があります。
JALマイルを貯めるならセゾンプラチナ・ビジネス・アメックス
JALマイレージバンク公式サイトによると、JALマイルは「ワンワールド」加盟の航空会社(アメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、キャセイパシフィック航空など)の特典航空券にも交換できます。
JALマイルを最高効率で貯めたい方には、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードが最適です。「SAISON MILE CLUB」に加入することで、JALマイル還元率1.125%という驚異的な数字を実現できます。
年会費22,000円(税込)は決して安くありませんが、初年度無料で試せますし、年間200万円以上利用すれば翌年度は11,000円になります。プライオリティ・パスやコンシェルジュサービスなどの特典も考慮すると、出張が多い方にとってはコストパフォーマンスの高いカードといえるでしょう。
JALマイルを貯める場合、永久不滅ポイントからの交換でも良いですが、SAISON MILE CLUBに加入すると自動的にJALマイルに移行されるため、ポイント交換の手間が省けるというメリットもあります。
ANA・JAL両方貯めたいならJCB Biz ONE
「まだどちらのマイルを貯めるか決めていない」「ANA・JAL両方の特典航空券を使い分けたい」という方には、JCB Biz ONE 一般がおすすめです。
JCB Biz ONEは年会費永年無料で、貯まったJ-POINTをANA・JAL両方のマイルに交換できます。交換レートは1ポイント=3マイル(ANA・JAL共通)で、どちらに交換しても同じ還元率となります。
例えば、普段の国内出張ではANAを使い、海外出張ではJALを使うという方の場合、それぞれの利用頻度に応じてマイルを振り分けることができます。また、特典航空券の空席状況を見て、取りやすい方のマイルに交換するという柔軟な使い方も可能です。
「とりあえずマイルを貯め始めたい」という初心者の方にも、JCB Biz ONEはおすすめです。年会費無料でリスクなく始められ、どちらのマイルが自分に合っているか試してから決めることができます。
法人カードで貯めたマイルは個人利用できる?注意点と会計処理
法人カードで経費を支払い、貯まったマイルを個人利用しても問題ないのでしょうか。この疑問は多くの経営者が抱えるものですが、実は法的・税務的に注意すべきポイントがいくつかあります。
マイルの個人利用は法的に可能?
結論から言うと、マイルの帰属は「個人のマイレージ口座」にあるため、法的には個人利用が可能です。ANAマイレージクラブやJALマイレージバンクの規約を見ても、マイルは会員個人に帰属するものとされています。
しかし、会社の経費で貯めたマイルを個人利用した場合、その経済的利益は「給与所得」として扱われる可能性があります。つまり、会社の経費で貯まったマイルで個人旅行に行った場合、その航空券相当額が「現物給与」とみなされ、所得税の課税対象になる可能性があるということです。
ただし、実務上は少額のマイル利用について課税処分が行われるケースは稀であり、国税庁も「航空機利用に伴い付与されるマイレージについては、役員・従業員に対する経済的利益として所得税課税を行うことは困難」との見解を示しています。
とはいえ、会社として曖昧な運用を続けるのはリスクがあります。明確なルールを設けて運用することをおすすめします。
社内ルール策定のポイント
具体的には、以下のようなルールを明文化しておくと安心です。
推奨ルールの例:
- マイルは出張時の特典航空券にのみ使用する
- マイルで取得した特典航空券は経費として計上しない
- マイルの利用履歴を記録し、経理担当に報告する
このようなルールを就業規則や経理規定に盛り込んでおくことで、「会社として適切に管理している」という姿勢を示すことができます。また、税務調査が入った際にも、ルールに基づいて運用していることを説明できれば、問題になるリスクは低いでしょう。
個人事業主やフリーランスの場合、法人との区別が曖昧になりがちですが、事業用の経費で貯めたマイルはできるだけ事業目的(出張など)に使用し、プライベート利用を避けるのが安全な運用といえます。
マイル利用時の会計処理(仕訳例)
マイルで特典航空券を取得して出張した場合、会計処理はどのようになるのでしょうか。いくつかのパターンを仕訳例でご紹介します。
パターン1:旅費交通費として計上しない
特典航空券は実際に現金支出がないため、旅費交通費として計上しないという考え方です。この場合、仕訳は不要となります。出張報告書などに「特典航空券を利用」と記載しておけば、記録として残ります。
パターン2:雑収入として計上する
会社の経費で貯めたマイルを使用した場合、その経済的利益を「雑収入」として計上する方法です。
(借方)旅費交通費 30,000円 / (貸方)雑収入 30,000円
この方法は、マイルの価値を収益として認識するため、税務上も問題が少ないとされています。ただし、マイルの金銭的価値の算定(1マイル=何円とするか)が難しいという課題があります。
どの方法を採用するかは、顧問税理士に相談して決めることをおすすめします。会社の規模や取引状況によって、最適な処理方法は異なります。
法人カードでマイルを貯める際のデメリット・注意点
ここまでメリットを中心にご紹介してきましたが、法人カードでマイルを貯める際にはいくつかの注意点もあります。あらかじめデメリットを把握しておくことで、後悔のないカード選びができるでしょう。
マイルには有効期限がある
ANAマイル・JALマイルともに有効期限は「獲得から36ヶ月(3年間)」です。せっかく貯めたマイルも、使わないまま3年が経過すると失効してしまいます。
特に、事業が忙しくてなかなか出張に行けない時期が続くと、マイルが有効期限切れになってしまうリスクがあります。定期的にマイル残高と有効期限を確認し、計画的に使用することを心がけましょう。
有効期限を気にせずにポイントを貯めたい方は、セゾンコバルト・ビジネス・アメックスの「永久不滅ポイント」がおすすめです。ポイントには有効期限がないため、好きなタイミングでマイルに交換できます。
ポイント→マイル移行に手数料がかかる場合がある
カードによっては、ポイントをマイルに移行する際に手数料が発生するものがあります。例えば、ANA JCB法人カードの「10マイルコース」は年間5,500円(税込)の移行手数料がかかります。この手数料を払わないと、マイル還元率が半分程度になってしまうこともあります。
今回ご紹介したJCB Biz ONE、三井住友カード ビジネスオーナーズ、セゾンコバルト・ビジネス・アメックスなどは、マイル移行に追加手数料がかからないカードです。カードを選ぶ際は、マイル移行手数料の有無も確認しておきましょう。
マイル移行上限がある場合がある
一部のカードでは、年間のマイル移行上限が設定されている場合があります。例えば、年間40,000マイルまでしか移行できないカードの場合、それ以上のポイントが貯まってもマイルに交換できません。
高額な経費(広告費、仕入れ費用など)をカード払いしている場合、年間で数十万円〜数百万円の利用になることもあるでしょう。その場合、マイル移行上限を超えてしまう可能性があるため、事前に確認が必要です。
JCB Biz ONEや三井住友カード ビジネスオーナーズには年間移行上限の記載がないため、多くのマイルを貯めたい方にも適しています。
一部の法人カードはマイルに交換できない
法人カードの中には、そもそもポイントがマイルに交換できないものも存在します。例えば、ANAコーポレートカードなど一部の法人向けカードでは、ポイントが航空券の購入にしか使えないケースがあります。
また、カード会社が独自に発行しているポイントは、提携していない航空会社のマイルには交換できません。カードを申し込む前に、必ず「どのマイルに交換できるか」を確認しておきましょう。
本記事で紹介しているカードはすべてANAまたはJALマイルに交換可能ですが、将来的にカードの切り替えを検討する際は、この点に注意してください。
よくある質問
Q1. 個人事業主でも法人カードでマイルを貯められますか?
A: はい、可能です。JCB Biz ONEやセゾンコバルト・ビジネス・アメックスは個人事業主・フリーランスも申込対象です。登記簿謄本や決算書が不要なカードも多いため、開業直後でも作りやすいでしょう。「法人カード」という名称ですが、法人格がなくても申し込めるカードが増えています。
Q2. 年会費無料の法人カードでもマイルは本当に貯まりますか?
A: 貯まります。例えばJCB Biz ONE(年会費無料)は、月50万円の経費支払いで年間約36,000マイル貯められます(マイル還元率0.6%の場合)。これは国内往復航空券1〜2回分に相当する量です。年会費無料でも、継続的に経費を支払っていれば十分なマイルが貯まります。
Q3. ANAマイルとJALマイル、どちらを貯めるべきですか?
A: よく利用する航空会社のマイルを貯めるのがおすすめです。ANAは「スターアライアンス」、JALは「ワンワールド」と提携航空会社が異なります。国内線中心ならどちらも選択肢になりますが、海外出張が多い方は利用する航空会社や路線を考慮して選びましょう。迷う場合は、ANA・JAL両方に交換できるJCB Biz ONEがおすすめです。
Q4. 法人カードのポイントを従業員が勝手に使っても問題ないですか?
A: 問題になる可能性があります。法人カードで貯めたポイントは会社の資産と見なされるケースがあり、従業員が無断で私的利用すると横領と判断されるリスクがあります。社内規定を設けて、ポイント・マイルの利用ルールを明文化しておくことをおすすめします。
Q5. 実質年会費無料の条件「年間100万円利用」は難しいですか?
A: 法人カードであれば達成しやすい金額です。月額換算で約8.3万円の利用で達成できます。通信費、広告費、仕入れ、交通費、サブスクリプションサービスなどの経費を一本化すれば、多くの事業者が年間100万円を超えるでしょう。個人事業主でも、事業規模によっては十分達成可能な金額です。
まとめ:あなたに最適な年会費無料×マイルが貯まる法人カードの選び方
最後に、本記事でご紹介した法人カードの中から、目的別のおすすめをまとめます。
ANAマイルを貯めたい方 → 三井住友カード ビジネスオーナーズ
- 年会費永年無料
- 特典利用で最大1.0%還元
- 追加カード無料で経費集約に最適
- Visa/Mastercardで海外でも使いやすい
JALマイルを貯めたい方 → セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス
- 初年度年会費無料
- JALマイル還元率1.125%は最強クラス
- プライオリティ・パス付帯で世界1,500以上のラウンジ利用可能
- コンシェルジュサービスで出張手配もサポート
コストゼロで両方貯めたい方 → JCB Biz ONE 一般
- 年会費永年無料
- ANA・JAL両方に交換可能
- 最短5分で発行、優待店で最大21倍ポイント
- 個人事業主・フリーランスも申込可能
法人カードでマイルを貯める3つのポイント
- 経費支払いを法人カードに一本化してポイントを集中させる – 通信費、広告費、仕入れ、交通費など、あらゆる経費をカード払いにすることで、効率的にポイントを貯められます。
- ポイントアップ優待店や入会キャンペーンを活用する – 各カード会社の優待店を積極的に利用し、キャンペーン期間中に入会することで、獲得ポイントを最大化できます。
- マイルの有効期限(36ヶ月)を意識して計画的に使う – せっかく貯めたマイルも、使わないと失効してしまいます。定期的にマイル残高を確認し、特典航空券の予約は早めに行いましょう。
年会費無料の法人カードでも、継続的に経費を支払っていれば年間数万マイルを貯めることは十分可能です。この記事を参考に、ぜひ自分に合った1枚を見つけて、お得にマイルを貯めていただければ幸いです。




