「韓国旅行でクレジットカードが使えなかったらどうしよう…」
「自分のカードは韓国で問題なく使える?」
このような不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。韓国はキャッシュレス決済の普及率が95%を超える世界トップクラスのカード大国ですが、実はJCBやAmerican Expressは使えない場所も多く、屋台や市場では現金のみのケースも残っているのが現状です。
せっかくの韓国旅行で「カードが使えなくて支払いに困った」という事態は避けたいですよね。
結論からお伝えすると、VISAまたはMastercardをメインカードとして持っていき、WOWPASSや現金も併用するのがもっとも安心な方法です。
本記事では、以下の情報を詳しく解説していきます。
- 【ブランド別】韓国で使えないクレジットカードの一覧
- 【観光地別】明洞・東大門・弘大などでの対応状況
- 【シーン別】屋台・タクシー・デパートでの使用可否
- 使えなかったときの対処法とWOWPASSなどの代替手段
韓国旅行を計画中の方は、ぜひ最後までお読みいただき、現地で困らないよう準備を整えていただければと思います。
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【結論】韓国で「使えない」クレジットカードブランド一覧表
まずは結論として、韓国で使えるカードブランドと使えないカードブランドを一覧表でご紹介していきます。「自分のカードは韓国で使えるのかな?」と不安に感じている方は、この表を参考にしていただければ一目でわかります。
| 国際ブランド | 韓国での対応状況 | 使えない場所・注意点 |
|---|---|---|
| VISA | ◎ほぼ全店対応 | 一部の小規模店を除きほぼ使用可能 |
| Mastercard | ◎ほぼ全店対応 | VISAと同様、最も安心して使える |
| JCB | △観光地中心 | 個人経営店・ローカルエリアは非対応も |
| American Express | △限定的 | 百貨店・ホテル以外は非対応多数 |
| 銀聯(UnionPay) | ○主要店舗対応 | 中国人観光客向け店舗中心 |
| Diners Club | ×ほぼ使えない | 対応店舗は極めて少ない |
韓国でもっとも安心して使えるのは、やはりVISAとMastercardです。この2つのブランドは世界でもトップクラスの加盟店数を誇っており、韓国でもほとんどの店舗で問題なく利用できます。
一方、JCBやAmerican Expressは観光地や大型店舗では使えるものの、ローカルな店舗では対応していないケースがあるため注意が必要です。
それでは、各ブランドの詳しい対応状況について解説していきます。
VISA・Mastercardは韓国でほぼ100%使える
韓国旅行でもっとも安心して使えるクレジットカードブランドは、間違いなくVISAとMastercardです。Visaは世界200以上の国と地域で利用可能であり、韓国でも非常に高い普及率を誇っています。
韓国では法律により、年商2,400万ウォン(約240万円)以上の店舗はクレジットカード決済の導入が義務付けられています。そして、そのほとんどの店舗がVISAとMastercardに対応しているため、デパート、スーパー、コンビニ、レストラン、カフェ、タクシーなど、あらゆる場所で問題なく使用できます。
実際に韓国を訪れた多くの旅行者が「VISAカードで困ったことはない」と報告しており、これから韓国旅行を計画している方は、まずVISAまたはMastercardブランドのカードを1枚以上持っていくことをおすすめいたします。
ただし、年商2,400万ウォン未満の小規模な屋台や露店では、VISAやMastercardであっても使えないケースがありますので、少額の現金も併せて準備しておくと安心です。
JCBカードは明洞・弘大など観光地では使えるが、ローカル店は注意
JCBは日本発の国際ブランドということもあり、日本人観光客に人気のエリアでは加盟店が多いのが特徴です。
明洞(ミョンドン)、弘大(ホンデ)、江南(カンナム)といった観光客が多く訪れるエリアでは、JCBカードを利用できるお店がたくさんあります。また、ソウル市内には「JCBプラザ ソウル」というJCB会員専用のラウンジも設置されており、観光案内や緊急時のサポートを日本語で受けられるという大きなメリットもあります。
ただし、観光地から少し離れたローカルエリアや、個人経営の小さな店舗では、JCBに対応していないケースが少なくありません。これは、韓国の店舗側の決済端末がVISAとMastercardのみ対応しているケースがあるためです。
JCBカードをお持ちの方は、VISAまたはMastercardのサブカードも併せて持っていくことを強くおすすめいたします。
American Express(アメックス)は高級店・百貨店に限定
American Express(アメックス)は、ステータス性の高いカードとして人気がありますが、韓国での対応状況はJCB以上に限定的といえます。American Expressは韓国での利用が可能とされていますが、実際には使えない店舗が多いのが現状です。
アメックスが問題なく使えるのは、主に高級ホテル、百貨店(新世界、ロッテなど)、免税店、高級レストランといった場所に限られます。一般的なレストランやカフェ、コンビニでは「AMEXは使えません」と断られることも珍しくありません。
特に注意が必要なのは、アメックスのみを持って韓国旅行に行くケースです。観光客が多いエリアでも、カフェやコスメショップなど日常的に利用する店舗でアメックスが使えないことがあるため、必ずVISAまたはMastercardのカードを併せて持参することをおすすめいたします。
アメックスは「使えたらラッキー」程度の気持ちで、サブカードとして位置づけておくのがよいでしょう。
Diners Clubは韓国ではほぼ使えないと考えてよい
Diners Club(ダイナースクラブ)は、残念ながら韓国ではほとんど使えないと考えたほうがよいでしょう。Diners Clubは世界中で利用可能とされていますが、韓国での加盟店数は極めて限られています。
ダイナースクラブが使える可能性があるのは、一部の高級ホテルや高級レストラン程度で、一般的な観光客が訪れるような店舗ではまず対応していません。もしダイナースクラブのカードしかお持ちでない場合は、韓国旅行の前に必ずVISAまたはMastercardブランドのカードを新たに作成することをおすすめいたします。
韓国旅行でのカード選びで迷ったら、「VISAかMastercardがメイン、JCBやアメックスはサブ」と覚えておいていただければ間違いありません。
【観光地別】韓国でクレジットカードが使えない・使いにくい場所
韓国は全体的にキャッシュレス化が進んでいますが、エリアによってクレジットカードの対応状況には差があります。ここでは、日本人観光客に人気の観光地ごとに、カードが使えるお店と使えないお店の傾向を詳しく解説していきます。
明洞(ミョンドン)のカード事情|2024年から屋台もカード対応に
明洞は韓国を代表する観光地であり、日本人観光客にもっとも人気のあるエリアの一つです。コスメショップ、ファッションブランド、レストラン、カフェなどが立ち並び、ほとんどの店舗でクレジットカードが問題なく利用できます。明洞エリアでは2024年2月から屋台でもカード決済が可能になりました。
これまで明洞の屋台は現金のみの対応でしたが、ソウル市中区の取り組みにより、約300店舗の屋台にカード端末機が導入されました。
各屋台には「Credit Card Available(カード利用可)」と書かれた日本語・英語・中国語対応の看板が掲示されており、外国人観光客でも安心してカード決済ができるようになっています。これは韓国国内でも初めての試みであり、「韓国の観光1番地」としての信頼回復を目指した取り組みとのことです。
ただし、すべての屋台がカード対応しているわけではありません。また、VISAやMastercardは問題なく使えますが、JCBやAmerican Expressには対応していない屋台もあります。
明洞で屋台グルメを楽しむ予定の方は、念のため少額の現金も持っておくと安心です。明洞のコスメショップや大型店舗であれば、ほぼすべての国際ブランドが利用可能ですので、ショッピングでカードが使えないということはまずありません。
東大門市場|卸売店舗は現金オンリーが多数
東大門(トンデムン)は、ファッションビルや卸売市場が集まる「眠らない街」として知られています。深夜まで営業している店舗も多く、ナイトショッピングを楽しむ観光客に人気のエリアです。しかし、コネストの情報によると、東大門エリアはカードが使える店舗と使えない店舗が混在しているため、注意が必要です。
ミリオレ、ドゥータ、ハローapM、現代シティアウトレットなどの大型ファッションビル内の店舗では、基本的にクレジットカードが利用できます。VISAやMastercardはもちろん、JCBにも対応している店舗が多いです。
しかし、問題は卸売市場エリアです。東大門の卸問屋では、現金オンリーという店舗がまだまだ多く残っています。これは、卸売という業態の特性上、決済手数料を抑えたいという店舗側の事情があるためです。
さらに、現金で支払えば値引き交渉ができる店舗もあります。東大門でのショッピングをお得に楽しみたい方は、ある程度まとまった現金を準備しておくことをおすすめいたします。
両替は明洞や市内の公認両替所で行うとレートがよいですが、東大門エリア内にも両替所が増えてきていますので、必要に応じて利用するとよいでしょう。
弘大(ホンデ)|若者の街だがローカル店は現金優位
弘大(ホンデ)は、弘益大学周辺に広がる若者の街で、おしゃれなカフェやインディーズショップ、クラブなどが立ち並ぶ活気あふれるエリアです。
スターバックスやカフェベネなどの大手チェーン店、オリーブヤングなどのドラッグストア、大型セレクトショップではクレジットカードが問題なく使えます。しかし、弘大の魅力は路地裏にある個性的な個人ショップやカフェにもあり、こうした小規模店舗では現金のみというケースも少なくありません。
特に、学生向けの安い飲食店やヴィンテージショップ、フリーマーケットなどでは、カード決済に対応していないことが多いです。弘大で掘り出し物を探したり、ローカルな雰囲気を楽しんだりする予定の方は、現金を多めに持っていくことをおすすめいたします。WOWPASSを発行できる機械は弘大入口駅にも設置されていますので、到着後すぐに入手することも可能です。
南大門市場|老舗市場で現金文化が根強い
南大門市場(ナンデムンシジャン)は、約600年の歴史を持つ韓国最大の伝統市場です。衣料品、アクセサリー、食品、生活雑貨など、あらゆる商品が揃う巨大な市場で、観光客だけでなく地元の人々にも愛されています。
南大門市場でのカード利用状況は、店舗によって大きく異なります。観光客向けの土産物店や大きめの店舗ではカードが使えることもありますが、地元向けの卸売店や小さな露店では現金のみというケースがほとんどです。市場内の食堂(シクタン)でも、現金払いを求められることが多いです。
南大門市場は値引き交渉が当たり前の文化があり、現金で支払うことで割引してもらえることもあります。市場での買い物を楽しみたい方は、まとまった現金を準備しておくことが必須といえるでしょう。なお、南大門市場周辺には両替所も多くありますので、レートを比較しながら両替することをおすすめいたします。
釜山・済州島|ソウル以外の地方都市での対応状況
韓国旅行ではソウルだけでなく、釜山(プサン)や済州島(チェジュド)を訪れる方も多いのではないでしょうか。
釜山の西面(ソミョン)、南浦洞(ナンポドン)、海雲台(ヘウンデ)といった観光エリアでは、VISAやMastercardはほぼすべての店舗で利用可能です。JCBも観光客向けの店舗では使えることが多いです。ただし、釜山の名物である国際市場やチャガルチ市場では、やはり現金が必要な店舗が多くあります。
済州島も同様で、リゾートホテルや観光施設、大型ショッピングモールではカードが使えますが、地元の食堂や小さな土産物店では現金のみというケースがあります。
地方都市を訪れる際は、ソウル以上に現金を多めに準備しておくと安心です。観光地以外のローカルエリアでは、JCBやAmerican Expressの対応率がさらに下がることも念頭に置いておいてください。
【シーン別】韓国でクレジットカードが使えるか徹底解説
観光地だけでなく、「こういう場面ではカードが使えるの?」という疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。ここでは、韓国旅行で遭遇するさまざまなシーン別に、クレジットカードの対応状況を詳しく解説していきます。事前に把握しておくことで、現地でスムーズにお支払いができるようになりますよ。
屋台・露店|明洞以外は現金が必要なことが多い
韓国旅行の楽しみの一つといえば、屋台グルメですよね。トッポッキ、ホットク、チヂミ、串焼きなど、リーズナブルで美味しい韓国料理を気軽に楽しめます。しかし、韓国の屋台は基本的に現金払いが主流であり、カード決済に対応していない店舗がほとんどです。
先ほどもご紹介したように、明洞エリアでは2024年から屋台でもカード決済が可能になりましたが、これは韓国国内でも例外的な取り組みです。東大門、弘大、梨泰院(イテウォン)、江南など他のエリアの屋台では、いまだに現金のみの対応となっています。
屋台で使えない理由は、年商2,400万ウォン未満の小規模事業者にはカード端末の導入が義務付けられていないためです。屋台の多くはこの基準を下回っているため、カード決済を導入するインセンティブがありません。屋台グルメを存分に楽しみたい方は、1〜2万ウォン程度の小額紙幣を多めに準備しておくことをおすすめいたします。
タクシー|カードは使えるがカカオタクシーは韓国発行カードのみ
韓国のタクシーは、基本的にクレジットカードが利用可能です。ソウル市内のタクシーではVISA、Mastercard、JCBなどの国際ブランドで支払うことができます。運転手さんに「カードロ ケサンヘ ジュセヨ(カードで払います)」と伝えれば、車内の端末でカード決済ができます。
ただし、注意が必要なのは韓国で大人気の配車アプリ「カカオタクシー」です。カカオタクシーはアプリ内でクレジットカードを登録しておくと、目的地到着後に自動で決済される便利なサービスですが、登録できるのは韓国で発行されたクレジットカードのみという制限があります。日本で発行されたカードは登録できないため、カカオタクシーを利用する場合は降車時に現金またはカードで支払う必要があります。
流しのタクシーに乗った場合も、現金・カードどちらでも支払い可能です。ただし、運転手がお釣りを持っていないこともあるため、小額紙幣を用意しておくか、カード決済を利用するとスムーズです。
深夜料金が適用される時間帯(夜12時〜朝4時)は料金が割増になりますので、金額をよく確認してからお支払いください。
コンビニ(CU・GS25・セブンイレブン)|少額でもカードOK
韓国のコンビニは、日本人旅行者にとって非常に便利な存在です。CU、GS25、セブンイレブン、ミニストップなど、主要なコンビニチェーンはすべてクレジットカードに対応しています。韓国では数百ウォン(数十円)程度の少額決済でもカード払いが一般的であり、コンビニでペットボトル1本を買う際にもカードが使えます。
VISA、Mastercard、JCBなど主要な国際ブランドはほぼすべてのコンビニで利用可能です。American Expressも多くの店舗で対応していますが、一部対応していない店舗もありますので、念のため別のカードも持っておくと安心です。
コンビニでは、T-moneyカードやWOWPASSのチャージも可能です。T-moneyカード自体もコンビニで購入できますので、到着後すぐに交通カードを手に入れたい場合はコンビニを利用するとよいでしょう。また、コンビニATMで海外キャッシングを利用することもできますが、手数料がかかりますので、緊急時以外はあまりおすすめしません。
百貨店・免税店|すべての国際ブランドが利用可能
新世界百貨店、ロッテ百貨店、現代百貨店など韓国の主要な百貨店では、すべての国際ブランドのクレジットカードが利用可能です。免税店でもVISA、Mastercard、JCB、American Express、銀聯、Diners Clubなど、幅広いブランドに対応しています。
百貨店や免税店でクレジットカードを利用するメリットは、タックスリファンド(税金還付)の手続きがスムーズになることです。購入時にパスポートを提示して免税書類を受け取り、出国時に空港で手続きをすることで、付加価値税(10%)の還付を受けられます。この手続きの際に、クレジットカードを登録しておくと、キオスク端末での即時還付を受けられる場合があります。
高額商品の購入を予定している方は、利用限度額の確認を忘れずに行ってください。海外での高額利用は不正検知システムが作動してカードが一時停止されることがありますので、事前にカード会社に海外利用の連絡を入れておくことをおすすめいたします。
ホテル|デポジットでカード必須の場合あり
韓国のホテルでは、チェックイン時にデポジット(保証金)を求められることが一般的です。デポジットは、ルームサービスや冷蔵庫内のドリンク代、追加サービスの利用料などに備えて、一定金額を預けておく仕組みです。
クレジットカードでデポジットを行う場合、実際に引き落としがされるわけではなく、カードの与信枠を一時的に確保する形になります。チェックアウト時に追加料金がなければ、この与信枠は解放されます。
現金でデポジットを支払うことも可能ですが、数万円〜数十万ウォンを預けることになり、旅行中の資金が減ってしまいますので、カードでの対応がおすすめです。
なお、Airbnbなどの民泊を利用する場合は、予約時にオンライン決済が完了しているため、デポジットを求められることは少ないです。ただし、韓国のゲストハウスや格安ホテルでは、カード決済に対応していないケースもありますので、事前に確認しておくとよいでしょう。
韓国でクレジットカードが使えない5つの理由と対処法
「カードを出したのに使えないと言われた」という経験をした方もいるのではないでしょうか。韓国でクレジットカードが使えない原因はいくつかあり、原因によっては事前の対策で防げるものもあります。
ここでは、韓国でカードが使えなくなる5つの主な理由と、それぞれの対処法を詳しく解説していきます。
理由①:年商2,400万ウォン未満の店舗はカード導入義務がない
韓国でクレジットカードが使えない最も一般的な理由は、店舗側がカード決済に対応していないことです。韓国では消費者保護の観点から、一定規模以上の店舗にはクレジットカード決済の導入が義務付けられていますが、年商2,400万ウォン(約240万円)未満の小規模事業者にはこの義務がありません。
屋台、露店、小さな個人商店、市場内の店舗など、観光客が好んで訪れる場所の多くがこの基準を下回っています。カード決済を導入するには端末の設置費用や決済手数料がかかるため、小規模事業者にとっては負担が大きく、対応していないケースが多いのです。
対処法としては、事前に現金を準備しておくことが最も確実です。韓国ウォンへの両替は、日本国内より韓国国内の方がレートが良いことが多いため、空港の両替所や市内の公認両替所を利用することをおすすめいたします。また、WOWPASSを発行しておけば、現金を引き出すことも可能ですので、万が一に備えて持っておくと安心です。
理由②:国際ブランド(JCB・AMEX)に対応していない端末
店舗がカード決済に対応していても、すべての国際ブランドが使えるとは限りません。韓国の一部店舗ではVISAとMastercardのみに対応した決済端末を使用しており、JCBやAmerican Expressのカードは読み取れないことがあります。
特に、個人経営のカフェや小さなレストラン、ローカルエリアの店舗でこの傾向が見られます。店員さんも「このカードは使えない」と断ることがありますが、実は端末の設定次第で使える場合もあります。「一度試してみてもらえますか?」とお願いすると、意外と通ることもあるのです。
対処法としては、VISAまたはMastercardのカードを必ず1枚以上持参することが鉄則です。JCBやAmerican Expressのカードはポイント還元率が高かったり、海外旅行保険が充実していたりとメリットがありますが、韓国では「使えないかもしれない」と割り切って、サブカードとして位置づけておきましょう。
理由③:カード会社の不正利用検知システムが作動した
突然カードが使えなくなった場合、カード会社の不正利用検知システムが作動している可能性があります。普段と異なる場所での利用や、短時間での連続利用、高額決済などがあると、不正利用を防止するためにカードが一時停止されることがあります。
海外旅行で初めて韓国を訪れた方や、普段あまりカードを使わない方が突然高額の買い物をすると、システムが「不正利用の可能性あり」と判断してしまうのです。一度停止されると、カード会社に連絡して本人確認を行うまで利用できなくなります。
対処法としては、旅行前にカード会社に海外利用の連絡を入れておくことが有効です。「〇月〇日から〇日まで韓国に行きます」と事前に伝えておけば、不正検知システムの誤作動を防げる可能性が高まります。
また、高額な買い物をする予定がある場合は、その旨も伝えておくとよいでしょう。万が一停止された場合は、カード裏面に記載されている緊急連絡先に電話してください。
理由④:暗証番号の入力ミス・ロック
韓国でのカード決済では、暗証番号(PIN)の入力を求められることがあります。暗証番号を複数回間違えると、セキュリティのためにカードがロックされてしまいます。一度ロックされると、カード会社に連絡してロック解除の手続きを行うまで利用できなくなります。
特に注意が必要なのは、複数のカードを持っている方です。それぞれのカードで暗証番号が異なる場合、うっかり間違えてしまうことがあります。また、長年使っていなかったカードを海外旅行のために持ち出した場合、暗証番号を忘れてしまっていることも珍しくありません。
対処法としては、旅行前に必ず暗証番号を確認しておくことです。暗証番号がわからない場合は、カード会社に連絡して再設定の手続きを行ってください。出発直前だと間に合わないこともありますので、余裕を持って準備することをおすすめいたします。
理由⑤:カードの磁気不良・ICチップの故障
カード自体に問題があって使えないケースもあります。クレジットカードの磁気ストライプは、スマートフォンや磁石の近くに置くと磁気不良を起こすことがあります。また、ICチップが故障したり、カード表面に傷がついたりすると、読み取りエラーが発生することがあります。
特に、長年使っているカードや、財布の中でスマートフォンと一緒に保管しているカードは、磁気不良を起こしやすいです。海外で突然カードが使えなくなると非常に困りますので、事前にカードの状態をチェックしておくことが大切です。
対処法としては、複数枚のカードを持参することと、ICチップ搭載のカードを優先的に使うことです。ICチップ搭載カードは磁気ストライプよりもセキュリティが高く、読み取りエラーも起きにくいです。また、カードは磁気を発するものと分けて保管し、専用のカードケースに入れておくと安心です。
韓国で使えない時の代替手段|WOWPASS・T-money・現金
クレジットカードが使えない場面に備えて、代替手段を準備しておくことは非常に重要です。韓国には外国人観光客に便利な決済手段がいくつかありますので、上手に活用することでストレスなく旅行を楽しむことができます。
ここでは、韓国旅行で役立つ代替決済手段を詳しくご紹介していきます。
WOWPASS(ワウパス)|外国人観光客に最強の決済カード
WOWPASSは、外国人観光客向けに開発されたプリペイド式の決済カードで、韓国旅行の新定番として人気が急上昇しています。WOWPASSは「プリペイド決済」「両替」「交通カード(T-money)」の3つの機能が1枚に集約された便利なカードです。
WOWPASSの最大のメリットは、両替手数料が無料であること。日本円の現金を機械に入れるだけで、お得なレートで韓国ウォンにチャージできます。チャージした金額はカード決済に使えるだけでなく、現金として引き出すことも可能です。つまり、カードが使えない店舗でも、WOWPASSから現金を引き出して支払うことができるのです。
発行場所は、明洞駅、弘大入口駅、金浦空港駅、仁川空港など、ソウル市内の主要駅やホテルなど70箇所以上に設置された「WOW Exchange」という無人両替機です。発行手数料は5,000ウォン(約500円)程度で、パスポートがあれば数分で発行できます。韓国に到着したらまずWOWPASSを発行しておくと、旅行がぐっと便利になりますよ。
T-moneyカード|地下鉄・バス・コンビニで使える交通系IC
T-moneyカードは、韓国で最も普及している交通系ICカードです。ソウルをはじめとする韓国全土の地下鉄、バス、一部のタクシーで利用できるほか、コンビニや自動販売機での支払いにも使えます。日本のSuicaやPASMOに相当するカードと考えていただければわかりやすいです。
T-moneyカードは、地下鉄の駅構内やコンビニで購入できます。カード代は2,500〜4,000ウォン程度で、チャージは現金のみ対応です。コンビニのレジやチャージ機で韓国ウォンの現金を入れてチャージし、タッチするだけで支払いが完了します。
クレジットカードが使えない店舗でも、T-moneyに対応していることがあります。特にコンビニでは、クレジットカードとT-moneyの両方が使えることが多いです。ただし、T-moneyはあくまで交通系ICカードがメインの用途であり、すべての店舗で使えるわけではありませんので、現金やWOWPASSと併用することをおすすめいたします。
現金(韓国ウォン)|屋台・市場では必須
韓国旅行では、やはり現金も必要です。韓国では両替商が多く、日本国内で両替するよりもレートが良いことが一般的です。空港の両替所は24時間営業のところも多いため、到着後すぐに両替することが可能です。
現金をいくら持っていくべきかは旅行のスタイルによりますが、屋台や市場でのショッピングを楽しむ予定の方は、2〜3万円分程度の韓国ウォンを準備しておくと安心です。カード決済がメインで、屋台グルメを少し楽しむ程度であれば、1万円分程度でも足りるでしょう。
両替する際は、空港よりも市内の公認両替所の方がレートが良いことが多いです。明洞や東大門には両替所が多くあり、レートを比較しながら両替することができます。ただし、違法な両替商や詐欺には注意してください。看板に「公認両替所」と書かれていて、レートが明示されている店を選ぶようにしましょう。
EZLカード・NAMANEカード|韓国人も使う便利なICカード
T-money以外にも、韓国には便利なICカードがあります。EZLカード(旧cashbee)は、T-moneyと同様に交通機関で使えるだけでなく、クレジットカード決済に対応している韓国国内の全店舗で利用できる点が魅力です。
NAMANEカードは、好きなデザインを選んでカスタマイズできる交通カードで、若者を中心に人気があります。発行機が空港や主要駅に設置されており、パスポートがあれば簡単に作成できます。こうしたカードは、旅の記念品としても人気があります。
外国人観光客向けのカードとしては、やはりWOWPASSが最も便利ですが、T-moneyやEZLカードはローカルな雰囲気を味わいたい方におすすめです。複数のカードを使い分けることで、より韓国旅行を楽しむことができるでしょう。
韓国旅行で持っていくべきクレジットカードの選び方
ここまで、韓国で使えないカードや場所、代替手段についてご説明してきました。では、韓国旅行に持っていくべきクレジットカードはどのように選べばよいのでしょうか。
ここでは、失敗しないカード選びのポイントを3つご紹介していきます。
【鉄則】VISA or Mastercardをメインカードにする
韓国旅行のカード選びでもっとも重要なのは、VISAまたはMastercardブランドのカードをメインカードにすることです。VISAは世界でもっとも加盟店数が多い国際ブランドであり、韓国でもほぼすべてのカード対応店舗で利用可能です。
JCBやAmerican Expressにも魅力的な特典がありますが、韓国では使えない店舗があるリスクがあります。メインカードとしてはVISAかMastercardを選び、JCBやAmerican Expressはサブカードとして持っていくのがおすすめです。
また、カードは2枚以上持っていくことを強くおすすめいたします。1枚しか持っていない場合、紛失・盗難、磁気不良、不正検知による停止などが起きると、支払い手段がなくなってしまいます。理想的には、VISAとMastercardを1枚ずつ、さらにJCBを1枚の計3枚程度を持っていくと安心です。
海外旅行保険付きカードを選ぶ
韓国旅行に持っていくカードを選ぶ際は、海外旅行保険が付帯しているかどうかもチェックポイントです。海外旅行中のケガや病気、携行品の損害などに備えて、海外旅行保険への加入が推奨されています。
クレジットカードに付帯している海外旅行保険には、「自動付帯」と「利用付帯」の2種類があります。自動付帯はカードを持っているだけで補償が適用されますが、利用付帯は旅行代金をそのカードで支払うことが条件となります。ご自身のカードがどちらのタイプか、事前に確認しておきましょう。
また、複数枚のカードを持っている場合、それぞれの保険の補償額を合算できることがあります。傷害治療費用や疾病治療費用など、項目によって合算できるもの・できないものがありますので、カード会社の規約を確認してください。海外での医療費は高額になることがありますので、補償額は多いに越したことはありません。
海外事務手数料が安いカードを選ぶ
海外でクレジットカードを使うと、利用金額に対して「海外事務手数料」がかかります。この手数料は、国際ブランドやカード会社によって異なりますが、一般的に1.6%〜2.2%程度です。たとえば10万円分の買い物をした場合、1,600円〜2,200円の手数料がかかる計算になります。
海外事務手数料が安いカードとしては、エポスカード(1.63%)、ソニー銀行のSony Bank WALLET(無料〜1.79%)、Revolutカードなどが挙げられます。韓国旅行で大きな買い物をする予定がある方は、手数料の安いカードを選ぶことで、数千円単位の節約になることもあります。
ただし、手数料の安さだけでカードを選ぶのではなく、ポイント還元率や付帯保険、国際ブランド(VISAかMastercardか)なども総合的に判断することが大切です。メインカードは使いやすさを重視し、サブカードで手数料の安いカードを持つという使い分けもおすすめです。
よくある質問(FAQ)
韓国旅行のクレジットカードに関して、よくいただく質問にお答えしていきます。具体的なカード名やサービス名を挙げて解説しておりますので、ご自身の状況に当てはめて参考にしていただければ幸いです。
Q1. 楽天カードは韓国で使えますか?
A: 使えます。
楽天カードは韓国でも日本国内と同様に利用可能で、1.0%のポイント還元も適用されます。楽天カードはVISA、Mastercard、JCB、American Expressの4つの国際ブランドから選べますが、韓国旅行に持っていくならVISAまたはMastercardブランドを選んでおくと安心です。
JCBブランドの楽天カードでも観光地では問題なく使えますが、ローカルな店舗では対応していないケースがあります。楽天カードをこれから作る方は、海外旅行のことも考えてVISAかMastercardを選ぶことをおすすめいたします。すでにJCBブランドの楽天カードをお持ちの方は、サブカードとしてVISAまたはMastercardのカードを別途用意しておくとよいでしょう。
Q2. JCBカードは韓国で使えない?
A: 観光地中心であれば使えます。
韓国はJCBの重点エリアの一つであり、明洞、弘大、江南などの観光エリアでは多くの加盟店があります。ソウル市内には「JCBプラザ ソウル」というJCB会員専用のラウンジも設置されており、日本語でのサポートを受けられるのは大きなメリットです。
ただし、個人経営の店舗やローカルエリアでは、JCBに対応していないケースが少なくありません。JCBカードのみを持って韓国旅行に行くのはリスクがありますので、VISAまたはMastercardのカードと2枚持ちすることを強くおすすめいたします。JCBは「観光地で優待やラウンジを使う用」、VISAやMastercardは「どこでも使える安心用」と使い分けるとよいでしょう。
Q3. 韓国の屋台でクレジットカードは使えますか?
A: 明洞の屋台は2024年からカード対応、それ以外は現金が無難です。
2024年2月から明洞エリアの屋台約300店舗でカード決済が可能になりました。各屋台には「Credit Card Available」と書かれた日・英・中対応の看板が掲示されており、VISAやMastercardで支払いができます。
ただし、明洞以外のエリア(東大門、弘大、梨泰院など)の屋台は、いまだに現金のみの対応がほとんどです。屋台グルメを楽しみたい方は、1〜2万ウォン程度の現金を準備しておくことをおすすめいたします。また、明洞の屋台でもJCBやAmerican Expressには対応していない店舗がありますので、VISAかMastercardが確実です。
Q4. WOWPASSとクレジットカードどちらがお得ですか?
A: 使い分けがベストです。
WOWPASSは両替手数料が無料で、お得なレートで韓国ウォンにチャージできるのが魅力です。一方、クレジットカードにはポイント還元があるものの、海外事務手数料(1.6〜2.2%)がかかります。
具体的な使い分けとしては、少額決済(屋台、コンビニ、交通機関)はWOWPASS、高額決済(百貨店、免税店、レストラン)はポイント還元率の高いクレジットカードという組み合わせがおすすめです。たとえば、還元率1.0%のカードで海外事務手数料が1.6%の場合、実質的な負担は0.6%程度。大きな買い物ならポイント還元のメリットが上回ることもあります。
Q5. 韓国でPayPayやd払いは使えますか?
A: 基本的には使えませんが、PayPayは2025年9月から一部対応を開始しました。
日本のスマホ決済(PayPay、d払い、楽天ペイ等)は、韓国では基本的に利用できません。韓国ではカカオペイ、ネイバーペイなど韓国独自の決済サービスが主流ですが、これらも韓国の銀行口座やカードが必要なため、外国人観光客が利用するのは難しいのが現状です。
ただし、2025年9月24日からPayPayが韓国の一部店舗で利用可能になりました。対応店舗はまだ限定的ですが、今後拡大していく可能性があります。現時点では、外国人観光客の決済手段としてはクレジットカード、WOWPASS、現金が基本となります。
まとめ:韓国旅行のクレジットカード対策はこれでOK
最後に、韓国旅行でクレジットカードを使う際のポイントを整理してまとめます。この記事を参考に準備していただければ、現地で「カードが使えない!」と慌てることなく、快適な旅行を楽しんでいただけるはずです。
持っていくべきカード
- VISA or Mastercardをメインに → 韓国のほぼ全店で対応、安心の1枚
- JCBをサブカードに → 観光地での優待やJCBラウンジの利用に便利
- 2枚以上の複数持ち → 紛失・故障・停止に備えるため必須
使えない場所への対策
- WOWPASS(ワウパス)を現地で発行 → 屋台・市場もカバー、両替機能も便利
- 現金2〜3万円分を両替 → 小規模店・緊急用に必須
- T-moneyカードを購入 → 地下鉄・バスの移動で便利
3つのポイント
- VISAかMastercardなら韓国のほぼ全店で使える
この2つのブランドは世界でもっとも普及しており、韓国でも対応率が圧倒的に高いです。 - JCB・AMEXは観光地限定と割り切る
優待やラウンジのメリットはありますが、メインカードにするのはリスクがあります。 - 屋台・市場用にWOWPASSか現金を準備する
カードが使えない場所でも困らないよう、代替手段を必ず用意しておきましょう。
韓国はキャッシュレス先進国として知られていますが、すべての場所でカードが使えるわけではありません。事前にしっかり準備をして、素敵な韓国旅行を楽しんでくださいね。




