「ヨーロッパ旅行の持ち物、何を持っていけばいいか分からない…」
「現地で困らないように準備したいけど、何が必要なの?」
このような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。結論からお伝えすると、ヨーロッパ旅行では変換プラグCタイプ、スリ対策グッズ、eSIMまたはWi-Fiルーターの3つが特に重要な必需品です。日本とは異なるコンセント形状や、観光地でのスリ被害が多いヨーロッパならではの準備が必要になります。
本記事では、以下の情報を詳しく解説していきます。
- ヨーロッパ旅行の持ち物チェックリスト一覧
- 絶対に忘れてはいけない必需品10選(具体的な商品名付き)
- 西欧・北欧・南欧・東欧の地域別で異なる持ち物ポイント
- 春夏秋冬の季節別の服装・持ち物ガイド
- 機内持ち込み・預け荷物のルールと注意点
【結論】ヨーロッパ旅行の持ち物チェックリスト一覧
ヨーロッパ旅行の準備を始める前に、まずは持ち物の全体像を把握しておきましょう。以下のチェックリスト表を参考に、必要なアイテムを確認していただければと思います。カテゴリ別に整理しているので、準備の際にぜひご活用ください。
| カテゴリ | アイテム | 必須度 | 現地調達 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 貴重品 | パスポート | ◎必須 | × | 残存有効期間3ヶ月以上必要 |
| 貴重品 | 航空券(eチケット) | ◎必須 | × | スマホに保存+印刷推奨 |
| 貴重品 | クレジットカード | ◎必須 | × | VISA/Mastercard推奨、2枚以上 |
| 貴重品 | 海外旅行保険証 | ◎必須 | × | クレカ付帯または別途加入 |
| 貴重品 | 現金(ユーロなど) | ◎必須 | ○ | 3〜5万円相当が目安 |
| 電子機器 | スマートフォン | ◎必須 | × | 地図・翻訳アプリ必須 |
| 電子機器 | 変換プラグCタイプ | ◎必須 | △ | ヨーロッパ主要国共通 |
| 電子機器 | モバイルバッテリー | ○推奨 | ○ | 機内持ち込みのみ可 |
| 電子機器 | eSIM/Wi-Fiルーター | ◎必須 | △ | Holafly、airaloなど |
| 防犯グッズ | セキュリティポーチ | ◎必須 | △ | スリ対策に必須 |
| 防犯グッズ | スマホストラップ | ○推奨 | ○ | ひったくり防止 |
| 衣類 | 下着・靴下 | ◎必須 | ○ | 日数+1〜2セット |
| 衣類 | 歩きやすい靴 | ◎必須 | ○ | 石畳対策に重要 |
| 衣類 | 羽織りもの | ◎必須 | ○ | 寒暖差対策 |
| 日用品 | 常備薬 | ◎必須 | △ | 日本製推奨 |
| 日用品 | 日焼け止め | ○推奨 | ○ | 日本製が使いやすい |
| 日用品 | ウェットティッシュ | ○推奨 | ○ | トイレ有料対策にも |
| 便利グッズ | エコバッグ | ○推奨 | ○ | レジ袋有料のため |
| 便利グッズ | 折りたたみ傘 | ○推奨 | ○ | 天候変化に対応 |
この表を参考に、ご自身の旅行スタイルや渡航先に合わせて持ち物を調整していただければと思います。
持ち物選びの3つのポイント
ヨーロッパ旅行の持ち物を選ぶ際は、以下の3つのポイントを意識してみてください。
1. 日本から持参すべきものを優先する
常備薬や特定の日用品は現地で入手困難な場合があります。特に医薬品は成分が異なることが多いため、日本から持参することをおすすめいたします。
2. スリ対策を最優先に考える
ヨーロッパの観光地、特にパリ、ローマ、バルセロナなどではスリ被害が多発しています。貴重品の管理方法を事前に考え、セキュリティグッズを準備しておくことが大切です。
3. 地域・季節に合わせた服装選び
ヨーロッパは広いため、地域や季節によって気候が大きく異なります。渡航先の気候を事前に確認し、適切な服装を準備しましょう。
貴重品・書類(パスポート・航空券・クレジットカードなど)
ヨーロッパ旅行で最も重要なのが、貴重品と書類の準備です。これらを忘れてしまうと、そもそも渡航できなくなってしまいますので、出発前に必ず確認してください。
ヨーロッパのシェンゲン協定加盟国に渡航する場合、パスポートの残存有効期間が出国予定日から3ヶ月以上必要とされています。この条件を満たしていないと入国を拒否される可能性がありますので、渡航前に必ず有効期限を確認しておきましょう。
航空券は紙のチケットではなく、eチケットが主流になっています。スマートフォンに保存するだけでなく、万が一の充電切れに備えて印刷したものも持参することをおすすめいたします。
クレジットカードについては、ヨーロッパではVISAまたはMastercardが最も広く使えます。JCBやAmerican Expressは使えない店舗も多いため、メインカードとしてはVISAかMastercardを選んでいただくのが安心です。また、1枚が使えなくなった場合に備えて、最低2枚は持参することをおすすめいたします。
電子機器・通信(スマホ・変換プラグ・モバイルバッテリーなど)
現代の旅行では、スマートフォンや充電器などの電子機器は欠かせないアイテムです。しかし、ヨーロッパでは日本とコンセントの形状や電圧が異なりますので、事前の準備が必要になります。
ヨーロッパの多くの国ではCタイプまたはSEタイプのコンセントが使われています。日本のAタイプとは形状が異なるため、変換プラグが必須です。CタイプのプラグはSEタイプのコンセントにも差し込めますので、Cタイプの変換プラグを1つ持っていけば、ほとんどのヨーロッパ諸国で対応できます。
ただし、イギリスだけは例外で、BFタイプという3つ穴のコンセントが使われています。イギリスを訪れる予定がある方は、BFタイプの変換プラグも別途ご用意ください。
モバイルバッテリーについては、航空法の規定により預け荷物には入れられません。必ず機内持ち込み手荷物に入れる必要がありますので、ご注意ください。
衣類・日用品(季節に合わせた服装・アメニティなど)
ヨーロッパ旅行の服装選びで最も重要なのは、石畳に対応できる歩きやすい靴を持っていくことです。ヨーロッパの多くの都市では石畳の道が続いており、ヒールやサンダルでは足を痛めてしまう可能性があります。
パリをはじめとするヨーロッパの都市では、1日の観光で10km以上歩くことも珍しくありません。クッション性があり、足にフィットするスニーカーやウォーキングシューズを選んでいただくことをおすすめいたします。
また、ヨーロッパは日本に比べて空気が乾燥していますので、保湿系のスキンケアアイテムを多めに持参すると安心です。シャンプーやボディソープはホテルに備え付けがある場合も多いですが、敏感肌の方は使い慣れた日本製品を持っていくことをおすすめいたします。
絶対に忘れてはいけない必需品10選
ここからは、ヨーロッパ旅行で絶対に忘れてはいけない必需品を、具体的な商品名とともにご紹介していきます。抽象的な「変換プラグが必要」という情報だけでなく、実際にどの商品を買えばいいのかまでお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
パスポート(残存有効期間3ヶ月以上が必須)
パスポートは海外旅行の絶対的な必需品です。外務省の規定では、シェンゲン協定加盟国への渡航には、出国予定日から3ヶ月以上の残存有効期間が必要とされています。
渡航前に確認すべきポイントは以下の通りです。残存有効期間が不足している場合は、早めに更新手続きを行ってください。更新には通常1〜2週間程度かかりますので、余裕を持ったスケジュールで準備を進めましょう。
また、パスポートのコピーを複数枚用意しておくことも重要です。万が一パスポートを紛失した場合、コピーがあれば在外公館での再発行手続きがスムーズに進みます。原本とは別の場所(スーツケースとは別のバッグなど)に保管しておくことをおすすめいたします。
海外旅行保険付帯クレジットカード(エポスカード・楽天プレミアムカードなど)
海外旅行保険は、ヨーロッパ旅行において非常に重要な準備です。海外旅行中の医療費トラブルは年々増加しており、ヨーロッパでの入院費用は1日あたり数万円〜数十万円にのぼることもあります。
おすすめは、海外旅行保険が自動付帯しているクレジットカードを持っていくことです。代表的なカードとして以下のものがあります。
- エポスカード:年会費無料で、海外旅行保険が自動付帯。傷害死亡・後遺障害で最高500万円の補償
- 楽天プレミアムカード:年会費11,000円ですが、傷害死亡・後遺障害で最高5,000万円の補償。プライオリティパスも付帯
クレジットカードの付帯保険だけでは補償額が不足する場合は、別途海外旅行保険に加入することをおすすめいたします。特に、シニアの方や持病がある方は、補償内容を十分に確認してから渡航してください。
>> 年会費無料で海外旅行保険付きのクレジットカード10選!補償内容・利用条件を徹底比較
変換プラグCタイプ(ヨーロッパ主要国共通)
ヨーロッパ旅行で必須となるのが、変換プラグです。日本の電化製品をそのままヨーロッパのコンセントに差し込むことはできません。
ヨーロッパで主に使われているコンセントタイプはCタイプとSEタイプです。この2つは形状が似ており、Cタイプのプラグであればどちらのコンセントにも差し込むことができます。そのため、Cタイプの変換プラグを1つ持っていれば、フランス、ドイツ、イタリア、スペインなど多くの国で対応できます。
おすすめの変換プラグ商品は以下の通りです。
- サンワサプライ TAP-AD13:シンプルなCタイプ変換プラグ。コンパクトで持ち運びやすい
- ROAD WARRIOR ゴーコンα:マルチタイプで世界150カ国以上に対応。ヨーロッパ周遊に最適
- TESSAN 旅行用変換器:USB-C・USB-Aポート付きで、複数機器を同時充電可能


なお、イギリスはBFタイプという異なる形状のコンセントを使用していますので、イギリスを訪れる場合は別途BFタイプの変換プラグが必要です。
eSIM(Holafly・airalo・Sailyなど)またはWi-Fiルーター
海外での通信手段を確保することは、現代の旅行において必須と言えます。スマートフォンの国際ローミングを利用すると高額な通信料が発生する場合があるため、事前の準備が重要です。
ヨーロッパ旅行での通信手段としては、主に以下の3つの選択肢があります。
1. eSIM:最近人気が高まっている方法です。SIMカードの入れ替えが不要で、スマートフォン上で設定するだけで現地の回線を利用できます。代表的なサービスとしては、Holafly、airalo、Sailyなどがあります。ヨーロッパ複数国で使えるプランも提供されているため、周遊旅行にも便利です。
2. レンタルWi-Fiルーター:グローバルWiFi、イモトのWiFiなどのサービスがあります。複数人でシェアできるメリットがありますが、充電や持ち運びの手間がかかります。
3. 現地SIM:現地の空港や街中でSIMカードを購入する方法です。価格は安いことが多いですが、設定に不安がある方には向いていません。
初めてのヨーロッパ旅行の方には、設定が簡単で日本語サポートもあるeSIMをおすすめいたします。
スリ対策グッズ(セキュリティポーチ・スマホストラップ)
ヨーロッパ旅行で最も注意すべきなのが、スリ・ひったくり被害です。パリ、ローマ、バルセロナなどの主要観光都市では、日本人旅行者を狙ったスリ被害が後を絶ちません。
効果的なスリ対策グッズとして、以下のアイテムを準備しておくことをおすすめいたします。
1. セキュリティポーチ:服の下に装着できる薄型のポーチです。パスポートやクレジットカード、現金など貴重品を入れておけば、外から見えず、スリに狙われにくくなります。海外旅行用セキュリティポーチとして、各メーカーから様々な商品が販売されています。
2. スマホストラップ:首や肩からスマートフォンを下げられるストラップです。ひったくり防止に効果的で、写真撮影時にも落下を防げます。topologie ロープストラップなどが人気です。
3. 南京錠・ワイヤーロック:スーツケースやバックパックの施錠に使用します。TSAロック対応のものを選ぶと、空港での検査時に鍵を壊されずに済みます。
観光中は、リュックサックは前に抱える、財布はズボンの前ポケットに入れるなど、常に防犯意識を持って行動することが大切です。
地域別で異なる持ち物【西欧・北欧・南欧・東欧】
ヨーロッパは非常に広く、地域によって気候や文化が大きく異なります。ここでは、西欧・北欧・南欧・東欧の4つの地域別に、特に注意すべき持ち物のポイントをご紹介していきます。
西欧(フランス・イギリス・ドイツ)の持ち物ポイント
西欧はヨーロッパ旅行で最も人気のあるエリアです。フランス観光開発機構の情報を参考に、西欧旅行で特に注意すべき持ち物をお伝えいたします。
変換プラグの注意点
西欧諸国の中でも、イギリスだけはコンセントの形状が異なります。フランス、ドイツ、オランダ、ベルギーなどはCタイプですが、イギリスはBFタイプ(3つ穴)です。イギリスを含む周遊旅行の場合は、両方のタイプを用意するか、マルチタイプの変換プラグを持参してください。
石畳対策の靴
パリ、ロンドン、ベルリンなどの主要都市では、石畳の道が多くあります。ヒールやサンダルでは足を痛めやすいため、クッション性のあるスニーカーやウォーキングシューズを必ず持参してください。おすすめは、防水機能付きのシューズです。突然の雨にも対応でき、石畳の水たまりも気にせず歩けます。
防犯グッズの重要性
西欧、特にパリは世界的にスリ被害が多い都市として知られています。観光スポットや地下鉄、レストランなど、どこでもスリに遭う可能性がありますので、セキュリティポーチやスマホストラップなどの防犯グッズは必須です。
雨具の準備
西欧は年間を通じて雨が多い地域です。特にイギリスは「1日の中に四季がある」と言われるほど天候が変わりやすいため、折りたたみ傘は必ず持参してください。
北欧(フィンランド・スウェーデン・ノルウェー)の持ち物ポイント
北欧は、オーロラ観測やフィヨルド観光で人気のエリアです。北欧は他のヨーロッパ地域と比べて気候が厳しいため、特に防寒対策が重要になります。
徹底した防寒対策
北欧は夏でも朝晩は冷え込むことがあり、冬は氷点下20度以下になることも珍しくありません。以下の防寒アイテムは必須です。
- ヒートテック(上下):ユニクロのヒートテック極暖がおすすめ
- ダウンジャケット:できるだけ軽量で保温性の高いもの
- 手袋・マフラー・ニット帽:スマホ対応の手袋が便利
- 防水ブーツ:雪や氷の上を歩くため、滑り止め付きがベスト
クレジットカードの重要性
北欧はキャッシュレス化が世界で最も進んでいる地域です。スウェーデンでは現金を受け付けない店舗も多く、クレジットカードが必須になります。VISAまたはMastercardを複数枚持参してください。
暗い時期への対策
冬の北欧は日照時間が極端に短く、1日のほとんどが暗闘という日もあります。小型のLEDライトや反射材付きのアイテムがあると安心です。また、長い夜を快適に過ごすためのアイマスクも持参すると良いでしょう。逆に夏は白夜で明るい時間が続くため、アイマスクが睡眠に役立ちます。
南欧(イタリア・スペイン・ギリシャ)の持ち物ポイント
南欧は地中海性気候で、夏は暑く乾燥し、冬は比較的温暖なのが特徴です。イタリア政府観光局の情報を参考に、南欧旅行の持ち物ポイントをご紹介いたします。
日差し対策グッズ
南欧は日差しが非常に強いため、以下のアイテムが必須です。
- サングラス:UV400以上のカット率があるもの
- 日焼け止め:SPF50+のものがおすすめ。日本製が使いやすい
- 帽子:つばの広いタイプが効果的
- ストール:首元の日焼け防止にも、冷房対策にも使える
教会入場用の服装
イタリアやスペインでは、バチカン市国やサグラダ・ファミリアなど、教会や宗教施設を訪れる機会が多いです。これらの施設では肩と膝を隠す服装が求められることがあります。タンクトップやショートパンツだけでは入場を断られる場合がありますので、薄手のカーディガンやストールを必ず持参してください。
スリ対策の強化
南欧、特にイタリア(ローマ、フィレンツェ、ミラノ)やスペイン(バルセロナ、マドリード)はスリ被害が非常に多い地域です。観光客が多く集まる場所ほど危険度が高まりますので、セキュリティポーチは絶対に持参してください。
東欧(チェコ・ポーランド・ハンガリー)の持ち物ポイント
東欧は西欧に比べて物価が安く、美しい街並みや歴史的建造物が魅力のエリアです。
現金の準備
東欧諸国の中には、ユーロではなく独自通貨を使用している国があります。
- チェコ:チェココルナ(CZK)
- ポーランド:ポーランドズロチ(PLN)
- ハンガリー:ハンガリーフォリント(HUF)
クレジットカードが使える場所も増えていますが、小さな店舗や市場では現金しか使えないことも多いです。現地の両替所で両替するか、国際キャッシュカードで現地通貨を引き出せるようにしておくと便利です。
防寒対策の強化
東欧は西欧よりも内陸に位置するため、冬はより寒くなります。特にプラハやワルシャワの冬は氷点下になることが多いため、しっかりとした防寒具を準備してください。
言語対策
東欧は英語が通じにくい地域もあります。翻訳アプリ(Google翻訳など)をオフラインでも使えるようにダウンロードしておくと安心です。
季節別の服装・持ち物ガイド【春夏秋冬】
ヨーロッパは四季がはっきりしており、季節によって気候が大きく変わります。ここでは、季節別の服装と持ち物についてご紹介いたします。
春(3月〜5月)の服装と持ち物
ヨーロッパの春は、日本と同様に寒暖差が激しい季節です。3月はまだ寒い日が多く、5月になると暖かくなりますが、朝晩は冷え込むことがあります。
おすすめの服装
- 重ね着できる服:Tシャツ+カーディガン+ジャケットなど
- ライトダウン:コンパクトに収納できるユニクロのウルトラライトダウンなどが便利
- 長袖シャツ・ブラウス:日中は暖かくても朝晩に必要
- 薄手のニット:1枚あると安心
必須の持ち物
- 折りたたみ傘:春は雨が多い季節
- ウィンドブレーカー:風が冷たい日が多い
- 日焼け止め:日差しが強くなり始める
春のヨーロッパは観光シーズンの始まりで、花が咲き始めてとても美しい季節です。ただし、「三寒四温」のように天候が変わりやすいため、脱ぎ着しやすい服装を心がけてください。
夏(6月〜8月)の服装と持ち物
ヨーロッパの夏は、日本ほど湿度が高くないため、カラッとした暑さが特徴です。ただし、近年は熱波の影響で40度を超える猛暑日も増えています。
おすすめの服装
- 半袖Tシャツ・ブラウス:通気性の良い素材がおすすめ
- 長ズボン:教会入場やレストランのドレスコード対策
- 薄手のカーディガン:冷房対策、教会入場用
- 歩きやすいサンダル(サブシューズとして)
必須の持ち物
- 日焼け止め:SPF50+のもの。こまめに塗り直す
- サングラス:UV400以上のカット率
- 帽子:つばの広いもの
- 水筒:ヨーロッパは水が高いため
- アイマスク:北欧の白夜対策
夏のヨーロッパは日照時間が長く、夜9時頃まで明るいこともあります。観光を存分に楽しめる季節ですが、熱中症対策は万全にしてください。また、多くのヨーロッパの建物には冷房がないことも多いため、宿泊先の設備を事前に確認しておくと良いでしょう。
秋(9月〜11月)の服装と持ち物
ヨーロッパの秋は、紅葉が美しく、観光客も比較的少ない穴場のシーズンです。ただし、雨が多くなる季節でもあります。
おすすめの服装
- 重ね着できる服:気温差に対応
- 撥水素材のアウター:雨対策として重要
- ニット・セーター:10月以降は必須
- 厚手のジャケット:11月は本格的に寒くなる
必須の持ち物
- 折りたたみ傘:雨の日が多い
- ストール:首元の防寒、教会入場用にも
- ライトダウン:11月は特に必要
秋のヨーロッパ、特に9月〜10月は気候が安定していて過ごしやすい日が多いです。ただし、11月に入ると急に冬のような寒さになることもありますので、渡航時期に合わせた服装を準備してください。
冬(12月〜2月)の服装と持ち物
ヨーロッパの冬は、クリスマスマーケットなど冬ならではのイベントが魅力ですが、非常に寒くなります。特に北欧や東欧では氷点下の日が続きます。
おすすめの服装
- ヒートテック(上下):極暖タイプがおすすめ
- 厚手のニット・フリース:中間着として
- ダウンジャケット:防風・防水機能付きが理想
- ウールコート:レストランやオペラ鑑賞用
- 防水ブーツ:雪や雨対策、滑り止め付き
必須の持ち物
- 手袋:スマホ対応のものが便利
- マフラー・ネックウォーマー
- ニット帽・イヤーマフ
- カイロ:使い捨てカイロ、または電気カイロ
- リップクリーム・ハンドクリーム:乾燥対策
冬のヨーロッパは日照時間が短く、4時頃には暗くなることもあります。観光の計画は午前中から早めに行動することをおすすめいたします。また、クリスマスシーズンは多くの店舗が休業しますので、12月24日〜26日の渡航は注意が必要です。
機内持ち込み・預け荷物のルールと注意点
ヨーロッパへのフライトは長時間になりますので、機内持ち込みと預け荷物のルールを事前に把握しておくことが大切です。ここでは、特に注意すべきポイントをご紹介いたします。
液体物の100ml制限と対策
国際線の機内持ち込み手荷物には、液体物に関する厳しい制限があります。
液体物のルール
- 1容器あたり100ml(g)以下
- 縦横合計40cm以内の透明なジップ付きビニール袋に入れる
- 1人あたり1袋まで
このルールは、化粧水、乳液、日焼け止め、シャンプー、歯磨き粉など、ほぼすべての液体・ジェル状のものに適用されます。
対策のポイント
- トラベルサイズの容器に詰め替える:100均やドラッグストアで小分け容器を購入し、必要な分だけ持参
- 使い切りタイプを活用:試供品やトラベルセットを活用
- 現地調達を検討:ヨーロッパのドラッグストアでも日用品は購入可能
なお、預け荷物に入れる液体物には制限がありませんので、大容量の化粧品などは預けるスーツケースに入れましょう。
モバイルバッテリーは機内持ち込みのみ
モバイルバッテリーは預け荷物に入れることができません。これはリチウムイオン電池の発火リスクを考慮した規則です。
モバイルバッテリーのルール
- 機内持ち込みのみ可能(預け荷物NG)
- 容量制限:100Wh以下(約27,000mAh以下)
- 航空会社への事前申告:160Wh以下のものは2個まで持ち込み可(事前承認必要な場合あり)
おすすめのモバイルバッテリーはAnker PowerCore 10000シリーズです。10,000mAhの容量で、iPhoneを約2〜3回フル充電でき、100Wh以下なので機内持ち込みも問題ありません。
持ち込み禁止品・制限品リスト
航空機への持ち込みが禁止・制限されている物品があります。
機内持ち込み禁止(預け荷物はOK)
- ハサミ、カッター、ナイフなどの刃物類
- 先端の尖った金属製品
- バット、ゴルフクラブなどのスポーツ用品
預け荷物も禁止
- 爆発物、花火
- 高圧ガス(スプレー缶の一部)
- 引火性液体
ヨーロッパへの食品持ち込み制限
EUには厳しい食品持ち込み規制があります。特に以下のものは持ち込みできませんので、ご注意ください。
- 肉類・肉加工品:牛肉ジャーキー、ソーセージ、ハムなど
- 乳製品:チーズ、バター、ヨーグルトなど(一部例外あり)
これらを誤って持ち込もうとすると、空港で没収されるだけでなく、罰金を科される場合もあります。
ヨーロッパ旅行で知っておくべきルール・マナー
ヨーロッパ旅行を快適に過ごすためには、現地のルールやマナーを事前に知っておくことが大切です。ここでは、特に重要な情報をお伝えいたします。
ETIAS(欧州渡航情報認証制度)2026年導入予定
ヨーロッパ(シェンゲン協定加盟国)への渡航には、将来的にETIAS(エティアス)という事前認証が必要になります。
ETIASの概要
- 導入予定時期:2026年第4四半期(10月〜12月頃)
- 申請費用:7ユーロ(18歳未満・70歳以上は無料)→20ユーロに改定予定
- 有効期間:3年間(またはパスポート有効期限まで)
- 対象国:シェンゲン協定加盟国30カ国
2025年12月現在、ETIASはまだ導入されておらず、申請も受け付けていません。ただし、2026年以降にヨーロッパ旅行を計画している方は、最新情報を随時チェックしておくことをおすすめいたします。
なお、イギリスとアイルランドはETIASの対象外です。イギリスは2025年1月からETA(電子渡航認証)が義務化されていますので、イギリス渡航の際は別途申請が必要です。
シェンゲン協定と滞在日数制限
外務省の情報によると、日本国籍者がシェンゲン協定加盟国に観光目的で滞在する場合、以下のルールが適用されます。
滞在ルール
- 180日間のうち最大90日間まで滞在可能
- ビザなしで入国可能(観光目的の場合)
- シェンゲン圏内で滞在日数は通算される
このルールは、シェンゲン協定に加盟しているすべての国で共通です。例えば、フランスに30日滞在した後、イタリアに30日滞在すると、合計60日の滞在となります。その後180日以内にさらに30日滞在することは可能ですが、それ以上は滞在できません。
長期滞在を計画している方は、滞在日数の計算に注意してください。
チップ文化と支払いマナー
ヨーロッパのチップ文化は国によって異なりますが、一般的なルールをご紹介いたします。
レストランでのチップ
- フランス:サービス料込みが多い。お釣りの小銭を残す程度
- イタリア:テーブルチャージ(coperto)が請求される場合あり。追加チップは不要
- ドイツ:10%程度が目安
- イギリス:10〜15%程度。サービス料が含まれている場合は不要
クレジットカード支払いの注意点
ヨーロッパでクレジットカードを使用する際、「現地通貨(ユーロなど)で支払うか、日本円で支払うか」と聞かれることがあります。これはDCC(動的通貨変換)と呼ばれるサービスで、日本円を選択すると不利なレートで換算されることが多いです。必ず現地通貨での支払いを選択してください。
女性におすすめの持ち物
女性のヨーロッパ旅行では、男性とは異なる持ち物が必要になることがあります。ここでは、女性ならではの持ち物についてご紹介いたします。
スキンケア・コスメ(乾燥対策が重要)
日本から持参する化粧品は医薬品等輸入規制の対象となりますが、個人使用の範囲であれば問題ありません。
ヨーロッパの乾燥対策
ヨーロッパは日本に比べて空気が非常に乾燥しています。特に冬は湿度が極端に低くなるため、以下のアイテムを多めに持参することをおすすめいたします。
- 保湿力の高い化粧水・乳液
- フェイスパック:機内や宿泊先での乾燥対策に
- リップクリーム:現地調達も可能だが、日本製が安心
- ハンドクリーム
- ボディクリーム
硬水対策のシャンプー
ヨーロッパの水は硬水が多く、日本のシャンプーでは泡立ちにくかったり、髪がきしんだりすることがあります。硬水対応のシャンプーを持参するか、現地で購入することも検討してください。
日焼け止めは日本製がおすすめ
日焼け止めは現地でも購入できますが、テクスチャーや使用感は日本製の方が優れていることが多いです。特にSPF50+・PA++++の強力なものは日本製がおすすめです。
生理用品・衛生用品
生理用品はヨーロッパでも購入できますが、日本製とはサイズや使用感が異なることがあります。使い慣れた日本製品を持参することをおすすめいたします。
持参すべきアイテム
- 生理用ナプキン:日本製の薄型タイプは海外では珍しい
- タンポン:現地でも購入可能
- 生理用ショーツ
- 痛み止め:現地の薬は成分が異なる場合がある
長時間フライトや観光中は、普段より生理周期が乱れやすくなります。予定日でなくても、念のため準備しておくと安心です。
セキュリティ・防犯グッズ
女性の一人旅や少人数の旅行では、防犯対策がより重要になります。
女性におすすめの防犯グッズ
- セキュリティポーチ:服の下に装着できるタイプ
- 防犯ブザー:いざという時のために
- 南京錠:スーツケース、バックパック用
- ドアストッパー:宿泊先のドアの補強に
夜間の一人歩きは避け、タクシーや配車サービスを利用することをおすすめいたします。
あると便利なトラベルグッズ10選
必需品に加えて、あると便利なトラベルグッズをご紹介いたします。これらがあると、旅行がより快適になりますので、スーツケースに余裕があれば持参してみてください。
エコバッグ(ヨーロッパはレジ袋有料)
EUの環境政策により、ヨーロッパの多くの国ではレジ袋が有料化されています。スーパーマーケットやお土産屋さんで買い物をする際に、エコバッグがあると便利です。
おすすめは、コンパクトに折りたためるタイプのエコバッグです。カバンに入れておけば、急な買い物にも対応できます。
圧縮袋・パッキングキューブ
圧縮袋やパッキングキューブを使うと、スーツケース内を効率的に整理できます。
特に、ヨーロッパ旅行では帰りにお土産が増えることが多いため、行きは余裕を持たせておくことが大切です。圧縮袋で衣類をコンパクトにまとめておけば、帰りの荷物も収まりやすくなります。
ネックピロー・アイマスク・耳栓(長時間フライト対策)
ヨーロッパへのフライトは12時間前後の長時間になります。快適に過ごすためのグッズを持参することをおすすめいたします。
- ネックピロー:首をしっかり支えるタイプがおすすめ
- アイマスク:機内の照明対策に
- 耳栓またはノイズキャンセリングイヤホン:騒音対策に
- 着圧ソックス:むくみ防止に効果的
これらがあると、長時間フライトでも比較的快適に過ごせます。
ティッシュ・ウェットティッシュ(トイレ有料対策)
ヨーロッパでは公衆トイレが有料のことが多く、0.5〜2ユーロ程度の料金がかかります。また、トイレットペーパーがない場合もありますので、ポケットティッシュは必ず持参してください。
ウェットティッシュは、レストランでおしぼりが出ないことが多いヨーロッパでは特に重宝します。除菌タイプのものを持っておくと安心です。
折りたたみ傘・晴雨兼用傘
ヨーロッパは天候が変わりやすいため、折りたたみ傘は必須アイテムです。特に西欧(イギリス、フランス、オランダなど)では、突然の雨が多いです。
夏のヨーロッパでは日差しが強いため、晴雨兼用の日傘があると便利です。ただし、ヨーロッパでは日傘をさす習慣がないため、少し目立つかもしれません。
現地で買えるもの・日本から持参すべきもの
すべてを日本から持っていく必要はありません。現地で購入できるものと、日本から持参すべきものを整理しておきましょう。
現地で購入できるもの(シャンプー、化粧品、服など)
ヨーロッパのドラッグストア(dm、Rossmann、Bootsなど)やスーパーマーケットでは、多くの日用品を購入できます。
現地調達できるもの
- シャンプー・コンディショナー
- ボディソープ
- 基本的な化粧品(ただしブランドは異なる)
- 衣類(Zara、H&Mなどのファストファッション)
- 日用品全般
ただし、日本製品は入手困難なことが多いため、こだわりがある場合は持参してください。
日本から持っていくべきもの(常備薬、日焼け止め、生理用品など)
海外で購入できる医薬品は日本とは成分が異なることがあります。以下のものは日本から持参することを強くおすすめいたします。
日本から持参すべきもの
- 常備薬:風邪薬、胃腸薬、頭痛薬、下痢止めなど
- 日焼け止め:日本製の使用感が優れている
- 生理用品:日本製の薄型ナプキンは海外では珍しい
- 目薬:海外の目薬は成分が強いことが多い
- 虫除けスプレー(夏の場合)
- 花粉症の薬(春の場合)
医薬品を持参する際は、英文の処方箋や説明書があると、入国審査でスムーズです。
よくある質問
Q1. ヨーロッパ旅行に変換プラグは必要ですか?
A: はい、必ず必要です。
日本のコンセント(Aタイプ)はヨーロッパでは使用できません。ヨーロッパの多くの国ではCタイプのコンセントが使われていますので、Cタイプの変換プラグを持参してください。イギリスはBFタイプですので、イギリスを訪れる場合は別途必要です。
Q2. 現金はいくら持っていけばいいですか?
A: 3〜5万円相当が目安です。
ヨーロッパはキャッシュレス化が進んでいますが、小さな店舗や市場では現金が必要な場合があります。また、チップや緊急時のためにも、ある程度の現金は持っておくと安心です。両替は日本の空港で行うか、現地のATMで国際キャッシュカードを使って引き出す方法があります。
Q3. SIMカードとWi-Fiルーターどちらがおすすめ?
A: 一人旅ならeSIM、複数人ならWi-Fiルーターがおすすめです。
eSIMはスマートフォン上で設定するだけで使え、荷物が増えないメリットがあります。一方、Wi-Fiルーターは複数人でシェアできるため、グループ旅行ではコスパが良くなります。ただし、ルーターは充電や持ち運びの手間がかかりますので、利便性ではeSIMに軍配が上がります。
Q4. スリ対策で気をつけることは?
A: 貴重品は分散して持ち、常に警戒心を持ってください。
ヨーロッパの観光地ではスリ被害が多発しています。セキュリティポーチを使って貴重品を服の下に隠す、リュックは前に抱える、財布は内ポケットに入れるなどの対策が有効です。また、人混みや地下鉄では特に注意してください。
Q5. ヨーロッパ旅行の荷物は何キロまで?
A: 航空会社によって異なりますが、一般的に預け荷物は23kg、機内持ち込みは7〜10kgです。
各航空会社の規定を事前に確認してください。LCC(格安航空会社)は預け荷物が有料の場合も多いです。重量オーバーの場合、追加料金がかかりますので、出発前に荷物の重さを量っておくことをおすすめいたします。荷物用のスケールを持っていくと、帰りの荷物チェックにも便利です。
まとめ:ヨーロッパ旅行の持ち物準備を完璧に
ここまで、ヨーロッパ旅行の持ち物について詳しくご紹介してきました。最後に、ポイントを整理いたします。
初めてのヨーロッパ旅行の方 → 必需品10選を最優先
- パスポート(残存有効期間3ヶ月以上)
- クレジットカード(VISA/Mastercard、2枚以上)
- 変換プラグCタイプ(イギリスはBFタイプ)
- eSIMまたはWi-Fiルーター
- スリ対策グッズ(セキュリティポーチ、スマホストラップ)
リピーターの方 → 地域別・季節別で最適化
- 西欧:防犯グッズと石畳対策の靴
- 北欧:徹底した防寒対策
- 南欧:日差し対策と教会入場用の服
- 東欧:現金の準備と言語対策
旅行準備の3つのポイント
- 出発2週間前にチェックリストを作成:本記事のチェックリスト表を活用して、漏れがないか確認
- 貴重品・電子機器は分散して持つ:スリ対策として、すべてを1か所にまとめない
- 液体物は100ml以下で準備:機内持ち込みルールに従い、小分け容器を活用
ヨーロッパ旅行は、歴史的な建造物や美しい街並み、美味しい料理など、魅力が満載です。万全の準備をして、素敵な旅行をお楽しみください。
この記事が、皆さまのヨーロッパ旅行準備のお役に立てば幸いです。



