ヨーロッパ旅行の現金はいくら必要?1週間・10日間・2週間の目安
- 1週間・10日間なら、いくら両替すればいい?
- カード中心なら、現金を持たなくても大丈夫?
- イギリスやスイスも、ユーロで払える?
ヨーロッパ旅行の現金は、現金で払う予定の支出と予備のお金を足して決めます。
たとえば、ユーロ圏で現金を1日10ユーロ使い、予備に30ユーロを持つなら、1週間で100ユーロです。
これはカード払いを主に使う場合の計算例です。旅行費用の総額や、どの国でも足りる金額ではありません。
無料で持てる海外旅行保険。エポスカードで、病気・ケガや盗難に備えよう

エポスカード
年会費永年無料・保険料0円。対象の旅行代金をエポスカードで支払うと、海外での病気・ケガや持ち物の盗難に備えられます。
渡航先への航空券や、空港へ向かう電車・バスなどの料金をエポスカードで支払うと、会員本人の海外旅行傷害保険が適用されます。旅行用の支払いカードと、治療費・盗難への備えを一緒に用意できます。
- 病気の治療費は270万円、ケガは200万円まで。
病気は1疾病、ケガは1事故ごとの上限です。
旅先で受診したときの費用に備えられ、海外から保険の窓口にも相談できます。 - iPhoneなどのスマホや、財布本体の盗難も補償対象です。
携行品損害は1旅行・保険期間中20万円まで、1品10万円まで(1事故につき自己負担3,000円)。
補償額は時価額をもとに決まります。
紛失・置き忘れ、現金・クレジットカードは対象外です。 - 現金が必要なときは、海外ATMで現地通貨を用意できます。
Visa・PLUS対応ATMで、キャッシングのご利用可能額の範囲内で借りられます。
キャッシング枠の設定と、カード・暗証番号が必要です。
借入れなので、利息(実質年率18.0%)とATM手数料(1万円以下110円、1万円超220円/件・税込)がかかります。
保険は対象の支払いが必要な「利用付帯」で、個人手配のホテル代だけでは適用されません。補償されるのはカード会員本人で、カードを持たない同行家族は対象外です。カード発行日の翌日以降に出発する旅行が対象となり、補償期間は支払うタイミングにより異なります(最長90日間・旅行期間中)。詳しい適用条件は、下の公式案内で確認できます。
海外旅行傷害保険の適用条件・補償内容
スマホ・財布の盗難補償(公式FAQ)
海外キャッシングの使い方・利息・ATM手数料

セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス
出張や旅行の準備と、経費の支払いをまとめて考えたい方へ。
初年度の年会費は無料。次年度以降は33,000円(税込)です。旅行時の補償やラウンジなど、年会費に見合う特典を使えるか確認して選びましょう。
- 海外旅行傷害保険が付帯します。対象の旅行代金を支払う「利用付帯」です。
- プライオリティ・パスへの登録で、対象の空港ラウンジを利用できます。
- 個人事業主や会社員の方も申込対象です。発行には所定の審査があります。
保険の適用条件や補償対象、プライオリティ・パスの登録方法・対象施設は公式案内をご確認ください。追加カード会員は海外旅行傷害保険の補償対象ではありません。
1週間・10日間・2週間の現金の目安
航空券・ホテルを支払い済みで、現地でもカードを主に使うなら、旅行予算の全額を現金に替える必要はありません。
まずは、現金で払う買い物や食事などに1日いくら使うかを置き、現地で過ごす日数を掛けます。
同じ予備30ユーロで、1日の現金支出を10ユーロ・20ユーロとした場合を比べると、次の金額になります。
| 現地の日数 | 現金の支出 10€/日 | 現金の支出 20€/日 |
|---|---|---|
| 1週間 (7日間) | 100€ | 170€ |
| 10日間 | 130€ | 230€ |
| 2週間 (14日間) | 170€ | 310€ |
いずれも1人分の計算例です。日本を出てから帰るまでの日数ではなく、現地でお金を使う日数で計算します。
カード払いの食事代などは、この表に含みません。使う店や予算に合わせて、1日の現金支出を変えてください。
現金のみの支払いがあれば、金額を上乗せする
- 宿泊費・現地で払う税金:予約の明細や宿の案内で、金額と支払い方法を見る。
- 市場・個人店・地方での食事:現金で払う予定の分を加える。
- トイレ・チップなどの少額支出:利用先の支払い方法や習慣に合わせて、小銭も用意する。
たとえば、表とは別に現金払いの予定が50ユーロあれば、50ユーロを加算します。二重に数えないよう分けましょう。
逆に、予約済みのツアーなどで支払いが少ない日は、1日分を一律に多く見積もる必要はありません。
ユーロの現金は、5・10・20ユーロ札も交ぜておくと、少額の買い物に使い分けやすくなります。
両替に必要な日本円は、その日のレートと手数料で変わります。「何円渡すと何ユーロ受け取れるか」で比較します。
国ごとの現金事情|ドイツ・イタリア・北欧を一括りにしない
ドイツ|カードも使えるが、現金を残しておく
ドイツ連邦銀行の2025年調査では、記録された支払いの45%が現金でした。一方、店頭購入の86%で非現金決済が可能でした。
ただし、これはドイツの消費者の調査です。日本のクレジットカードが86%の店で通る、という意味ではありません。
「ドイツは全部現金」と考えて多額を替えるより、利用予定の宿や店を見て、現金が必要な支出を確保します。
出典:ドイツ連邦銀行「2025年の支払行動」(2026年10月16日確認)
イタリア・フランスなど|店の対応を見て、カードと併用する
イタリア政府観光サイトは、現金と主要なクレジットカードを使えると案内しています。旅行代金すべての現金化は不要です。
フランスやスペインなどを含め、同じ国でも店・宿・端末によって対応は違います。支払い前に、使えるカードを聞きます。
個人店での買い物が多い日と、カード対応施設を巡る日では必要な現金も変わります。日程に合わせて調整しましょう。
出典:イタリア政府観光サイト「通貨と支払い」(2026年10月16日確認)
北欧|スウェーデンは、現金よりカードの準備を重視
スウェーデン観光局は、カード・モバイル決済のみの店も多く、多額の現金を持つ必要はないと案内しています。
Visa・Mastercardが広く使われます。現金だけでは払えない場合に備え、ICチップ付きカードと暗証番号を準備します。
ただし、北欧の全地域で現金が不要とは限りません。フィンランドはユーロ、スウェーデンはクローナと、通貨も違います。
出典:Visit Sweden「通貨・カード・現金」(2026年10月16日確認)
ヨーロッパ周遊は、ユーロ以外の通貨にも注意
ユーロはヨーロッパ全域の共通通貨ではありません。パリからロンドンへ移動する場合も、使う通貨が変わります。
- ユーロ(EUR):フランス・ドイツ・イタリア・スペイン・オーストリアなど。
- 英ポンド(GBP):イギリス。
- スイスフラン(CHF):スイス。
- スウェーデンクローナ(SEK):スウェーデン。
- チェココルナ(CZK):チェコ。
EU加盟国でも、チェコ・ハンガリー・ポーランドなどはユーロを採用していません。ブルガリアは2026年に導入しました。
出典:EU「ユーロを使う国」(2026年10月16日確認)
出典:欧州中央銀行「ブルガリアのユーロ導入」(2026年10月16日確認)
別の通貨の国に短く滞在するなら、まずカードで払えるか調べます。現金は、その国で使う予定の分から考えます。
スイスやチェコではユーロを受け付ける場所もありますが、お釣りは現地通貨になる場合があります。
ユーロが使える前提で旅程全体を組まず、表示通貨と交換条件を確かめて支払いましょう。
出典:VisitBritain「通貨・支払い」(2026年10月16日確認)
出典:スイス政府観光局「通貨」(2026年10月16日確認)
出典:VisitCzechia「通貨と支払い」(2026年10月16日確認)
現金は日本で両替する?海外ATMで用意する?
到着直後に使う分を日本で両替しておけば、着いてすぐATMを探す手間を減らせます。
足りない分を現地で用意する方法もあります。両替と海外ATMでは、使うお金や費用の仕組みが異なります。
- 1日本で両替する手持ちの日本円を、外貨へ交換。到着直後の支払いに備えられます。比べる費用:両替レート・手数料
- 2デビットで海外ATMを使う対応カードで、預金残高から現地通貨を引き出します。比べる費用:為替の手数料・ATM利用料
- 3クレジットで海外ATMを使うキャッシング枠内の借り入れです。預金の引き出しとは異なります。比べる費用:利息・ATM利用料など
「手数料無料」の表示だけでは比較できません。両替レートに含まれる費用や、ATM側の利用料も含めて比べます。
海外ATMに対応しないカードもあります。出発前に、海外出金の可否・暗証番号・利用可能額を発行会社で確認します。
出典:Visa「海外ATMの操作方法」(2026年10月16日確認)
海外キャッシングは借り入れ。利息まで比べる
たとえばエポスカードの海外キャッシングは、実質年率18.0%です。海外ATM手数料も、次のとおりかかります。
- 利用金額1万円以下:1件110円(税込)。
- 利用金額1万円超:1件220円(税込)。
キャッシング枠がなければ利用できません。返済までの日数で利息が変わり、両替より安くなるとは限りません。
出典:エポスカード「海外キャッシング」(2026年10月16日確認)
日本円で払うか聞かれたら、現地通貨との条件を比べる
お店やATMで、日本円建てを提示されることがあります。円建てでは、お店やATM側のレートで換算されます。
現地通貨建てより割高になる場合があるため、円で金額が見えるという理由だけで選ばず、換算条件を見ましょう。
VisaのATM案内では「DECLINE CONVERSION」を選ぶと、現地通貨建ての処理になります。
「ACCEPT CONVERSION」を選ぶと、ATM側のレートで円に換算されます。
画面は機種で異なります。よく分からないまま確定せず、通貨・金額・追加費用を読んでから進めてください。
出典:Visa「ATMの為替レート選択」(2026年10月16日確認)
出典:JCB「海外の現地通貨・日本円払い」(2026年10月16日確認)
多額の現金を持つ前に、出発前のカードを整える
カード中心の予定でも、現金のみの店やカードの利用制限に備え、少額の現金と別の支払い手段を残しておきます。
イギリスやスウェーデンの観光局は、Visa・Mastercardが広く使われると案内しています。
まずは手元のカードを見て、出発までに準備することを整理しましょう。
- VisaかMastercardを持っている:暗証番号・利用可能額・海外利用の設定を確かめる。
- カードが1枚だけ:別の発行会社やブランドの予備を検討する。
- すでに予備もある:新規発行より、別々に持つ準備を優先する。
現金とカードを同じ財布へすべて入れると、1回の紛失で両方を失います。予備の現金とカードは分けて持ちます。
出典:在フランス日本国大使館「安全の手引き」(2026年10月16日確認)
年会費をかけずにVisaを用意するなら、エポスカードも候補

エポスカードはVisaです。お持ちのカードと発行会社も異なれば、1社の利用制限で支払えなくなる場合に備えられます。
年会費は無料ですが、外貨ショッピングには事務処理費3.85%が加わります。
海外キャッシングにも、前述の利息とATM手数料がかかります。
エポスカードは、現金に加えてVisaの支払い手段を用意したい方の候補です。
出典:エポスカード「海外利用の手数料」(2026年10月16日確認)
申し込みは日本国内在住の満18歳以上が対象で、高校生は除きます。カード発行には審査があります。
郵送の目安は約1週間ですが、長くかかる場合もあります。出発直前ではなく、受け取る日数を見込んで準備しましょう。
出典:エポスカード「年会費・申し込み条件」(2026年10月16日確認)
ヨーロッパ旅行の現金について、よくある質問
1週間100ユーロだけで足りますか?
本文の100ユーロは、現金を1日10ユーロ使い、予備30ユーロを加えた例です。足りるかどうかを保証する金額ではありません。
カード払いを予定した店が現金のみなら、必要額は増えます。宿・食事・移動で現金払いがある分を足して考えます。
チップのために、現金を多く用意する必要はありますか?
国やサービスで異なります。イタリア政府観光サイトは、チップに義務や決まったルールはないと案内しています。
旅行先の観光局や利用先の案内を基に、渡す予定の分を見積もります。一律の割合で計算しないようにしましょう。
出典:イタリア政府観光サイト「チップ」(2026年10月16日確認)
ユーロは国を移動するたびに両替しますか?
フランス・ドイツ・イタリアなど、ユーロを使う国同士なら、同じユーロの紙幣・硬貨を使えます。
イギリスやスイスなど通貨が違う国に移る場合は別です。現金予算を通貨ごとに分け、必要な分を用意します。
出典:EU「ユーロの紙幣・硬貨」(2026年10月16日確認)