「アメリカ旅行に持っていくクレジットカード、どれを選べばいいの?」
「海外で使うと手数料が高いって聞くけど、お得なカードはあるの?」
このような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。アメリカは世界でも有数のクレジットカード社会であり、コーヒー1杯からクレジットカードで支払うのが当たり前の国です。むしろ現金払いよりもカード払いの方が信頼される文化があるため、アメリカ旅行にはクレジットカードが必須といっても過言ではありません。
結論からお伝えすると、アメリカ旅行には「Visa」または「Mastercard」ブランドのクレジットカードを最低2枚持っていくのがおすすめです。さらに、海外旅行保険が自動付帯するカードや、海外利用手数料が安いカードを選ぶことで、安心かつお得に旅行を楽しむことができます。
本記事では、以下の情報を詳しく解説していきます。
- アメリカ旅行におすすめのクレジットカード10選と比較表
- ニューヨーク・ロサンゼルス・ハワイなど都市別のカード活用術
- 海外利用手数料の仕組みとカード別の比較
- チップの払い方や注意点など実践的な使い方

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【結論】アメリカ旅行におすすめのクレジットカード比較表
まずは結論として、アメリカ旅行におすすめのクレジットカード10枚を比較表でご紹介します。
それぞれのカードには特徴があり、旅行スタイルや重視するポイントによって最適な1枚が変わってきます。
こちらの比較表を参考に、ご自身に合ったカードを見つけていただければと思います。
| カード名 | 年会費 | 基本還元率 | 海外事務手数料 | 国際ブランド | 海外旅行保険 | おすすめポイント |
|---|---|---|---|---|---|---|
![]() エポスカード | 無料 | 0.5% | 1.63% | Visa | 自動付帯 | 年会費無料で保険が自動付帯 |
![]() 三井住友カード(NL) | 無料 | 0.5% | 2.20% | Visa/Mastercard | 利用付帯 | ナンバーレスで安心 |
![]() JCBカードW | 無料 | 1.0% | 1.60% | JCB | 利用付帯 | 高還元率・日本語サポート |
![]() 楽天カード | 無料 | 1.0% | 1.63% | Visa/Mastercard/JCB/Amex | 利用付帯 | ポイントが貯まりやすい |
![]() アメックス・グリーン | 月額1,100円 | 0.5% | 2.00% | Amex | 利用付帯 | 空港ラウンジ・プライオリティパス |
![]() dカード | 無料 | 1.0% | 2.20% | Visa/Mastercard | なし(29歳以下は利用付帯) | ドコモユーザーに最適 |
![]() ライフカード(学生専用) | 無料 | 0.5% | 2.20% | Visa/Mastercard/JCB | 自動付帯 | 海外利用3%キャッシュバック |
![]() セゾンブルー・アメックス | 3,300円(26歳以下無料) | 0.5% | 1.63% | Amex | 自動付帯 | 若い方に特典多数 |
![]() 三菱UFJカード | 無料 | 0.5% | 2.20% | Visa/Mastercard/JCB/Amex | 利用付帯 | グローバルポイント2倍 |
![]() ANA VISA 一般カード | 2,200円 | 0.5% | 1.63%〜2.20% | Visa/Mastercard/JCB | 自動付帯 | マイルを貯めたい方に |
この比較表を見ていただくと分かるように、年会費無料で海外旅行保険が自動付帯する「エポスカード」は、アメリカ旅行初心者の方に特におすすめです。また、ポイント還元率を重視する方には「JCBカードW」や「楽天カード」、空港ラウンジなどの特典を重視する方には「アメックス・グリーン」が適しています。
カード選びの3つのポイント
- 国際ブランドはVisa・Mastercardを優先:アメリカではVisa・Mastercardの加盟店が圧倒的に多いため、最低1枚は持っておきましょう
- 海外旅行保険の付帯条件を確認:「自動付帯」と「利用付帯」では補償を受けられる条件が異なります
- 2枚以上のカードを持っていく:万が一の紛失・盗難や、カードが使えないトラブルに備えて複数枚あると安心です
アメリカ旅行に最強のクレジットカード10選
ここからは、アメリカ旅行におすすめのクレジットカード10枚を詳しくご紹介していきます。それぞれのカードのメリット・デメリット、どのような方に向いているかを解説しますので、ぜひカード選びの参考にしてください。
エポスカード(年会費無料・海外旅行保険が自動付帯)
エポスカード公式サイトによると、エポスカードは年会費永年無料でありながら、海外旅行傷害保険が自動付帯するという非常にお得なカードです。「自動付帯」とは、カードを持っているだけで保険が適用されるという意味で、旅行代金をカードで支払う必要がありません。
エポスカードの海外旅行保険は、傷害死亡・後遺障害で最高3,000万円、傷害治療費用で200万円、疾病治療費用で270万円と、年会費無料のカードとしては非常に充実した補償内容となっています。アメリカは医療費が高額なことで知られており、救急車で運ばれるだけで数十万円かかることもありますので、この保険があるだけでも大きな安心感があります。
国際ブランドはVisaのみですが、アメリカではVisaが最も使える場所が多いブランドですので、メインカードとして十分活躍してくれます。また、エポスカードはナンバーレスデザインも選べるため、カード番号を盗み見られるリスクを軽減できます。
ただし、基本還元率が0.5%とやや低めである点と、国内での特典が限られている点はデメリットとして挙げられます。とはいえ、アメリカ旅行用のサブカードとして1枚持っておくには最適な選択肢といえるでしょう。
三井住友カード(NL)(ナンバーレスで安心・年会費無料)

三井住友カード公式サイトでは、三井住友カード(NL)は券面にカード番号が記載されていない「ナンバーレス」デザインが特徴であると紹介されています。海外でカードを使用する際、店員にカードを渡す場面も多いため、番号を盗み見られるリスクが軽減されるのは大きなメリットです。
年会費は永年無料で、国際ブランドはVisaとMastercardから選択できます。アメリカ旅行には、どちらを選んでも問題なく使用できますが、Visaの方がわずかに加盟店が多い傾向があります。
海外旅行保険は利用付帯で、最高2,000万円の補償があります。利用付帯とは、旅行代金をこのカードで支払った場合に保険が適用される仕組みですので、航空券や旅行ツアー代金の決済に使用することをおすすめします。
タッチ決済にも対応しているため、ニューヨークの地下鉄(OMNY)やバスでスムーズに乗車できるのも嬉しいポイントです。セキュリティと利便性を両立させたい方に最適なカードといえます。
JCBカードW(ポイント高還元・日本語サポート充実)

JCB公式サイトによると、JCBカードWは18歳〜39歳の方限定で申し込める、ポイント高還元率が魅力のカードです。基本還元率は1.0%と、年会費無料のカードとしては非常に高い水準となっています。
JCBは日本発の国際ブランドということもあり、海外での日本語サポートが充実しているのが大きな特徴です。ハワイやグアムには「JCBプラザ」という日本語対応のサービスデスクがあり、観光案内やレストラン予約、緊急時のサポートを受けることができます。また、ハワイではワイキキトロリーのピンクラインが無料で乗車できる特典もあります。
ただし注意点として、アメリカ本土(ニューヨーク、ロサンゼルスなど)ではJCBの加盟店がVisa・Mastercardに比べて少ない傾向があります。そのため、JCBカードWはサブカードとして持っていき、メインカードにはVisa・Mastercardを使用するという組み合わせがおすすめです。
海外旅行保険は利用付帯で最高2,000万円、ショッピング保険も付帯しており、海外で購入した商品の破損・盗難にも対応しています。
楽天カード(1.0%還元・楽天ポイントが貯まる)

楽天カード公式サイトでは、楽天カードは年会費永年無料で、基本還元率1.0%という高還元率カードとして紹介されています。貯まったポイントは楽天市場での買い物はもちろん、楽天ペイを通じてコンビニなどでも使用できるため、ポイントの使い道に困ることがありません。
国際ブランドはVisa、Mastercard、JCB、American Expressの4種類から選択可能です。アメリカ旅行用としては、VisaまたはMastercardを選んでおくと安心です。
海外旅行保険は利用付帯で、傷害死亡・後遺障害で最高2,000万円の補償があります。また、楽天カードには「楽天トラベル」との連携特典があり、楽天トラベルで航空券やホテルを予約するとポイントが貯まりやすくなります。
デメリットとしては、海外事務手数料が1.63%とやや高めであること、また海外キャッシングの繰り上げ返済がやや手間がかかることが挙げられます。普段から楽天経済圏を活用している方には、アメリカ旅行でも便利に使えるカードです。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード(空港ラウンジ・プライオリティパス)

アメリカン・エキスプレス公式サイトによると、アメックス・グリーンカードは月会費制(月額1,100円)で、空港ラウンジ利用やプライオリティ・パスなど、旅行に便利な特典が充実したカードです。
アメリカン・エキスプレスは、その名の通りアメリカ発祥のブランドであり、アメリカ国内ではVisa・Mastercardに次ぐ加盟店数を誇ります。特に高級ホテルやレストラン、百貨店などでは積極的に導入されているため、アメリカ旅行でステータス感のあるカードを使いたい方にはぴったりです。
プライオリティ・パスは、世界1,400か所以上の空港ラウンジを利用できるサービスで、アメックス・グリーンでは年間2回まで無料で利用可能です。長時間のフライト前に快適な空間で過ごせるのは、旅行の質を大きく向上させてくれます。
また、「手荷物無料宅配サービス」や「海外旅行先での日本語サポート」など、旅行者向けの特典が豊富に用意されています。年会費(月会費)はかかりますが、それに見合うだけの価値があるカードといえるでしょう。
dカード(d払い併用で高還元・ドコモユーザー必見)

dカード公式サイトでは、dカードは年会費無料で基本還元率1.0%という高還元率カードとして紹介されています。ドコモユーザーはもちろん、それ以外の方でもdポイントを貯めて使える便利なカードです。
国際ブランドはVisaとMastercardから選択でき、アメリカ旅行でも問題なく使用できます。貯まったdポイントは、ローソンやマクドナルドなど多くの加盟店で使えるほか、d払いを通じてさまざまな店舗で利用可能です。
注意点として、dカードの海外旅行保険は29歳以下の方のみ利用付帯となっており、30歳以上の方には付帯しません。そのため、30歳以上の方がメインカードとして使う場合は、別途海外旅行保険に加入するか、保険付帯の別カードを併用することをおすすめします。
アメリカ旅行中もd払いアプリからカード利用明細を確認できるため、使いすぎ防止や不正利用の早期発見に役立ちます。
ライフカード(学生専用は海外利用3%キャッシュバック)

ライフカード公式サイトによると、学生専用ライフカードは、海外でのショッピング利用金額の3%がキャッシュバックされるという、学生にとって非常にお得なカードです。
例えば、アメリカ旅行で10万円分のショッピングをした場合、3,000円がキャッシュバックされる計算になります。これは他のカードのポイント還元と比較しても圧倒的にお得な還元率です。
年会費は無料で、海外旅行保険も自動付帯で最高2,000万円の補償があります。国際ブランドはVisa、Mastercard、JCBから選択可能です。
学生専用カードのため、申し込みは大学・短大・専門学校などに在籍している学生限定となりますが、卒業後も引き続き一般のライフカードとして使用できます。学生のうちにアメリカ旅行を計画している方には、ぜひ検討していただきたいカードです。
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード(26歳以下年会費無料)

セゾンカード公式サイトでは、セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードは、26歳になるまで年会費無料で利用できるカードとして紹介されています。通常年会費は3,300円ですが、若い世代の方は実質無料でアメックスブランドのカードを持つことができます。
海外旅行保険は自動付帯で、傷害死亡・後遺障害で最高3,000万円と充実した補償内容です。また、「Super Value Plus」という追加保険プランに加入することで、さらに補償を手厚くすることも可能です。
アメリカン・エキスプレスブランドのため、アメリカ国内での使い勝手も良好です。ただし、Visa・Mastercardと比較すると加盟店数はやや少なめですので、サブカードとしてVisa・Mastercardのカードも持っていくことをおすすめします。
海外でのショッピング利用ではポイントが2倍になる特典もあり、お得にポイントを貯めることができます。
三菱UFJカード(グローバルポイントが海外で2倍)

三菱UFJニコス公式サイトによると、三菱UFJカードは海外でのショッピング利用でグローバルポイントが2倍になる特典があります。通常は1,000円につき1ポイントですが、海外利用時は1,000円につき2ポイントが貯まります。
年会費は初年度無料、2年目以降は1,375円ですが、年間1回以上の利用で翌年度も無料になります。アメリカ旅行で1回でも使用すれば年会費が無料になるため、実質的には年会費無料で利用できるカードといえます。
国際ブランドはVisa、Mastercard、JCB、American Expressの4種類から選択可能です。タッチ決済にも対応しており、アメリカの店舗やニューヨークの地下鉄(OMNY)でスムーズに支払いができます。
海外旅行保険は利用付帯で最高2,000万円の補償があります。三菱UFJ銀行をメインバンクとして使用している方には、銀行との連携特典もあるため、特におすすめのカードです。
ANAカード(マイルを貯めたい方に最適)

ANA公式サイトでは、ANAカードはフライトや日常のショッピングでANAマイルが貯まるカードとして紹介されています。アメリカ旅行の航空券をANA便で予約する方には、特におすすめのカードです。
ANAカード(一般)の年会費は2,200円で、入会時と毎年の継続時に1,000マイルがもらえます。また、ANAグループ便に搭乗すると、通常のフライトマイルに加えてボーナスマイルが10%上乗せされます。
海外旅行保険は自動付帯で、傷害死亡・後遺障害で最高1,000万円の補償があります。補償額は他のカードと比較するとやや控えめですが、マイルを貯めることを重視する方には魅力的なカードです。
国際ブランドはVisa、Mastercard、JCBから選択可能で、どれを選んでもアメリカ旅行で問題なく使用できます。ANAマイルを貯めて、次回の旅行を特典航空券で行くことを目標にしている方には、最適な選択肢といえるでしょう。
アメリカ旅行でクレジットカードを使う5つのメリット
アメリカはクレジットカード社会として知られていますが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、アメリカ旅行でクレジットカードを使う5つのメリットを詳しく解説していきます。
現金を持ち歩くリスクを軽減できる
外務省海外安全ホームページでは、アメリカでは置き引きやスリなどの軽犯罪に注意するよう呼びかけています。大量の現金を持ち歩くことは、これらの犯罪のターゲットになるリスクを高めてしまいます。
クレジットカードであれば、万が一盗難に遭ったとしても、すぐにカード会社に連絡して利用停止にすることで被害を最小限に抑えることができます。また、多くのカードには不正利用に対する補償制度があるため、身に覚えのない請求があった場合でも返金を受けられる可能性が高いです。
現金は一度盗まれてしまうと戻ってくることはほとんどありませんが、クレジットカードには複数の安全策が用意されています。特にアメリカの大都市を観光する際は、クレジットカードをメインの決済手段として、現金は必要最小限にとどめることをおすすめします。
アメリカでは100ドル札など高額紙幣は偽札を疑われて受け取りを拒否されることもあるため、その点でもクレジットカード払いの方がスムーズです。
海外旅行保険が自動で付帯する
クレジットカードに付帯する海外旅行保険は、別途保険に加入する手間と費用を省くことができる大きなメリットです。特に「自動付帯」のカードであれば、カードを持っているだけで保険が適用されるため、旅行代金の支払い方法を気にする必要がありません。
海外旅行保険でカバーされる主な補償内容は、傷害死亡・後遺障害、傷害治療費用、疾病治療費用、賠償責任、携行品損害、救援者費用などがあります。アメリカは医療費が非常に高額なことで知られており、盲腸の手術だけで数百万円かかることもあるため、海外旅行保険への加入は必須といえます。
複数のクレジットカードを持っている場合、傷害死亡・後遺障害以外の補償は合算されることが一般的です。つまり、エポスカードとセゾンブルー・アメックスの両方を持っていれば、傷害治療費用の補償が合計で400万円以上になる可能性があります。
ただし、クレジットカード付帯の保険だけでは不安という方は、任意の海外旅行保険にも加入することをおすすめします。特に持病がある方や、アクティブなアクティビティを予定している方は、補償内容を事前に確認しておきましょう。
ホテル・レンタカーのデポジットに使える
アメリカのホテルにチェックインする際、多くの場合デポジット(預り金)を求められます。これは、宿泊中のミニバー利用や客室の損傷に備えるためのもので、通常は数百ドル程度がクレジットカードに仮押さえされます。
現金でデポジットを支払うことも可能ですが、その場合は大きな現金を持ち歩く必要があり、チェックアウト時に返金されるまで手元の現金が減ってしまいます。クレジットカードであれば、仮押さえが解除されるだけで実際の出費はありませんので、旅行中の資金管理がしやすくなります。
レンタカーを借りる際も同様で、クレジットカードの提示が求められることがほとんどです。レンタカー会社によってはデビットカードを受け付けない場合もあるため、クレジットカードを持っていくことをおすすめします。
特に高級ホテルや大手レンタカー会社では、カードのステータスによって対応が変わることもあります。アメックスやゴールドカード以上のカードを持っていると、よりスムーズに手続きが進むことが多いです。
両替手数料より海外利用手数料の方がお得
アメリカで現金を使う場合、日本円からドルへの両替が必要になります。空港や街中の両替所で両替する場合、一般的に3〜10%程度の手数料がかかると言われています。一方、クレジットカードの海外事務手数料は1.6〜2.2%程度であり、両替よりもお得に支払いができることが多いです。
クレジットカードの海外利用時には、国際ブランド(Visa、Mastercardなど)が定める為替レートに、カード会社が設定する海外事務手数料を上乗せした金額が請求されます。この為替レートは市場レートに近いため、両替所のレートよりも有利なことが一般的です。
例えば、1,000ドル(約15万円)を使う場合を考えてみましょう。両替手数料が5%だと7,500円、クレジットカードの海外事務手数料が1.63%だと約2,450円となり、約5,000円もの差が生まれます。旅行中の支出が大きくなればなるほど、この差は広がっていきます。
ただし、一部の店舗では「DCC(Dynamic Currency Conversion)」という仕組みで、日本円建てでの決済を提案されることがあります。これは店舗側が為替レートを設定するため、通常よりも不利なレートになることが多いです。「現地通貨建て」と「日本円建て」を選べる場合は、必ず「現地通貨建て(ドル建て)」を選択しましょう。
ポイント・マイルが貯まる
アメリカ旅行中のショッピングや食事代金をクレジットカードで支払えば、ポイントやマイルを貯めることができます。旅行中は普段より出費が増えることが多いため、効率よくポイントを獲得するチャンスといえます。
例えば、還元率1.0%のJCBカードWや楽天カードでアメリカ旅行中に20万円使った場合、2,000ポイント(円相当)が貯まります。これは次回の旅行や日常の買い物で使える「ボーナス」のようなものです。
ANAカードやJALカードなどの航空系カードを使えば、フライトマイルに加えてショッピングマイルも貯められるため、次回の旅行を特典航空券で行くことも夢ではありません。アメリカ行きの特典航空券は、レギュラーシーズンで往復40,000〜50,000マイル程度が目安ですので、計画的にマイルを貯めていくことで達成可能な目標です。
海外利用でポイントが2倍になるカード(三菱UFJカードなど)を選べば、さらに効率よくポイントを獲得できます。旅行前にカードのポイントプログラムを確認し、最もお得なカードを選んで使うことをおすすめします。
【都市別】アメリカ観光地でのクレジットカード活用術
アメリカは広大な国であり、都市によってクレジットカードの使い勝手や交通機関の決済方法が異なります。ここでは、日本人に人気の5つの都市について、クレジットカードの活用術を詳しく解説していきます。
ニューヨーク(地下鉄OMNY対応・タッチ決済でスムーズ)
ニューヨークの地下鉄やバスでは、「OMNY(One Metro New York)」というタッチ決済システムが導入されています。Visa、Mastercard、American Express、Discoverのタッチ決済対応カードや、Apple Pay、Google Payで改札をタップするだけで乗車できます。
従来のメトロカード(磁気カード)を購入する手間が省けるだけでなく、OMNYには「運賃キャップ」という仕組みがあり、同一週内に34ドル以上乗車した場合、それ以降の乗車は無料になります。これは、かつての7日間乗り放題パスと同等の仕組みですが、OMNYでは自動的に適用されるため、事前にパスを購入する必要がありません。
タイムズスクエアやセントラルパーク周辺のほとんどの店舗でクレジットカードが使えますが、チップ文化があるため現金も少額(20〜50ドル程度)持っておくと便利です。特にホテルのベルボーイやルームサービスへのチップは現金で渡すのが一般的です。
ロサンゼルス(TAPカード購入時もクレカOK)
ロサンゼルスの公共交通機関(メトロ、バス)では、「TAPカード」というICカードが利用されています。TAPカードは駅の券売機で購入・チャージでき、クレジットカードでの支払いにも対応しています。
ロサンゼルスは車社会として知られており、多くの観光客はレンタカーを利用します。レンタカーを借りる際にはクレジットカードが必須となりますので、Visa・Mastercardのカードを必ず持っていきましょう。
ビバリーヒルズやサンタモニカなどの観光エリアでは、ほぼすべての店舗でクレジットカードが使えます。ただし、ファーマーズマーケットや小規模な屋台では現金のみの場合もありますので、少額の現金を用意しておくことをおすすめします。
ロサンゼルスでは、UberやLyftといったライドシェアサービスが非常に便利です。これらのサービスはアプリにクレジットカードを登録して使用するため、現地で現金を使う必要がありません。チップもアプリ内で設定できるため、キャッシュレスで移動することができます。
ハワイ(JCBプラザ・トロリー無料特典あり)
ハワイは日本人観光客が多いこともあり、JCBカードの特典が非常に充実しています。ワイキキにはJCBプラザ・ラウンジがあり、日本語での観光案内やレストラン予約、緊急時のサポートを受けることができます。
JCBカードを持っていれば、ワイキキトロリーの「ピンクライン」が無料で乗り放題になります。ピンクラインはアラモアナセンターとワイキキを結ぶ路線で、ショッピングに便利なルートです。通常は1回2ドル、1日パスで5ドルですので、何度も乗る予定がある方には嬉しい特典です。
ハワイはアメリカの中でも治安が良い地域ですが、それでも現金を大量に持ち歩くことはおすすめできません。ほとんどの店舗でクレジットカードが使えますので、カード払いをメインにして、チップ用に20〜50ドル程度の現金を持っておくと良いでしょう。
なお、ハワイではABCストアなどのコンビニでもクレジットカードが使えます。少額の買い物でもカード払いが一般的ですので、遠慮なくカードを使って大丈夫です。
ラスベガス(カジノ・ショッピングでクレカ必須)
ラスベガスは世界有数のエンターテイメント都市であり、カジノ、ショッピング、ショーなど多くのアクティビティを楽しめます。ホテルやカジノでは、身分証明とクレジットカードの提示を求められることが多いため、カードは必ず持っていきましょう。
カジノでチップ(賭けに使う)を購入する際は、現金が必要になることが一般的です。ただし、カジノ内のATMでクレジットカードのキャッシング機能を使って現金を引き出すことも可能です。キャッシングには利息がかかりますので、計画的に使用することをおすすめします。
ラスベガスのストリップ(メイン通り)沿いにある大型ショッピングモールやブランドショップでは、すべてクレジットカードが使えます。免税店でのショッピングを楽しむ方も多いと思いますが、高額な買い物をする際は事前にカードの利用限度額を確認しておきましょう。
また、ラスベガスのホテルではデポジットとして100〜200ドル程度がクレジットカードに仮押さえされることが一般的です。複数のホテルに宿泊する予定がある場合は、利用限度額に余裕を持たせておくことをおすすめします。
サンフランシスコ(Clipper Card・Uber利用時の注意点)
サンフランシスコの公共交通機関では、「Clipper Card」というICカードが利用されています。Clipper Cardは、BART(高速鉄道)、Muni(路面電車・バス)、フェリーなど複数の交通機関で共通して使えるため、1枚あると非常に便利です。
Clipper Cardは駅の券売機やウォルグリーン(ドラッグストア)で購入でき、クレジットカードでのチャージにも対応しています。また、タッチ決済対応のクレジットカードでそのまま乗車できる区間も増えてきています。
サンフランシスコはシリコンバレーに近いこともあり、UberやLyftの利用率が非常に高い都市です。坂道が多くタクシーが拾いにくいエリアも多いため、ライドシェアサービスは観光に欠かせません。
注意点として、UberやLyftのアプリに登録するクレジットカードは、海外利用が可能な設定になっているか事前に確認しておきましょう。また、ピーク時間帯は料金が高騰する「サージプライシング」が適用されることがありますので、料金を確認してから乗車することをおすすめします。
アメリカでのクレジットカード手数料を徹底比較
アメリカ旅行でクレジットカードを使う際に気になるのが、手数料の問題ではないでしょうか。「海外で使うと手数料が高い」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。ここでは、海外利用手数料の仕組みと、カード別の比較を詳しく解説していきます。
海外事務手数料とは?カード別一覧表
海外事務手数料(海外取引関係手数料)とは、海外でクレジットカードを利用した際に、カード会社が請求する手数料のことです。
海外事務手数料は、国際ブランドが設定する基準為替レートに上乗せされる形で計算されます。つまり、「基準為替レート × (1 + 海外事務手数料率)」が実際に請求される金額となります。
主要なクレジットカードの海外事務手数料率は以下の通りです。
| カード名 | Visa | Mastercard | JCB | Amex |
|---|---|---|---|---|
| エポスカード | 1.63% | – | – | – |
| 三井住友カード | 2.20% | 2.20% | – | – |
| JCBカードW | – | – | 1.60% | – |
| 楽天カード | 1.63% | 1.63% | 1.60% | 2.00% |
| アメックス・グリーン | – | – | – | 2.00% |
| dカード | 2.20% | 2.20% | – | – |
| ライフカード | 2.20% | 2.20% | 2.20% | – |
| セゾンブルー・アメックス | – | – | – | 1.63% |
| 三菱UFJカード | 2.20% | 2.20% | 2.20% | 2.20% |
| ANAカード | 1.63%〜2.20% | 1.63%〜2.20% | 1.60% | – |
この表を見ていただくと分かるように、JCBブランドは1.60%と比較的低い手数料率となっています。ただし、アメリカではJCBの加盟店がVisa・Mastercardより少ないため、利便性とのバランスを考慮する必要があります。
為替レートの仕組みと「現地通貨決済」を選ぶ理由
クレジットカードの海外利用時には、国際ブランドが設定する「基準為替レート」が適用されます。このレートは市場の為替レートに近い値で設定されており、銀行や両替所のレートよりも有利なことが一般的です。
Mastercard公式サイトでは、最新の基準為替レートを確認することができます。Visa、Mastercard、JCB、American Expressそれぞれが独自のレートを設定しており、若干の差があります。
重要なのは、店舗で決済する際に「現地通貨建て(ドル建て)」と「日本円建て」を選べる場合があることです。これは「DCC(Dynamic Currency Conversion)」と呼ばれる仕組みで、店舗側が設定するレートで日本円に換算して請求するものです。
DCCのレートは国際ブランドの基準レートよりも不利なことが多く、3〜8%程度上乗せされることもあります。店員から「日本円で請求しますか?」と聞かれたら、必ず「No, local currency please(いいえ、現地通貨でお願いします)」と答えましょう。
カード決済端末の画面で選択する場合も、「USD」や「Local Currency」を選択することを忘れないでください。
キャッシングの手数料・利息の計算方法
海外旅行中に現金が必要になった場合、クレジットカードのキャッシング機能を使ってATMから現金を引き出すことができます。アメリカでは、銀行のATMやCVS、ウォルグリーンなどのドラッグストア内のATMでキャッシングが可能です。
キャッシングには以下の費用がかかります。
- ATM手数料:1回につき110〜220円程度(カード会社による)
- 利息:年率15〜18%程度(日割りで計算)
- 海外ATM手数料:現地ATMオーナーが設定する手数料(0〜3ドル程度)
例えば、500ドル(約75,000円)をキャッシングし、30日後の支払日に返済した場合の利息を計算してみましょう。年率18%の場合、「75,000円 × 18% × 30日 / 365日 = 約1,110円」となります。
この利息を抑えるためには、「繰り上げ返済」を活用することをおすすめします。キャッシング後すぐにカード会社に連絡して返済することで、利息を最小限に抑えることができます。ただし、カード会社によって繰り上げ返済の方法や手数料が異なりますので、事前に確認しておきましょう。
なお、海外ATMでキャッシングする際は、周囲に不審な人がいないか確認し、暗証番号を入力する際は手で隠すなど、セキュリティに十分注意してください。
アメリカのクレジットカード事情と国際ブランドの選び方
アメリカは世界で最もクレジットカードが普及している国の一つです。ここでは、アメリカのクレジットカード事情と、旅行者が知っておくべき国際ブランドの選び方について解説していきます。
アメリカはクレジットカード社会!現金より便利な理由
アメリカでは、コーヒー1杯、サンドイッチ1つでもクレジットカードで支払うのが当たり前です。むしろ、高額紙幣での支払いは偽札を疑われて拒否されることもあるため、クレジットカードの方がスムーズに買い物ができます。
アメリカでクレジットカードが普及した背景には、いくつかの理由があります。まず、アメリカは広大な国土を持ち、銀行の支店が少ない地域も多いため、小切手やクレジットカードが決済手段として発達しました。また、「クレジットヒストリー(信用履歴)」という概念があり、カードを適切に使用することで社会的信用を積み上げていく文化があります。
旅行者にとって嬉しいのは、ほぼすべての店舗でクレジットカードが使えることです。レストラン、カフェ、スーパーマーケット、コンビニ、タクシー、公共交通機関など、現金を使う場面はほとんどありません。
また、アメリカではレシートにチップを記入する欄があり、クレジットカードでチップを支払うことができます。これにより、現金を持ち歩かなくても快適に旅行を楽しむことができます。
Visa・Mastercardは必須!使える場所が圧倒的に多い
アメリカでクレジットカードを使うなら、VisaまたはMastercardのカードは必須です。この2つのブランドは、アメリカ国内で最も加盟店数が多く、ほぼすべての店舗で利用できます。
Visaは世界で最も多くの場所で使える決済ブランドであり、アメリカ国内でも圧倒的なシェアを持っています。Mastercardも同様に幅広い加盟店網を持っており、Visaが使える場所ではMastercardも使えると考えて問題ありません。
両ブランドの違いは、正直なところ一般の旅行者にとってはほとんど感じられません。どちらか一方のカードを持っていれば、アメリカ旅行で困ることはないでしょう。
ただし、万が一の紛失・盗難やカードの不具合に備えて、VisaとMastercardを1枚ずつ持っていくのが理想的です。異なるブランドを持っていれば、一方のカードが使えない場合でも、もう一方で対応することができます。
American Expressはアメリカで強い!特典も充実
American Express(アメックス)は、アメリカ発祥の国際ブランドであり、アメリカ国内では高いブランド力と加盟店数を持っています。Visa・Mastercardには及びませんが、ホテル、レストラン、百貨店、航空会社など、旅行者がよく利用する場所では幅広く使えます。
アメックスカードには空港ラウンジサービス、手荷物無料宅配、海外での日本語サポートなど、旅行者向けの特典が充実しています。年会費がかかるカードが多いですが、その分手厚いサービスを受けることができます。
特に、ホテルのチェックインやレンタカーの手続きでは、アメックスのようなステータスカードを持っていると対応がスムーズになることがあります。アメリカでは「どのカードを持っているか」が社会的信用の一つの指標とされているため、ゴールドカードやプラチナカード級のカードを見せることで、より良いサービスを受けられる可能性があります。
ただし、小規模な店舗やファストフード店などでは、アメックスを受け付けていない場合もあります。アメックスをメインカードにする場合でも、サブカードとしてVisa・Mastercardを持っていくことをおすすめします。
JCBは日本語サポートが魅力!サブカードとしておすすめ
JCBは日本発の国際ブランドであり、海外での日本語サポートが充実しているのが大きな特徴です。特にハワイやグアムなど日本人観光客が多い地域では、JCBの加盟店も多く、使い勝手が良好です。
アメリカ本土(ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコなど)では、JCBの加盟店はVisa・Mastercard・Amexと比較すると少なめです。そのため、JCBカードだけでアメリカ旅行をするのは現実的ではありません。
しかし、JCBには独自の魅力があります。世界各地にある「JCBプラザ」では、日本語で観光案内やレストラン予約、緊急時のサポートを受けることができます。英語が苦手な方にとって、これは非常に心強いサービスです。
また、ハワイではJCBカードを提示するとワイキキトロリーのピンクラインが無料になるなど、お得な特典もあります。JCBカードはサブカードとして持っていき、特典を活用する場面やVisa・Mastercardが使えない場合のバックアップとして使うのがおすすめです。
アメリカでのチップの払い方【クレジットカード編】
アメリカ旅行で戸惑うことの一つが「チップ文化」ではないでしょうか。日本にはチップを渡す習慣がないため、いくら払えばいいのか、どうやって払えばいいのか分からないという方も多いと思います。ここでは、クレジットカードでチップを払う方法を詳しく解説していきます。
レストランでのチップの書き方・計算方法
アメリカのレストランでは、テーブル担当のサーバー(ウェイター/ウェイトレス)にチップを渡すのがマナーです。チップの相場は、税抜き料金の15〜20%が一般的で、サービスが良ければ20%以上、普通であれば15〜18%程度が目安となります。
クレジットカードでチップを払う流れは以下の通りです。
- 食事が終わったら「Check, please」と言って伝票を持ってきてもらう
- 伝票を確認し、クレジットカードを伝票フォルダーに挟んで渡す
- サーバーがカードを処理して、レシートを持ってくる
- レシートには「Tip(チップ)」と「Total(合計)」の欄がある
- Tip欄にチップ金額を記入し、Total欄に食事代+チップの合計金額を記入
- サインをして、レシートの控えを持ち帰る(店舗用と顧客用の2枚ある)
例えば、食事代が50ドルで18%のチップを渡す場合、「Tip: $9.00」「Total: $59.00」と記入します。計算が面倒な場合は、税込金額(Tax含む)の15%程度にするか、端数を切り上げてキリの良い金額にするのも一般的です。
レシートにはチップの目安(15%、18%、20%など)が印刷されていることも多いので、参考にしてください。
タクシー・Uberでのチップ支払い
タクシーを利用した場合も、料金の15〜20%程度のチップを渡すのがマナーです。クレジットカードで支払う場合、車内の決済端末でチップ金額を選択する画面が表示されることが多いです。
例えば、「15% ($3.50)」「20% ($4.67)」「25% ($5.84)」「Custom(カスタム)」といった選択肢が表示されるので、希望の金額をタップすればOKです。現金で支払う場合は、お釣りの一部を「Keep the change(お釣りはとっておいて)」と言って渡すか、別途チップを手渡しします。
UberやLyftなどのライドシェアサービスでは、アプリ上でチップを設定することができます。乗車終了後にアプリ上でチップ金額(0%、15%、20%、25%、カスタム)を選択する画面が表示されますので、サービスに応じた金額を選んでください。
ライドシェアサービスは、現金を使わずにすべてアプリ内で決済が完結するため、チップのやり取りで英語を話す必要がなく、旅行者にとっては便利なサービスです。
ホテルでのチップ(現金が必要なケース)
ホテルでのチップは、サービスの種類によって渡し方が異なります。以下は一般的なチップの相場と渡し方です。
- ベルボーイ(荷物を運んでくれるスタッフ):荷物1つにつき1〜2ドル。現金で直接手渡し。
- ドアマン(タクシーを呼んでくれるスタッフ):1〜2ドル。現金で直接手渡し。
- ハウスキーピング(客室清掃スタッフ):1泊につき2〜5ドル。枕元やナイトテーブルに現金を置いておく。
- コンシェルジュ(レストラン予約などをしてくれるスタッフ):サービス内容によって5〜20ドル。現金で直接手渡し。
- ルームサービス:料金の15〜20%。伝票にサービス料が含まれていなければ追加で記入。
ホテルでのチップは現金で渡すことが多いため、1ドル札と5ドル札を多めに用意しておくと便利です。日本で両替する際は、少額紙幣を多めに依頼しておきましょう。
なお、チェックイン時のデポジットやルームサービスの支払いはクレジットカードでできますが、上記のような個人的なチップは現金が一般的です。クレジットカードと少額の現金を併用するのがおすすめです。
アメリカ旅行でクレジットカードを使う際の注意点
クレジットカードはアメリカ旅行に欠かせないアイテムですが、使い方を間違えるとトラブルに巻き込まれる可能性もあります。ここでは、安全にカードを使うための注意点を詳しく解説していきます。
スキミング・不正利用への対策
スキミングとは、クレジットカードの磁気情報を不正に読み取り、偽造カードを作成する犯罪手口です。アメリカでもATMやガソリンスタンドの決済端末にスキミング装置が仕掛けられる事例が報告されています。
スキミング被害を防ぐためには以下の対策が有効です。
- ATMは銀行内や明るい場所のものを使う:街角の目立たない場所にあるATMは避けましょう
- カード挿入口に不審な装置がないか確認する:グラグラする、通常と違う形状の場合は使用を避ける
- 暗証番号入力時は手で隠す:隠しカメラで撮影されている可能性がある
- ICチップ対応の決済を優先する:磁気ストライプよりもICチップの方がセキュリティが高い
- タッチ決済(コンタクトレス)を活用する:カードを端末に挿入しないためスキミングリスクが低い
また、カード利用明細はこまめに確認し、身に覚えのない請求があればすぐにカード会社に連絡しましょう。多くのカードアプリでは利用通知をリアルタイムで受け取ることができますので、設定しておくことをおすすめします。
紛失・盗難時の緊急連絡先を必ずメモ
万が一クレジットカードを紛失したり盗難に遭ったりした場合は、すぐにカード会社に連絡して利用停止の手続きを行う必要があります。そのため、渡航前に各カード会社の海外緊急連絡先をメモしておきましょう。
主要なカード会社の海外緊急連絡先は以下の通りです(2025年12月時点)。
| カード会社 | 海外からの連絡先 |
|---|---|
| 三井住友カード | +81-3-6627-4067(コレクトコール可) |
| JCB | +81-422-40-8122(コレクトコール可) |
| 楽天カード | +81-92-303-7188 |
| アメリカン・エキスプレス | 1-800-766-0106(米国内フリーダイヤル) |
| エポスカード | +81-3-5340-3016(コレクトコール可) |
これらの連絡先は、スマートフォンとは別の場所(財布とは別のポケット、スーツケース内など)にメモを保管しておくことをおすすめします。カードと一緒に盗まれてしまっては意味がありません。
また、紛失・盗難に遭った場合は、現地の警察にも届け出をしておきましょう。警察からもらえる「ポリスレポート」は、保険金請求時に必要になる場合があります。
利用明細は必ず確認してからサインする
アメリカでクレジットカードを使う際、サインを求められる場面があります(最近はタッチ決済やPIN入力が主流になりつつありますが)。サインをする前に、必ず利用明細の金額を確認しましょう。
特にレストランでは、チップを含まない金額が印刷された伝票にサインをして、その後に自分でチップ金額を書き込むという流れになります。この際、金額欄が空白になっていたり、すでに金額が記入されていたりする場合は、おかしいと感じたらスタッフに確認してください。
また、二重請求(同じ取引が2回請求される)というトラブルも稀に発生します。カード利用明細はこまめに確認し、おかしな請求があればすぐにカード会社に連絡しましょう。
旅行中のレシートは、日本に帰国してカード請求が確定するまで保管しておくことをおすすめします。万が一のトラブル時に証拠として役立ちます。
利用限度額の確認と一時引き上げの方法
アメリカ旅行では、航空券、ホテル、レンタカー、ショッピング、食事など、普段より多くの出費が発生します。旅行中にカードの利用限度額に達してしまうと、支払いができなくなってしまう可能性があります。
渡航前に、ご自身のカードの利用限度額を確認しておきましょう。カード会社のWebサイトやアプリで確認できることが多いです。
利用限度額が心配な場合は、以下の対策を検討してください。
- 一時的な限度額引き上げを申請する:多くのカード会社では、旅行などの一時的な利用増加に対応して、限度額の引き上げに応じてくれます
- 事前に利用額を支払っておく:現在の利用残高を支払って、利用可能枠を回復させておく
- 複数のカードを持っていく:1枚のカードが限度額に達しても、別のカードで支払いができる
特に高級ホテルに宿泊する場合や、高額なショッピングを予定している場合は、事前に限度額の確認と対策をしておくことをおすすめします。
よくある質問
アメリカ旅行でのクレジットカード利用について、多くの方が疑問に思うポイントをQ&A形式でまとめました。
Q1. アメリカ旅行にクレジットカードは何枚必要?
A: 最低2枚、できれば3枚持っていくことをおすすめします。
メインカード1枚だけでは、紛失・盗難、磁気不良、利用限度額の到達などのトラブルに対応できません。異なる国際ブランド(例:Visa + Mastercard、または Visa + Amex)のカードを2枚以上持っていくことで、どんな状況でも支払いに困ることがなくなります。また、カードは別々の場所(財布、スーツケース、ホテルのセーフなど)に分散して保管しておくと、すべてを失うリスクを軽減できます。
Q2. JCBカードだけでアメリカ旅行はできる?
A: JCBカードだけでのアメリカ旅行は難しいです。必ずVisa・Mastercardも持っていきましょう。
JCBはハワイやグアムでは比較的使える場所が多いですが、アメリカ本土(ニューヨーク、ロサンゼルスなど)ではVisa・Mastercardと比較して加盟店が少ない傾向があります。JCBカードは日本語サポートや独自の特典が魅力ですが、サブカードとして持っていき、メインの支払いにはVisa・Mastercardを使用することをおすすめします。
Q3. アメリカで現金はどのくらい必要?
A: チップ用に100〜200ドル程度の現金があれば十分です。
アメリカではほとんどの支払いがクレジットカードで完結しますが、ホテルのベルボーイやハウスキーピングへのチップは現金で渡すのが一般的です。1ドル札と5ドル札を多めに用意しておくと便利です。また、一部のフリーマーケットや小規模な露店では現金のみの場合もあるため、100〜200ドル程度の現金を持っておくと安心です。
Q4. タッチ決済はアメリカでも使える?
A: はい、アメリカではタッチ決済(コンタクトレス決済)が広く普及しています。
スーパーマーケット、コンビニ、ファストフード店、公共交通機関など、多くの場所でタッチ決済が利用できます。特にニューヨークの地下鉄・バス(OMNY)では、タッチ決済対応のクレジットカードやスマートフォン(Apple Pay、Google Pay)で直接乗車できます。タッチ決済はカードを端末に挿入しないため、スキミングのリスクも低く、安全で便利な決済方法です。
Q5. 海外旅行保険はクレジットカード付帯で十分?
A: 軽度のケガや病気であれば十分ですが、重大な事故や長期入院に備えるなら任意保険の加入も検討しましょう。
クレジットカード付帯の海外旅行保険は、傷害治療費用で200〜300万円程度の補償が一般的です。アメリカの医療費は非常に高額で、重大な事故で入院・手術となると数千万円かかることもあります。カード付帯保険だけでは不安という方や、持病がある方、アクティブなスポーツを予定している方は、任意の海外旅行保険にも加入することをおすすめします。なお、複数のカードを持っている場合、傷害死亡・後遺障害以外の補償は合算されます。
Q6. アメリカでクレジットカードが使えない場所は?
A: 一部のフリーマーケット、露店、チップ支払いなどでは現金が必要になることがあります。
アメリカではほとんどの店舗でクレジットカードが使えますが、以下の場面では現金が必要になることがあります。
- フリーマーケットやファーマーズマーケットの一部露店
- ホテルのベルボーイ、ハウスキーピングへのチップ
- 一部の小規模な個人経営店
- コインランドリーの一部
- 自動販売機の一部
ただし、これらは例外的なケースであり、通常の観光であればクレジットカードだけでほぼすべての支払いが可能です。念のため、100〜200ドル程度の現金を持っておけば安心です。
まとめ:アメリカ旅行のクレジットカード選びのポイント
ここまで、アメリカ旅行におすすめのクレジットカードと、その活用方法について詳しく解説してきました。最後に、カード選びのポイントと、タイプ別のおすすめカードをまとめておきます。
万能型重視の方におすすめ
海外旅行保険や使いやすさを重視する方には、以下のカードがおすすめです。
- エポスカード:年会費無料で海外旅行保険が自動付帯。初めてのアメリカ旅行に最適
- 三井住友カード(NL):ナンバーレスで安心。タッチ決済にも対応
ポイント還元重視の方におすすめ
旅行中もしっかりポイントを貯めたい方には、以下のカードがおすすめです。
- JCBカードW:還元率1.0%。ハワイならトロリー無料特典も
- 楽天カード:還元率1.0%。楽天ポイントで次の旅行もお得に
特典・ステータス重視の方におすすめ
空港ラウンジや手厚いサービスを求める方には、以下のカードがおすすめです。
- アメックス・グリーン:プライオリティ・パス、手荷物宅配などの充実した特典
- ANAカード:マイルを貯めて次回の旅行は特典航空券で
アメリカ旅行のクレジットカード選び3つのポイント
- Visa・Mastercardを最低1枚は持っていく:アメリカで最も使える場所が多い国際ブランドです
- 海外旅行保険の付帯条件を確認する:「自動付帯」と「利用付帯」の違いを理解しておきましょう
- 2枚以上のカードを分散して持つ:紛失・盗難や利用限度額のトラブルに備えましょう
アメリカ旅行では、クレジットカードがあれば現金をほとんど使わずに快適に過ごすことができます。この記事を参考に、ご自身の旅行スタイルに合ったカードを選んで、素敵なアメリカ旅行をお楽しみください。





